関係記事

 

‐都合が悪けりゃ「差別」と騒ぐ連中‐

 

‐自分が吹っかけた喧嘩の筋も通せないアメリカ‐

 

 

ポール・クレイグ・ロバーツ氏に関しては、ご存知のない方々もいらっしゃると思いますが、アメリカではレーガン政権時代の重鎮補佐で、現代米国政治の深層を切り取る、重要な識者の一人です。

 

私は氏に関して、海外記事の翻訳や、外国人とのコンタクトを重ねる英語ブロガーのMichikoさん伝手に、約2年前くらいに知りました。

 

その中でトランプ大統領が、これ以上アメリカを戦争国家にさせないために、世界平和の一環として「ロシアとの講和」を公約に選挙を勝利したにも関わらず、「戦争推進派」である米民主党の思惑により、『アイデンティティ・ポリティクス』という、自分が気に入らない相手「人種差別主義者」とレッテル付ける政治を持ち込み、彼に対するネガキャンを「売女マスコミ」経由で大いに展開し、関連する形で『ロシアゲート』という事実無根のデマも吹聴しました。

 

無論、これを支える軍産複合体の政治など、いくつかの重要なワードも認識するように至りました。

 

 

 

『ポール・クレイグ・ロバーツ氏』

 

https://blog.goo.ne.jp/aya-fs710/e/9736493ecdcd278f400ed4c39d263b14

 

 

マスコミに載らない海外記事 『自身の利益に反する形で世界秩序を変えつつあるワシントン』 2019年4月14日 (日)

 

2019年4月11日 

Paul Craig Roberts

 

昨日(2019年4月10日)ある読者が、ウィキペディア項目で私が「現在のロシア政府とその政策を声高に主張する支持者」として中傷されていると警告してくださった。

 

読者は同様に、デイリー・ビースト記事が、私を「プーチン崇拝者」と呼んでいると教えてくださった。読者はウィキペディア項目を編集しようとしたがうまくゆかず、それで彼は、それに注意するよう私に促してくださったのだと言う。

 

私にはウィキペディア項目を書いた人物が私を中傷するつもりだったのか、知らなかっただけなのかどうかはわからない。だが反体制意見はウィキペディア上で誹謗される。それは我々の多くにとって進行中の問題だ。何年も、読者や私を知っている人々が、ウィキペディアの私の記述を訂正されているが、訂正されるとすぐ消され、中傷が復活する。

 

ウィキペディアの問題は、選り抜きの専門家や集団が説明するより、誰でも発言できる時の方が、真実が現れる可能性が高いという信念に基づく理想主義の手法であることだ。この理想主義手法には利点がないわけではない。イデオロギー的な敵がなく、言説を支配するのに懸命な連中にとって脅威でない話題や人々の場合には、大変うまく機能するかもしれない。

 

問題は、もし人や話題が議論の的の、特に公式説明の誤りを立証したり、体制と意見を異にしたりするとそうなる。我々が暮らしている「マトリックス」では、本当のことを言う人は、自分たちの狙いを推進するため言説を支配している連中に歓迎されない。本当のことを言う人は沈黙させられるか、完全に非難され、そうした人々の信用は中傷で失墜させる慣習になっている。

 

それで、私や多くの他の人たちは、9/11に関する公式の証明されていない説明を否定する事実情報を提供すると「陰謀論者」だ、イスラエルによるパレスチナ人虐待や、アメリカ外交政策への影響力を非難すると、反ユダヤ主義者だ、ウクライナやシリアや、欧米で軍事衝突を回避するプーチンの努力について誤解を招かぬよう、はっきりさせると、「ロシアの工作員」あるいは「プーチンの手先」だと非難される。

 

インターネット前の時代、人々を中傷するのは難しかった。新聞編集者は、事実の間違いを修正したり、事実の集合に対して異なる解釈を提供したりする投書は受け入れたが、中傷は避けた。これは中傷が決して起きなかったことを意味しないが、インターネット時代ほど奔放ではなかったのだ。

 

ウィキペディアやインターネットのコメント欄やソーシャル・メディアは、いかなる訂正より先に、人を中傷し、世界中に中傷を広めるのに理想的にびったりだ。だからデジタル革命は、CIAや国務省やモサドのような行政機関や、イスラエル圧力団体や、企業や私的既得権益利益団体、ネオコンのようなイデオロギー活動やアイデンティティ政治や言説の支配で推進したい狙いを持っている政治家にとって天のたまものだった。

 

多くの人々にとっては金が最高の価値なので、公式説明に異論をさしはさむ人々を中傷するために雇われる人々の供給は無限だ。中傷はコメント欄からを始めることができ、更に、ソーシャル・メディア、更にウェブサイトやウィキペディア上へと広がる。

 

ジュリアン・アサンジやエドワード・スノーデンやマニングのような真実を語る人々や、その発言が、強力な民間や政府の既得権益に不都合な内部告発者が中傷されるのだ。

 

中傷は効果的だ。真に受けやすい、情報を良く知らないか、誤った情報を与えられた人々はあふれている。彼らは中傷を額面通りに信用し、中傷された人や考え方を避ける。ジュリアン・アサンジの迫害が画策されているのが実に明快なのにもかかわらず、多くの人々が、彼を「裁判官から逃れているレイプ犯人」「ロシアのスパイ」「政府や人々に対するゆすり」と見ている。

 

要するに、泥の方が事実より良くはり付くのだ。それがデジタル時代における真実の未来に対して、私が楽観的ではない理由だ。多くの人々はデジタル時代を、真実が栄える時代と見ている。私は彼らの考えは理解する。彼らの信念に事実がないわけではない。だがデジタル時代は、印刷時代と異なり、ウソを実に容易に広めることができるので、ウソが繁栄できる時代でもあるのだ

 

(・・・・・・)

 

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2019/04/11/the-problem-with-wikipedia-and-the-digital-revolution/

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-894e58.html

 

 

・『自由主義陣営』に「民主主義」は存在しない

 

正直、私は「民主主義」や「自由」という言葉を、根本から信用していない。

 

なぜならば、それは実に「履行が難しい」、ある種の彼岸にある概念だからです。

 

現実に、それらを標榜している国が、「そうでない国」をディスる時に使い、はたまた自分たちを「正当化するためだけ」に使い、もはや都合の良いタテマエに過ぎず、単なる言い訳にしかならないからだ。

 

同 『アサンジ逮捕は歴史からの警告』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-73fa74.html

 

『ウィキリークス』の創設者であるアサンジ氏が逮捕されたという、それらの陣営の中で「ありえないようなこと」が起き、歴史的にも記録されるような暴挙の中でさえも、まともに報道すらされず、ノートルダム寺院の火災ばかり流し、結局自分たちが一番知られたくないことは隠すんだなと、自分の中で呆れの上書きがされていくばかり、もはや彼らに対する「信用」というものは、ないも同然のレベルにまで落ち込んだ。

 

 

・ロバーツ氏の提言どおり、『中傷』こそがセオリー

 

‐ポール・クレイグ・ロバーツ氏の警鐘に発狂するアメリカ人‐

 

現に、こちらの方で英語ブロガーのMichikoさんが、ポール・クレイグ・ロバーツ氏の警鐘をアメリカ人が集まる現地フォーラムサイトで紹介したところ、多くの侮蔑的な攻撃が寄せられました。

 

 Are you going to have a nuclear war with Russia?

 

『Cluttered talk blab blab blab』より

 

※原文サイト(英語)

 

・Disqus - Americans are going to have a nuclear war with Russia, and get gone for good?

 

https://disqus.com/home/discussion/channel-politicalrhetoricbusters/americans_are_going_to_have_a_nuclear_war_with_russia_and_get_gone_for_good/

 

他にも、彼らが気に食わない言説や主張をすると、「北朝鮮の工作員」認定してきます。

 

‐アメリカでも反米軍は「北の工作員」認定される現実‐

 

こうやって、ひとつでも自分の持てる力を使って、物事に対して考える姿勢を貫くよりも、相手へのレッテル貼りだとか、誹謗中傷をする方が手っ取り早く「相手を落とせる」ので、インターネット世界では、どこでもこのような手法が使われる。

 

‐Youtubeの『悪いコメント』と『良いコメント』‐

 

だから、この問題は結構根が深い。

 

大事なことは、各人が出来るだけ「こうした態度」に迎合しないことだと思う。

 

そもそも、ネットの影に隠れて、相手を貶しまくる行動は「みっともない」と思えるような、まともな感性を前提に、『そういう行動をする人』を許せないと思う心を大切にしつつ、この複雑な世の中で、一見すると正統派に見える「ある言説」についても、ほんとうにそうかなと、もっともっと調べてみて、それぞれが、ただ「与えられる情報」を鵜呑みにせず、それとは別視点の認識をもって、比較し、矛盾を見つけ出していくのが、物事のはじめだと私自身は思います。

 

 

<参考資料>

 

・マスコミに載らない海外記事 『ウィキペディアにおける問題とデジタル革命』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-894e58.html

 

・同 『アサンジ逮捕は歴史からの警告』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-73fa74.html

 

・Cluttered talk blab blab blab 『Are you going to have a nuclear war with Russia?』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12331608402.html

 

 

<ツイッター>

 

【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】

 

https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As

 

 

ブログランキングに参加しております。

皆さまのご支援が頂けるとありがたいです

(下のバナーをクリック)

 

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村