・日本人が「崇める」 西側MSM(メイン・ストリーム・メディア)の『体質』

 

 

‐【再再追記】とうとう金正恩氏が「危篤状態」になってしまった!‐

 

‐【再追記】ほらね、MSM(メイン・ストリーム・メディア)は「嘘つき機関」ってわかったでしょ?‐

 

以前、北朝鮮金正恩委員長に関する『米CNN』発「フェイクニュース」が垂れ流されたことは記憶に新しい。とりわけ日本社会では「官民総出」で、過去の植民地被害国(朝鮮や中国)に対する、恥知らずな居直りと忘却・憎悪が蔓延っているがゆえ、こうした「自分好み」の宗主国からの偽情報は、喉から手が出るほど欲しい『麻薬』なのだ。


 

さて、今回は「そういう憎悪」から一歩退いた場所にいる“ロシアに関する政治デマ”ですが、そこはやはり植民地、早速取り上げられていた。

 

日本經濟新聞 『ロシア、アフガンの米兵殺害で報奨金提供か』

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60953020Q0A630C2000000/

 

とりわけ、米国社会では「トランプ」「ロシア」「中国」の三大分野が『憎悪の対象』となっている。

 

‐シアトル自治区『CHAZ』解散/美談とならぬアイデンティティ政治‐

 

アメリカ人限定「偽の人権政治」が蔓延り、その中で『駐留米軍撤退』『ロシア講和』を実現しようと試みたトランプ大統領は、まさに『軍産複合体』の意向に逆らうかたちとなり、主要政党やマスコミから、あらゆるバッシング虚偽疑惑をでっち上げられ、腹心のバノン氏も失い、その力を「すべてもがれる」結果となってしまいました。

 

‐「トランプの死」は、バノン氏解任によってもたらされた‐

 

モノリンガル不勉強日本リベラルは、そういう「政治の複雑性」を理解することもできず、アメリカ『BlackLivesMatter』を礼讃し、「独裁者」トランプを憎み「自由」で「民主的」なマスコミや反対政党に好意を寄せている時点で、認識レベルは“お察しの程度”である。

 

2020年6月28日
ケイトリン・ジョンストン

 

あらゆる欧米マスコミは、ニューヨーク・タイムズ最初に報じた話題、諜報機関が、アフガニスタンでアメリカと同盟国の占領軍への攻撃に、タリバーンとつながる戦士にロシアが報奨金を支払ったという主張について、何の証拠も引用せず、何の情報源もあげずに、金切り声を上げている。この記事の執筆時点でも、おそらく永久に、この主張に対する諜報機関名も証拠も全く提示されない。

 

我々が昨日論じたようにイラク侵略後の世界における、匿名秘密工作員による証拠がない主張に対する唯一正しい対応は、反対の、確かな独立した証明可能な証拠の山が供給されるまでは、彼らがウソをついていると考えることだ。逆に、ニューヨーク・タイムズが、こうしたことに関しウソをつく実績で知られている諜報機関要員による、こうした証拠なしの主張をおうむ返しすると決めた事実は、まさに、ジャーナリズム違法行為以外の何ものでもない。欧米マスコミが、これら依然100パーセント根拠がない主張を現在満場一致で、おうむ返しにしている事実は、まさに公式プロパガンダ以外の何ものでもない。

 

マスコミが文字通り、この全く証拠がない話題で、お互いの「素晴らしい報道」を確認したと主張して、合意をでっちあげ、オーバートンの窓を縮小する欧米プロパガンダ機構は今や本調子だ。

 

 

我々は@nytimesのスクープを確認した。アフガニスタンで連合軍を攻撃するため、タリバンにつながる過激派闘士に、ロシア軍のスパイ部隊が報奨金を提供した。@nakashimae @missy_ryan 私と @shaneharris https://t.co/R9tQf89L7G
- John Hudson (@John_Hudson) 2020年6月27日

 

 

「ウォール・ストリート・ジャーナルとワシントン・ポストと我々の報道を確認した」NYT記事共著者チャーリー・サベージが何時間も前にTwitterで書いた

 

「我々はニューヨーク・タイムズのスクープを確認した。アフガニスタンで連合軍を攻撃するため、タリバンにつながる過激派闘士に、ロシア軍のスパイ部隊が報奨金を提供した。」ワシントン・ポストジョン・ハドソンTwitterで書いた。

 

「ロシアがアフガニスタンで、タリバーンに、アメリカと連合軍部隊に標的を定めるよう金を払ったとアメリカ諜報機関が評価したことについて報じたニューヨーク・タイムズの素晴らしい報道と我々は一致したが、これはかなり衝撃的な進展だ」ウォールストリート・ジャーナルゴードン・ルボールドTwitterで書いた

 

これら三人全員ウソをついている。

 

彼が共同執筆したワシントン・ポスト記事「ニューヨーク・タイムズのスクープを確認した」というジョン・ハドソンの主張は、彼の中心的主張に関して「アメリカ人を標的にする作戦におけるロシアの関与が、もし確認されれば」と「アメリカ人に対する暴力をかき立てる試みが、もし確認されれば」と「もし確認されれば」という言葉を二度使っている。これはもちろん、これらが、実際、確認されていないことを認めているのだ。

 

ゴードン・ルボールドが共同執筆したウォールストリート・ジャーナル記事は、匿名の「人」のみ引用しているが、諜報報告について同じ確証がない主張を繰り返している、NYTの情報源とは違う人物だと我々が信じる理由は皆無だ。ルボールドの「衝撃的進展」の記事は、「報告に詳しい人が言った」と「それに詳しい人が述べた」以外、実際に起きた証拠を引用していない。

 

ハドソンとルボールド二人が、ニューヨーク・タイムズ報道を確認したことについて、ウソをついたという事実は、彼らが確認したと言ったとき、サベージもウソをついていたことを意味する。彼らが報告を「確認した」と言うとき、彼らが本当に意味しているのは、合意したということだ。彼ら三人が実際にしたのは、匿名秘密工作員が、大衆に信じてほしいと望むことを彼らの非常に影響力のあるマスコミを無批判で、オウム返しするために使ったことで、CIA報道発表を無料掲載するのと同じことだ。それは、不透明で、責任を負わない諜報機関のための無節操な速記行為で、許しがたいことだ。

 

 

「ワシントン・ポストもWSJも我々同様、同じ匿名の「当局者」から電話を受けた。
彼らは証拠のないおとぎ話を聞かされた。
彼らの速記者は、我々と同様、それを従順に書き留めた。
我々全員が誇らしげにそれを掲載した!」
#confirmation https://t.co/bEZ2OYgsxb
- Moon of Alabama (@MoonofA) 2020年6月27日

 

 

こういうことは決して起きてはならない。ニューヨーク・タイムズは、ワシントン・ポストと同様、イラク侵略に至らせた、秘密工作員の証拠がない主張を、無批判でオウム返ししたのは間違いだったと自ら認めた。タリバン兵士が、違法の占領軍を攻撃するために、どんな報奨金であれ要求すると信じる理由はない。ロシア政府は、これらの主張を否定した。タリバーンは、これらの主張を否定した。トランプ政権は、大統領も副大統領も、問題になっている秘密工作員報告の、いかなる知識も持っていたことを否定しこの話に執着して推進しているリベラル派の中心的主張非難している。

 

それでもこの話は、文字通り、証拠皆無なことに基づいているにもかかわらず、魔法のように、確定した事実に変えられているのだ。

 

CNNなどのマスコミは「アメリカ兵を殺すためアフガン過激派戦士にロシアが報奨金を提供した」という見出しで、これを実証された事実かのように欺いて報じている。こうした、いいかげんな見出しに、「イギリス兵士を殺すため、ロシアが報奨金を提供した」という、ごまかし見出しのガーディアンや、匿名のイギリスの秘密工作員に記事を「確認し」、「ロシアがタリバン兵士にアフガニスタンでイギリス軍隊を攻撃するよう金を払った」と報じる、マードックが所有するスカイ・ニュースのようなイギリス・マスコミまで参加している。

 

この全く空虚な物語を、欧米宣伝屋連中は、事実もなく、証拠もなく、確実にジャーナリズムでもなく、むき出しの言説支配の力で、主流マスコミの合意に変えている。今や、ジョー・バイデンが、またしても「この言語道断な国際法の違反のかどで、ロシアに、いかなる種類の制裁を課したり、罰を課したりし損ねている」ので、今回は、好戦的姿勢が不十分だとトランプを非難している。

 

ジョージ・W・ブッシュの従僕リチャード・ハースも、これら根拠がない主張に対する「相応の反撃」を奨励している。

 

 

ロシアは、アフガニスタンでは、アメリカ軍に対し、アメリカ国内では、我々の民主主義国家に対し、秘密戦争を実行している。制裁やサイバー攻撃や、国内でプーチンへの異議申し立てなど相応な反撃が、ウクライナやシリアにおける軍事駐留に対するロシアの代償を増やすだろう。https://t.co/c0Mc7sLriO
- リチャード・N・ハース(@RichardHaass) 2020年6月27日

 

 

「ロシアは、アフガニスタンでは、アメリカ軍に対し、アメリカ国内では、我々の民主主義国家に対し、秘密戦争を実行している。」ハースニューヨーク・タイムズ記事にリンクしてTwitterで書いた。「制裁やサイバー攻撃や、国内でプーチンへの異議申し立てなど相応な反撃が、ウクライナやシリアにおける軍事駐留に対するロシアの代償を増やすだろう。」

 

ハースは、大半の主要アメリカの報道機関に手先がいる、非常に影響力があるシンクタンク、外交問題評議会会長だ。

 

実際、ジャーナリズムの学校で学ぶあらゆることと全く反して、この物語を人々に無理やり押しつける統一行動は、アメリカ軍隊の安全のいかなる懸念にも無関係で、既存の外国政策議題の推進を狙っているように思われる。評論家たちが、この新たな進展が、アメリカ・ロシア間の最後の核条約や、アフガニスタンでのアメリカ軍事駐留縮小や、既にハースが公然と認めているように、シリアでの平和のいかなる可能性も破壊するのに、ちょうど間に合う時期に生じていることを指摘している。

 

「この話題は、アメリカ-ロシア軍備管理協議を妨害するのに、ぴったり合わせて公表されている」Antiwarデイブ・デキャンプツイッターで指摘した「アメリカが新軍備競争、 もしかすると核実験さえ準備をしているので、ニューヨーク・タイムズは、世界をずっと危険な場所にして、新STARTを無効にする大きな口実を提供している。ロシアゲートは、トランプに軍備管理合意から手を引くための口実になった。最初は、INF、それからオープンスカイ、今は多分、新STARTだ。ロシアとのどんな協議や交渉も、この雰囲気で勢いをそがれ、このタイムズ記事は事態を更に悪化させるだろう。」

 

「アメリカ政府「諜報」機関(つまり国家が運営する組織犯罪ネットワーク)がアフガニスタンでの(確かに非常に不十分な)和平会談を妨害したがっている」ジャーナリストベン・ノートンTwitterで書いた「彼らは両方の良いとこ取りをした。ロシアの「恐ろしい幽霊」を非難し、新冷戦に拍車をかけ、軍事占領を延期している。ロシアに関するこれら疑わしい欧米諜報機関の主張が、和平会談における急進展のほんの数日後に起きたのは偶然の一致ではない。アフガニスタンの戦略地政学的位置(と何兆もの価値がある鉱物)は彼らにとって余りに重要なのだ。」

 

 

我々は、アフガニスタンでのほぼ20年間の戦争を終わらせることを目指した和平会談を、欧米諜報機関がどのように脱線させているかをリアルタイムで見ているのだ。
最初、匿名アメリカ・スパイがこのうわさを広めた。今匿名ヨーロッパ・スパイが同じことをしている。商業マスコミはキャンデーのようにそれを消費する
https://t.co/l6Rze37MZx
- ベン・ノートン(@BenjaminNorton) 2020年6月27日

 

この悪辣な心理作戦を広げる上で、全ての関係者は絶対に下劣だが、情報に通じた国民を作り出し、権力に責任を問うという不可欠な仕事を託されたマスコミ支配層にこそ、特別な軽蔑が向けられるべきだ。自身をジャーナリストと呼び、連中の匿名を守り、秘密工作員の全く証拠がない主張を無批判でオウム返しするとは、一体どれほど無節操な売春婦だろう? これらの帝国の売女連中は彼らの威厳の切れはしを絶滅させるため、どれだけ頑張ったのだろう? これには驚かされる。

 

欧米世界で最も影響力がある報道機関が、世界で最も強力で、下劣な諜報機関が言うことを何であれ、全く無批判にオウム返ししながら、振り返って、自己認識のかけらもなしに、ロシアと中国は国営メディアを持っているから悪いと言う様は実に滑稽だ。

 

時として、我々ができるのは、ただ笑うことだ。

 

マスコミに載らない海外記事 

『このロシア-アフガニスタン記事は最も下劣な欧米プロパガンダ』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-a044c9.html

 

筆者ケイトリン・ジョンストン氏は、以下の記事で続きを述べておられる。

 

‐『国際法』とは「世界的強者」の専売特許である‐

 

戦争大好き、自分たちの人権「だけ」を守ろうとする米民主党リベラル連中こそが、軍産複合体の『ヒモ付き集団』であることは、もはや白日の下にさらされたが、実態はグローバル金権政治に過ぎない「民主主義」を、自己正当化他者批判のイデオロギーとして濫用し、差別や分断を生み出す“諸悪の根源”であることを、本当に人々の権利を大切に考える方ならば、決して無視できる問題ではないだろう。

 

“見せかけの権威”にひれ伏してはならない。

 

あらゆる物事に対して「常に自分の頭で考え」、関係する情報素材を集め、認識を組み立てていくことが、本当の意味『人々を自由にさせる』のです。

 

 

<参考資料>

 

・Cluttered talk blab blab blab 『ニューヨーク・タイムズ誌が驚愕のデマを報道する時代って』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12607942013.html

 

・マスコミに載らない海外記事 『このロシア-アフガニスタン記事は最も下劣な欧米プロパガンダ』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-a044c9.html

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

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