‐自分の「信ずる物語」に陶酔するリベラル‐

・祭りで気になったこと

投票日まで残すところ２日となった『れいわ祭２』。

たいへん楽しみにしていたが、とある人物の登場で気分が台無しになった。

※本家の動画が貼り付け不可だったので、別のアカウントのものを掲載します

『「れいわ祭2」れいわ新選組東京・新橋駅SL広場 2019年7月19日』

参議院 unofficial-House of Councilors

https://www.youtube.com/watch?v=iC9mLptVTaA

・世界は、むしろ「分断化」に進んでいるのだが・・・

https://www.youtube.com/watch?v=iC9mLptVTaA

動画１４分４４秒以後、森達也氏は「世界中で集団化が進んでいる」が持論を展開。それが日本だけの現象でなく、トランプ氏やプーチン氏、習近平氏やドゥテルテ氏を悪党にして、いずれも短絡的に「独裁的」だと口撃した。

正直、各国の政治情勢や地域の歴史を無視しすぎている。

Duterte is under attack of...

ドゥテルテ大統領を挙げるにせよ、しっかり英語で現地の情報を理解していれば、そんな訳の分からない「妄想」に駆られることもないのに、森氏は随分と残念な方向に自らの考えを補強して満足しておられる。

日本の「自称知識人」のいけないところは、海外のニュース、それを自ら外国語を駆使して一次資料を掴むのでなく、西側大メディアの二次三次の「又聞き情報」を「そのまま鵜呑み」にして、したり顔で世界を語りたがるところだ。

それがどんなに愚かなで人々にミスリードを誘うことかは、幾多の記事で示してきた。

‐マスコミは常に大企業の「支配下」である‐

‐軍産複合体(大企業)＝既成政党＝戦争‐

全米を震撼させた「ブレット・カバノー事件」の真の意味

軍産複合体の問題や、アイデンティティ・ポリティクス含め、後者は巨大企業やマスメディアが、アメリカの戦争経済を持続させる意味において、ありもしない属性を引っ張りだして、分断と憎悪の人権戦争を引き起こし、社会を泥沼の分断状態にさせ、大衆を反戦運動や大企業への批判に向かわせない「必死の工作」の末なのだ。

ここでの森氏の「考え」と、世界の「実情」があまりにも乖離していることが伺える。

・人間は「信じたい物語」にすがる

拙ブログにおいて、北朝鮮や韓国関連、朝鮮学校の記事を書く時も、在日コリアンの友人に尽力してもらい、ハングルの情報やニュースを時間をかけながら翻訳し、ゆっくりと咀嚼しながら記事を書いている。無論、これ自体褒められるものでもなく「当たり前のようにやるべきこと」だし、日本語だけの情報を書くバカは、いたずらにインターネットの信頼価値を下げることに貢献している。

もちろん、これが世界の話なら、どういう次元になるか自明でしょう。

ほんとうに、あまりにも複雑で、一部の「分かりやすい話」にまとめられない。

これがすべてなのです。

しかし日本のリベラルたちは、かつての『シャーロッツビル事件』(２０１７)についても、トランプ氏を「差別主義者」に仕立て上げた前科がある。

‐トランプ大統領に関する記事まとめ‐

ネトウヨもどうしようもないと思っているけど、同時に「知ったかぶってる」リベラルも日本の癌細胞だ。つまり、両者の根本的な心理において「どっちもどっち」だと言うことです。

おまけに、彼らは人の話を一切聞かない。自分たちがどれだけ間違っていようと、「異論」を述べる相手を黙殺し、対話を拒絶している。

実に不誠実で、卑怯だと思わないですか？

緊急アンケート：アメリカ人に聞いてみた「トランプは差別主義者なのか？」その１

緊急アンケート：アメリカ人に聞いてみた「トランプは差別主義者なのか？」その２

実際に、英語ブロガーMichikoさんが、アメリカ人たちとの「生のアンケート」でトランプ大統領が独裁者でもなく、ポール・クレイグ・ロバーツ氏が述べるように、貧しい人たちのために当選した、ロシアとの講和を掲げた平和の大統領であることが確定している。

まさかここで、アメリカ人の当事者で、自国の政治事情に精通する識者の声を「無視」して、モノリンガル文化に浸りきった、島国の垢抜けない「リベラル」の与太話を優先するなら、これほど馬鹿げたことはない。