モンテプルチアーノ ダブルッツォ テヌータ テスタロッサ [2010] | 直感ワイン!! 

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TESTA1

Montepulciano d'Abuzzo
Tenuta Testarossa  [2010]
モンテプルチアーノ ダブルッツォ
テヌータ テスタロッサ

 

一際目立つ縦長ボトルに美しいラベル。
以前から気になっていたワインです。

 

このワインに使われているぶどう、
モンテプルチアーノは、イタリアのアブルッツォ州で
多く栽培されている品種です。

 

モンテプルチアーノ ダブルッツォDOC
のワインとしては、
日本にはファルネーゼなどから、
安くて高品質のワインが多く輸入されています。

 

今回はこれらデイリークラスではなく、
より上質なものを・・・
しかし、ヴァレンティーニやエミディオ・ペペ
はちょっとお高いので、
ハイエンド未満で、デイリーよりちょっと上質な
モンテプルチアーノを飲もうということで
こちらのワインを選択しました。

 

TESTA2


造り手であるパセッティは、
アブルッツォ州の、アドリア海に面した
フランカヴィッラ・アル・マーレ
(Francavilla al mare)に本拠を置く
家族経営のワイナリーで、
この ”テスタロッサ” と一つ上、
トップラインの ”アリマン” は
イタリアの専門誌から高い評価を得ています。

 

さてその味わいは、

 

 

TESTA3

 

色は濃い赤。

 

粘性はやや強め。

 

香りは食欲をそそるダークフルーツのアロマに、
オリーブオイル、黒コショウ、
そして僅かに樽のクリーミーなニュアンスもあり、
全体的に、濃くインキーかつ
スパイシーな印象。

 

口にすると、これまた濃い。
凝縮度が高い黒果実主体のフルボディ。

心地よい苦みがあり、
タイトでパワフルなタンニンはやや収斂気味。

 

そしてスモーキーなオーク樽のニュアンスを伴った
長いフィニッシュ。

 

TESTA4


一言でいえばインキー。


重苦しくパワフルな印象で、
その分複雑さがややスポイルされている印象。

 

もう更に5年以上の熟成期間が必要かな。
今飲むならデキャンティングは必須。

 

やはりというか、

それなりのワインには

それなりのポテンシャルがあり、

そのポテンシャルを引き出すには、

それなりの忍耐、もしくは飲む工夫が必要です。

 

 

 

⇒ ワイナリーのHP(イタリア語、英語、中国語)

⇒ ラベルギャラリー

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◇ワインデータ◇
Montepulciano d'Abuzzo
Tenuta Testarossa  [2010]
モンテプルチアーノ ダブルッツォ
テヌータ テスタロッサ
品種: アブルッツォ(Abruzzo)
カテゴリ:赤 / フルボディ
国地域:イタリア / アブルッツォ(Abruzzo)
モンテプルチアーノ ダブルッツォDOC
生産者:フランコ パセッティ
(Franco Pasetti)
インポーター:出光商事(株)
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