エスカパーダ ブランコ 2015 | 直感ワイン!! 

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Escapada Branco 2015
エスカパーダ ブランコ

 

 

昨年の夏にカルディで見かけて
オランダ人の自転車ラベル収集家に
紹介する目的で買ったワインです。

 

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あまり見たことのないワインで、
数もあまりなかったので、
迷わずその場で購入。

 

するとこのエスカパーダ ブランコは
その後、あっという間に
カルディの店頭から消えてしまいました。

 

その時は、
買っておいてよかった・・・
と思ったものですが、
約1年が経ち、
またカルディを覗いてみると、
昨年の数倍の量の
エスカパーダ ブランコが
陳列されているではないですか。


なんてこった…

それだけ昨年
売れ行きがよかった
ということでしょうか。

 

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このエスカパーダ ブランコは
ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデと
呼ばれるワインです。

 

ヴィーニョ・ヴェルデとは、
ポルトガルのワイン産地の
最も北に位置するミーニョ地方で
生産される微発泡のワインのこと。

 

ヴィーニョ・ヴェルデとはポルトガル語で
「緑のワイン」という意味ですが、
緑のワインといっても、
ワインそのものが緑色をしている
というわけではなく、
ポルトガル語で緑色=若々しさを意味し、
また若いワインゆえに色調が
やや緑がかっているため
このように呼ばれます。

 

その特徴は、
柑橘系のフレッシュな味わい、
低いアルコール度数、
そして微炭酸ですが、
さて、今回飲んだこの
エスカパーダ ブランコは
どんな味わいでしょうか。

 

 

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色は無色に近い淡い黄色。
グラスには無数の気泡がつき、
かすかな泡立ちが見て取れる。

 

香りは軽やかでフレッシュ。
レモンやグレープフルーツといった
柑橘系の果実の香りにショウガの
ニュアンスが混じり複雑さもある。

 

飲み口は軽めだが、
シャープで生き生きとした酸と
僅かなミネラルにより極辛口の印象。

 

味わいは柑橘系の果実がベースだが、
背後にはかぼすやショウガの
独特な苦味がある。

 

余韻は短く、かぼすやショウガの
苦味と共にすっきりと切れ上がる。

 

果実味自体に凝縮感はあまりなく、
やや水っぽさすら感じられるが、
生き生きとした酸や苦味、
そして微炭酸が果実味の不足を補い、
バランスを取っている。

 

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ヴィーニョ・ヴェルデは
ブドウが完熟する前に収穫するため
酸味あるドライな仕上がりになる
そうですが、
このエスカパーダ ブランコも
その特徴通りの味わい。

 

まさにこれからの暑い季節にピッタリ。
開けたら最後、心地よく喉を潤し、
あっ!!!という間に
1本空いてしまいます。

 

 

Escapada Branco 2015
エスカパーダ ブランコ

品種:
アリント
フェルナン・ピレス
モスカテル

カテゴリ:
白 / 微発泡
(ヴィーニョ ヴェルデ / vinho verde)

Alc:
10.5%

国地域:
ポルトガル / ミーニョ

生産者:
カサ・デ・ヴィラ・ヴェルデ
(Chateau Ducru Beaucaillou)

インポーター:
(株)オーバーシーズ