サイクルズ・グラディエーター ピノ・ノワール 2013 | 直感ワイン!! 

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Cycles Gladiator Pinot Noir 2013
サイクルズ・グラディエーター
ピノ・ノワール

 

 

今回開けたのは、自転車ラベルと言えば
避けて通ることのできないこちらのワイン。
サイクルズ・グラディエーターです。

 

赤白合わせて6種類あるラインナップの中から
今回はピノ・ノワールを選びました。

 

 

CycleG2

 

サイクルズ・グラディエーターと言えば
女性が自転車に乗り空を飛ぶという
斬新なデザインのラベルが印象的ですが、
実はこの絵、
ワインのラベル用に描かれたものではなく、
19世紀後半のパリで、
自転車広告用として描かれたポスターです。

 

自転車が普及しつつあった
当時の、ベル・エポックのパリでは
多くの自転車メーカーが勃興しました。
その中の一つが
ザ・グラディエーター・サイクル
・カンパニー社 です。

 

このポスターには
自転車の登場により自由になった女性が
剣闘士(グラディエーター)となり
空を飛ぶ。
そんなイメージがあります。

 

 

CycleG5

 

サイクルズ・グラディエーターは、
元ハーンの醸造家、アダム・ラザール
が2004年にリリースしたブランドです。

 

設立からこれまでの十数年の間には、
ブドウの生産地表記の格下げや、
アダム・ラザールが
サイクルズ・グラディエーターを去るなど
紆余曲折がありました。

 

しかし現在は、
アダム・ラザールが復帰し、
セントラルコースト産のブドウを
安定して調達する体制が整ったことで、
コストパフォーマンスに優れた
ワインを提供し続けています。

 

さて、テイスティングです。

 

 

CycleG3

 

色は明るい赤色。

 

ジャミーで厚みのある
ブラックベリーとイチゴのアロマ。

香りの量は控えめ。

 

味わいは、
熟した赤黒い果実味が主体の
ミディアムボディ。

酸は低く、タンニンは目立たない。

 

パワフルなピノ・ノワールで
アルコールをやや強く感じるあたり、
典型的なカリピノスタイルと言った感じ。

 

後には熱さの感じられる
凝縮した赤黒い果実の余韻が中程度続く。

 

全体的にはフラットで
繊細さや複雑味に欠けやや単調な印象。

 

しかし、2,000円を切る価格帯の
ピノ・ノワールとしては
しっかりとした果実の凝縮感があり、
この価格帯のピノ・ノワールの中では
間違いなく選択肢に挙がる1本。

 

個人的には、
樽による厚化粧がなく、
果実味中心の仕上げになっている点が
好印象。

 

CycleG4

 

 

Cycles Gladiator Pinot Noir 2013
サイクルズ・グラディエーター
ピノ・ノワール

品種:
ピノ・ノワール 100%

カテゴリ:
赤 / ミディアムボディ

Alc:
13.5%

国地域:
USA / カリフォルニア

生産者:
サイクルズ・グラディエーター

インポーター:
ワイン・イン・スタイル(株)