初めて挑んだ2022年~2023年にかけての新潟県産ヒラタクワガタ繁殖計画の最終報告。

 

セット①での未掘り出し(9月3日時点)の4個体のその後。

 

No.13 蛹♂ ⇒ ★

 

No.16 

期待の大型新人でしたが、暴れが酷く、8月8日にマットに移した個体。9月20日に蛹化を確認。

蛹室が狭そうな雰囲気だったのと、マットにカビが少し見られたので、9月22日に人工蛹室へ

これまで私が飼育してきた♂の蛹室としては個体の大きさに対して少し小さ目の蛹室でした。

とりあえず、急ごしらえの蛹室に

 

9月23日、かなり余裕を持った蛹室に移動。前日よりだいぶ黒っぽくなってきました。

 

9月25日 頭の部分もかなり黒くなり羽化も近そう。

 

9月27日 羽化確認、26日は観察しなかたので、26日の羽化かもしれません。翅もぴったり閉じてます。

 

10月7日 羽根も黒くなりました。

が、お腹はまだ赤い。

左腹部は翅に納まっているけど、

右腹部は、翅に納まらずパンパン。きちんと納まってくれるのだろうかと心配。

 

10月29日 右腹部も綺麗に納まってました。

 こんなに凹むんですね。だからエサも食べずに長い間、じっとしていられるのかな。

 

完全体です。♂ 56mm。暴れで体重を落としたのかサイズは伸びませんでした。

 

No.19 ♀ 36.0mm 完全体。

 

No.20 居食いかと期待しましたが、

居ませんでした。内部に食痕も一切無し。投入直後に★だったのかもしれません。

 

ということで、セット①の最終結果は

セット① 親 WD ♂55mm ♀32mm
No. 雌 雄 サイズ 不 全
No.01 58.0mm
No.02 37.0mm
No.03 37.4mm
No.04 60.0mm
No.05 59.8mm
No.06 蛹 ⇒ ★
No.07 36.8mm
No.08 36.7mm
No.09 35.0mm
No.10 37.0mm
No.11 55.0mm 翅隙間
No.12 53.0mm 翅隙間
No.13 蛹 ⇒ ★
No.14 蛹化不全 ⇒ ★
No.15 37.0mm
No.16 56.0mm
No.17 36.8mm
No.18 37.0mm
No.19 36.0mm
No.20 幼虫で★

 

♂9匹、♀10匹という結果でしたが、♂9匹の内3匹は蛹のまま★になってしまいました。また翅に1mm程の隙間ができてしまったのが2匹。対して♀は全て完全体。♂は人口蛹室の方が無難なのかなという印象です。

 

他のセットは

 

セット② 親 WD ♂54mm ♀26mm
No. 雌 雄 サイズ 不 全
No.21 未だ幼虫

※11月5日現在

 

蛹室を作っていたようだったので、人工蛹室に移しましたが、その後、1ヶ月このままの状態。セミ化の恐れ大です。

 

セット③ 親 WD ♂53mm ♀25mm
No. 雌 雄 サイズ 不 全
No.22 35.4mm

 

今回唯一のマメピカヒラタ。セット②、③は、割出も遅くマット飼育だったので、このような結果だったのかな。

 

 以上、初めての本土ヒラタクワガタWDの繁殖に挑んだ結果でした。

 

 尚、セット①、②の種親は♂♀いずれも★になりました。

 在りし日のセット①の種親 ♂ 

 今回のNo.1~20までは、♀32mmの持腹の子かもしれませんが、2023年の15匹の幼虫はこの♂の子です。2年間ありがとう。

 

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