ジュヴレ・シャンベルタン 1er Cru ベレール / トプノー・メルム | 直感ワイン!! 

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Gevrey-Chambertin 1er Cru
Bel Air 2009
ジュヴレ・シャンベルタン 1er Cru
ベレール

 

 

造り手のトプノー・メルムは

モレ・サン・ドニに本拠を構えるドメーヌで、

グラン・クリュの クロ・デ・ランブレーを

0.043ha所有するなど、レアな畑を所有

していることでも知られています。

 

ちなみにクロ・デ・ランブレーは、

ドメーヌ・デ・ランブレイがその畑の95%以上

を所有していますが、

トプノー・メルムが残りの 0.043haを所有

しているために、モノ・ポールには

なっていません。

 

しかも皮肉なことに、トプノー・メルムが

リリースするクロ・デ・ランブレーは、

その希少さゆえに ドメーヌ・デ・ランブレイが

リリースするものよりはるかに高い値がつき、

それでもあっという間に完売してしまいます。

 

 

BelAir1

 

さて、今回飲んだ ジュヴレ・シャンベルタン
1er Cru ベレール ですが、
こちらもまたレアな畑で、面積が狭い上に、
所有者も少なく、シャルロパン・パリゾと
フィリップ・パカレそれにトプノー・メルム
といったところでしょうか。


更にレア度を引き上げているのは畑の位置。
ジュヴレ・シャンベルタンの 他の1級畑群
から離れてグラン・クリュのクロ・ド・ベーズ
の北側にポツンと存在しています。


畑のポテンシャルといった意味では
クロ・ド・ベーズやリュシュットに
隣接しているため他の1級畑にも決して
劣っていない ように思います。


また、注目すべきはその畑の標高。
ジュヴレ・シャンベルタンの数ある畑の中でも
ベレールは特に標高の高い場所に
位置しています。
この標高の高さがワインの味わいに
どのように影響しているのか。
この点もベレールのワインを味わう上での
楽しみの一つになっています。
ヴィンテージはグレートな2009。

 

 

BelAir2
 

色は透き通った、
やや赤みがかった淡いルビー色。


香りは、厚みこそないが量は多め。
ラズベリーやチェリーの甘酸っぱさと
白い花のフローラルな要素、
加えてオレンジピールや鉄による
ミネラルの要素もあり、
複雑かつ優雅な印象。


飲むと、 熟した果実の甘さと酸味、
そして鉄っぽさを含んだ しなやかな酸が
ベースとなり、 そこに控えめで目の細かい
タンニンが寄り添っている。


そして、多少のアルコール感を伴った、
果実味とミネラルによるフィニッシュが
長く続く。


全体的には、熟した果実の甘味に
鉄っぽさのあるミネラリーな味わいの
ミディアムボディで、 標高の高さより
天候に恵まれた'09らしさが
前面に出ている明るい印象の
ピノ・ノワールといった感じ。

 

 

BelAir3
 

あと10年以上の熟成が可能だと 思いますが、

すでに味わいは落ち着きつつあり、

バランスも取れていることから、

多少果実味が残っている方が好きな

私のような嗜好を持つ人には

ある意味ストライクなワインです。

 

標高の高さによる繊細な部分での

味わいの違いが見えれば・・・

なんて期待をしましたが、

標高の高さを感じさせない

果実味の完熟感とアルコールの存在に、

むしろ’09のパワーを感じる結果

となりました。

 

 

Gevrey-Chambertin 1er Cru Bel Air 2009
ジュヴレ・シャンベルタン 1er Cru ベレール

品種:
ピノ・ノワール 100%

カテゴリ:
赤 / ミディアムボディ

Alc:
---

国地域:
フランス / ブルゴーニュ
ジュヴレ・シャンベルタン

生産者:
トプノー・メルム
(Taupenot Merme)

インポーター:
---

 

 

 

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