ENSEMBLE ni-ke -56ページ目

みかんとRiRiさん

ENSEMBLE ni-ke-CA3K00470001.jpg何だ?


ENSEMBLE ni-ke-CA3K00510001.jpgクンクン


ENSEMBLE ni-ke-CA3K00480001.jpgちょっと怖いかも…


ENSEMBLE ni-ke-CA3K00460001.jpgまずは右手で!


ENSEMBLE ni-ke-CA3K00500001.jpg左手も大丈夫かな?


ENSEMBLE ni-ke-CA3K00540001.jpgどうやら悪いヤツではなさそうだ。


ってさぁ、机に乗るのも食べ物で遊ぶのもダメでしょ(笑)!!

この後、みかんを落として父母にがっつり怒られます。



maiko

良い楽器・良い音色とは・・・②

昨日のブログの続きというか、まとめを書かせていただきたいと思います。

数百年前に製作され、現代では数億円の値段がついている、いわゆる「名器」と呼ばれるストラディバリウスなどの楽器(ヴァイオリン)と、現代に作られた楽器とでは、本当に音色に違いがあるのか?というお話です。

このお題の元になったYAHOOの記事(前日のブログ参照)のように科学的な根拠があるわけではないのですが、僕の個人的な見解からの意見を以下に述べさせていただきます。少し長くなりますが、お読みいただけると大変嬉しいです。


まず、楽器の「音色」の良し悪しは、「音楽」の良し悪しを判断するのと同じく、個人の感覚に多分に左右されるものであると思います。そして、時代が移り変われば、その時代ごとに求められるものも変わってくると思います。

少し極端な例えですが・・・何百年も味とレシピが変わることなく受け継がれてきた、その当時非常に美味と言われてきた料理と、現代において非常に美味と言われている料理を、現代人の我々が食べ比べた時に、どちらをおいしいと感じるのか・・・ということを想像していただければと思います。
答えは人によっても違うでしょうが、この場合で言えばおそらく「現代の料理」と答える人のほうが多いのではないでしょうか(勿論実験はしていませんが・・・)。もしそういう結果になるのだとしたら、それは前回書いたブログの中の、立花さんからの回答にあった「職人の技術の蓄積による質の向上」も大いに関係していることと思います。

個人によって異なる感覚や、楽器製作技術の向上などについて考えると、いわゆる「名器」と「現代の楽器」とで、誰もがそれと判るような明確な音色の違いがあるとは考えにくいと思います。さらに言えば、名器の「音」だけにスポットを当てた時に、その音色に数億円の価値があるのかと言われれば、僕の見解としては「NO」と言わざるを得ません。

しかしそれは、楽器の「音」だけに注目した場合の話です。

ヴァイオリンという楽器の恐ろしいところは、数百年前の楽器が完全な形で現存しており、さらに、その楽器がバリバリの現役選手であるという点にあります。特に僕らのような笛吹きからすると、それはとんでもない話なのです。

「ストラディバリウス」や「グァルネリ」は、はっきり言うと「歴史的遺産」なのです。遺産なのですが、ただ博物館に飾られているような遺産ではなく、「現役で楽器であり続ける遺産」なのです。
だから、これらの名器に数億円の価値があるのは、遺産としての価値が高いという要因が大きいのだと思います。
数百年前当時に傑作と言われた楽器が現存しており、それを現代にもそのまま演奏で使用している、という「文化」に、数億円の価値があると言えるのではないでしょうか。
立花さんの奥様からの回答にあった「長い歴史を持つ楽器がなくなるようなことはさびしいし、それは音楽の歴史なのだから、これから時代が変わっていっても、ずっと残っていってほしいなと思います」という言葉にもあったように、これらの楽器を演奏して受け継いでいくということは、その文化を守ることにもつながると思いますので、私達が楽器の「音色」だけに着目して音楽を聴くことは、「音楽の文化を守る」という視点から見ると、大変危険なことなのかもしれません。

しかし本音を言えば「ウン億円とかはさすがに高すぎだろ・・・」と、どうしても思ってしまいますけどね・・・。


余談ですが、以前知り合いのチェリストの方から意見を求めた際には、その方は「ロストテクノロジー」のことを引き合いに出して、「やはり名器が出す音色は現代の楽器とは違う」と仰っていました。
やはり様々なご意見があるようです。
この件については、これからもいろいろな方からご意見を聞いていきたいと思っています。

やっぱり、楽器や音楽っておもしろいですねぇ!!


REN

良い楽器・良い音色とは・・・①

1月4日のYAHOOニュースにこんな記事が載っておりました。

ヴァイオリン名器の音色、現代モノと大差なし?

以下、記事の内容です↓

何億円もすることで有名なヴァイオリンの名器「ストラディバリウス」や「グァルネリ」は、現代のヴァイオリンと大差ないとする意外な実験結果を仏パリ大学の研究者らが3日、米科学アカデミー紀要で発表した。

研究チームは、2010年、米インディアナ州で開かれた国際コンテストに集まった21人のヴァイオリニストに協力してもらい、楽器がよく見えないよう眼鏡をかけたうえで、18世紀に作られたストラディバリウスや、現代の最高級ヴァイオリンなど計6丁を演奏してもらった。どれが一番いい音か尋ねたところ、安い現代のヴァイオリンの方が評価が高く、ストラディバリウスなどはむしろ評価が低かった。

研究チームは「今後は、演奏者が楽器をどう評価しているかの研究に集中した方が得策」と、名器の歴史や値段が影響している可能性を指摘している。



非常に興味深い内容でしたので、ブログに書かせていただくことにしました。
今日は久々に私RENがお送りいたします。


まずはっきり言いますと、僕は音だけでその楽器が名器かどうか判断できる自信は全くありません。
そもそも、大切なのはその楽器の音色ではなく、奏者が作る音色と音楽だと思っています。


僕の意見だけを述べるとなんとなく胡散臭くなってしまうので、今日は知人からもご意見をお聞きしています。


まずは、札幌を拠点として活動されている新進気鋭のフルーティスト、立花雅和さんからいただいたご意見を以下に記載させていただきます。

フルートも一昔前は金のフルートでなければプロの演奏に耐えられないと言われましたが、今は総銀でも素晴らしいフルートが数多くあります。職人の技術の蓄積によって楽器全体の質の向上するという現象が、ヴァイオリンでも起きているのでは。
ましてやストラディヴァリから300年切磋琢磨したのですから、フルートの比ではありません。また、演奏家ならばたとえ酷い楽器でもそれなりの音色で演奏できる(はず)ですし、聞き手の好みや楽器の状態など様々な条件で、公平中立に評価するのはコンクール以上に難しいでしょうね。

やはり、プロの演奏家からのご意見は重みがありますね。素晴らしい回答をいただきました。
「楽器製作技術の向上」という視点は、名器と言われる楽器と現代の楽器を比べる上では非常に大切な部分であると僕も感じます。


次に、大変おめでたいことに昨年ご結婚された立花さんの奥様からもご意見をお聞きしていますので、そちらも記載させていただきます。
ちなみに、何の御縁か立花さんの奥様はなんと僕の幼馴染で、小学生の時からの知り合いなのです。だから「奥様」なんて言ってると怒られてしまいそうなんですが・・・。
奥様は演奏家ではありませんが、もともとピアノやパーカッションをやっていた方で、現在は札幌の音楽事務所に勤務されています。音楽に精通しているだけあって、非常に興味深い視点からご意見をいただきました。

演奏者も楽器も、共に成長していくものではないかって話を(立花さんと)二人でしていました。弾き手の努力と心があってこその楽器かな、と。
楽器もその人の音楽の一部だろうけど、その人自身が楽器を鳴らしているわけで、楽器が演奏しているわけではない・・・と、あたりまえなんだろうけど、この記事を見て改めてそう思いました。
私は、演奏を聴きに行くときは楽器よりも演奏する人に興味があります。
演奏を聴いて何かを感じたら、楽器よりもその人の生い立ち、どんな環境で音楽を勉強して今に至っているのかとか、普段どんな音楽活動をしているのかとか、趣味は何かとか、その人自身にスポットを当てちゃうなぁ、と。
高価な歴史ある楽器でも、お手頃なお値段の楽器の演奏でも、自分がそのときいいなと思った音楽が一番!と思います。
でも、長い歴史を持つ楽器がなくなるようなことはさびしいし、それは音楽の歴史だし、これから時代が変わっていっても、ずっと残っていってほしいなと思います。


聴衆としての目線からの貴重で鋭い回答をいただきました。
やはり演奏というのは聴衆あってのものなので、演奏する側は、聴衆が何を求めているのか、ということを第一に考える必要があるのだと、このご意見を聞いて改めて考えさせられました。


非常に素晴らしいご意見をいただいたところで、自分の意見をまとめて書きたいのですが・・・
長くなってしまいそうなので、それはまた次回書きたいと思います。


立花さん、幼馴染である奥様、ご協力誠にありがとうございました!(_ _)


REN

明けまして

おめでとうございますキラキラ

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『もう、年が明けたんですか!?』

リリさん、びっくりしております。


『今年のアタシはちょっと違うの。
お家を縦にカスタマイズしたのよ。』
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中に入っているクッションをどかして、自分のポジションを見つけました。


今年もリリさんとni-keを宜しくお願いしますビックリマーク


maiko

今年最後

もうすぐ年が変わりますね。


今年はni-keにとって、沢山の出逢いに恵まれ、多くの演奏機会をいただくことが出来た年となりました。

ni-keに手をつけ、足を踏み入れていただいた皆さん(笑)
本当にありがとうございました。


『また』や『次』といただいた言葉が実現すること。
それが成功では。と思いますので、来年はもっと力をつけて、実現させて行けたらいいなぁ。


個人的には変化があった年。
来年はさらなる変化が待っています。

柳の木のように、柔軟だけど芯が折れない心を持って、私らしくいられたらと思います。


どうぞ、来年も宜しくお願いしますm(_ _)m


maiko