2023年産卵の新潟県産本土ヒラタ。
♂の蛹室の大きさについて、ネットで調べながら、人工蛹室について考えてました。
結果的に正解は分かりませんが、露天掘りしてみて、蛹室が狭そうなら人口蛹室に移す。という方向性でいこうかと...
前回の人口蛹室に移した個体、露天掘りというか、かなりがっつり掘ってますが...
頭上1cm弱くらいは余裕があるでしょうか?でもお尻もボトルの側面に沿って曲がっているので、余裕は1cmも無いです。このまま頭と顎が持ち上がれば、入りきらないと考えました。
散々迷いながらも、蛹化後10日以上経った個体を対象に掘りました(掘ってしまったと言うべきか)
これも
これも
これも
いずれも、頭を起こしたら小さいと思われる蛹室のサイズ。でも、こんなにどれもこれも、小さな蛹室を作るなんてことがあるでしょうか?羽化の段階でいくらか小さくなるだろうから、それを織り込み済みでの自分専用サイズかな?
結局5匹(5頭?、画像は4頭ですが)の♂を人工蛹室へ
これが、良かったのか悪かったのかは分かりませんが、その後もネットで調べてみました。
- 本来自分に合った大きさの蛹室を作るので問題ない。小さいと思うのは人間の勝手な誤解。
- マットが固詰め、温度が低いと小さい蛹室になる。
- ボトルの壁が邪魔して本来作りたかった形、大きさの蛹室にできない場合がある。
- 蛹室が小さいと、頭が起こせない、顎が曲がるなどの羽化不全の原因となる。
- 成虫サイズより小さい蛹室だったが完品羽化ということもよく聞く。
- カビやキノコ、ボトル底面で水が溜まる等がなければ、人工蛹室は不要。
結局のところ、どちらの意見も本当なんでしょうね。同じ個体で両方はできないので、どっちが良かったかは分からないし、個々の実績からの判断なんでしょうね。羽化不全の原因も蛹室の大きさだけではないですし…
- 確かにマットは固詰めだったと思う(自作のツールで調子にのって)
- 人口的な環境で本来の自分に合った蛹室が作れるのか?
- 掘ることや、人口蛹室に移す際に刺激を与えてしまうことが結局一番悪いのでは?(昨年蛹で★になったのが♂ばかりだったのは、私が観察し過ぎたから?)
などと考えていましたが、何より調べてみて重要だと気付かされたのは「人口蛹室の出来栄えも重要だということ」。特に横幅。
昨年、あまり考えずに作った蛹室で完品羽化できたもんだから、人工蛹室に変な自信を持ってましたが、急に不安になってきました
大丈夫か?
大丈夫なのか?
2枚目の右側は蛹室が多き過ぎるかな?
掘っていない♂の蛹は残り3匹。蛹化後1週間程度ですが、幼虫体重最大個体も含まれるのでとても悩ましい。結局、人工蛹室の作成技術にも左右されるし、刺激も与えるし、どちらかというと、人口蛹室に移すのはリスクの方が多いのかなという感じがしています。
完品羽化が一番なんですけど、蛹の姿が見えて羽化にも立ち会えるってのが、クワガタ飼育の醍醐味というか、蛹の全容が観察できるってのはワクワクしますよねそれもあって掘ってしまう私です
残り3匹は、ボトルの窓からほとんど中が見えなくて面白みがないけど、そのままにしようかな。
とにかく、無事に羽化するのを祈るのみです