6月が下旬に差し掛かり、

機関投資家やファンドの中間決算期に絡んだフロー

       vs.

新規ポジション取りのフロー

両者の勢力抗争が始まってきたように見受けられます。


ということは、

米ドル円の下値リスクは限定されると思われますので、買い下りEAを2重に(建玉間隔を狭く)してみます。



今朝方、FOMC発表がありましたが、その要点は次の2点でした。

① 長期フェデラルファンド(FF)金利見通しが 4.00% から 3.75% に低下したこと

② 2015年末時点のFF金利見通し(中央値)は 1.125%、2016年末時点の見通しは 2.5% にそれぞれ切り上がったこと


すなわち、米国の利上げ時期は早まるものの、経済の盛況感は控えめなものになるとの予想です。


ということは、

米ドル円の長期的な上値余地は狭まった…ということでしょう。



さてさて




土リラ円の買いポジが、先週末の23個から31個に右上矢印


土リラ円の下落は、米ドル土リラの売りポジ解消に伴う急騰が原因です。


また、47.6円から46.0円程度までを買いレンジと予断し、その間の建玉間隔を狭めていることも原因のひとつです。


さて、どうなりますか…。



ところで、オアンダJPが本日からスプレッド原則固定のサービスを導入しました。

http://oanda.jp/service/course.php


その結果、取引推奨通貨ペアとして取り上げた土リラ円や南ラド円のスプレッドが拡大してしまいましたあせる


これまで、欧米史上の土リラ円スプレッドは、概ね2.2~2.5pips程度でしたが、なんと 8.0pips叫び


残念ながら、魅力半減です。







W杯は残念な結果でした。



さて、最近は低ボラティリティ(変動率)相場が悩みの種のひとつとなってます。


ここ60日、120日、240日の米ドル円とクロス円の日足変動幅(高値-安値)平均を調べてみると、こんな感じです。


Volatility_140613


表中の 『平均』 とは、3つの期間の単純平均


変動幅が大きいことで知られているポンド円は、やはり一番大きな数値でした。


しかし、取引の損益は、変動幅 x 取引通貨量 です。


そして、取引通貨量は、投資額 ÷ 維持証拠金高 ですから、投資額が一定なら、取引(し得る)通貨量は維持証拠金高に反比例します。


例えば、FXCM JP であれば、ポンド円の維持証拠金高は1000通貨当り7,600円、南ラド円なら同600円ですから、ポンド円を1000通貨取引する投資額で、南ラド円なら12倍の12000通貨まで取引することができます。


ということは、南ラド円の平均変動幅は 12.63pipsですが、12倍すると151.56となり、ポンド円の123.04を1.23倍上回ることになります。


維持証拠金高を時価に応じて正しく算定しているオアンダJPで、米ドル円を基準にして、このような評価を行ってみると、こんな感じになります。


RealVolatility_140613


ポンド円の変動幅評価は、米ドル円の1.13倍ですので、決して変動幅が大きい通貨ペアと言うことはできず、一方で、土リラ円や南ラド円は米ドル円の約2倍(ポンド円の約1.8倍)の変動幅を期待できることになります。


土リラ円の47.6円から46.0円は重要な買いレンジになると思ってますので、今週は、その区間のEAを2重にして臨んでみます。



さてさて






今週は、ファンドや機関投資家の中間決算によるフローが現われ、硬直していた米ドル円やクロス円に動意が生まれました。


土リラ円では、週始めに6個の買いポジの建玉と決済を行った後、23個の買いポジが建ち、週末を迎えてます。

その他、南ラド円に11個、米ドル円に4個、それぞれ買いポジを抱えることになりました。


土リラ円 4時間枠 オアンダJP

TRYJPY_140613_H4_OandaJP


南ラド円 4時間枠 オアンダJP

ZARJPY_140613_H4_OandaJP


米ドル円 4時間枠 FXCM JP

USDJPY_140613_H4_FXCMJP



今月下旬まで、これらのフローが継続すると見込んでます。


土リラ円の下値目途は、


土リラ円 週枠

TRYJPY_140613_W1


MA20が位置する47.5付近から47.0が有力候補。

さらに深耕するようだと、BB20の形状から、46.0あたりまで。



さてさて




今週は、ECB・金融緩和や米・雇用統計などによるボラティリティ拡大を期待し、米ドル円・ユーロ円を対象に、買い下りEAを稼働させましたが、まさに場外の布陣といった様相となり、沈黙を続けたまま週末を迎えました。


かろうじて、小声を発っせたのは、土リラ円の2ポジだけ汗


TRYJPY_140606_H4_OandaJP



ECBの金融緩和政策によりユーロが市場に流出し、米国の雇用安定から経済成長を確認したことで、相場はリスク許容量が増加と判断。


結果、「まだまだいけるぞ!」とばかり米・ダウ平均は史上最高値を更新し、高金利を求め新興国通貨買いが誘発されたのでしょう。


相場への参入方針を再検討します。



さてさて




先に記した6月は中間決算期であることに加え、今週は、5日(木)に追加緩和が期待されているECB政策金利、6日(金)に米・雇用統計など、ビック・イベントが盛り沢山ビックリマーク


そんな中、注目目 は、

美しいBB20形状を呈している2つの通貨ペア


米ドル円 月枠

USDJPY_140530_MNs


ユーロ円 月枠

EURJPY_140530_MN


移動平均線をターゲットに据えた値動きが示現されるか?


6月当初のそのレベルは、


移動平均線 月枠

5月(現在) 6月(当初)
USDJPY 96.776 97.875
EURUSD 1.3366 1.3399
GBPUSD 1.5992 1.6023
EURJPY 129.492 131.26
GBPJPY 154.865 156.95


そして、それらの支持線は、フィボナッチ38.2% or 50%戻しレベルがピッタリビックリマーク


米ドル円 月枠 +フィボナッチ

USDJPY_140530_MNF


ユーロ円 月枠 +フィボナッチ

EURJPY_140530_MNF



ターゲット Fibo 38.2 Fibo 50
USDJPY 97.875 94.617 91.276
EURJPY 131.26 125.969 119.885

来るかわかりませんが、是非、来るなら狙ってみたいビックリマーク



さてさて




今週も取引はオアンダJPに於ける土リラ円のみ。


TRYJPY_140530_H4_OandaJP


来週前半は、短期的なクロス円の下げ調整が入りそうに思えるので、週末を迎える前に土リラ円の買い取引から離脱しておきました。


また、米ドル円取引用として、FX総資金の2/3分が置き去りになっている FXCM JP から、その半分を出金し、遊軍として待機させることに。 出動先は未定ですが、相場に応じた投入を考えます。



ところで、5月が終わり、月間成績は 1,389.1pips。

連続月間プラス記録は更新され、最低だった先月よりかは改善したんですが、低迷が続いてます。

ボラティリティが小さいですから、しょうがないですね。



来月6月は欧米金融機関・ファンドの中間決算期

これまでキャリーしてきたポジションを手仕舞う動きが現われ、相場環境に変化がなくとも、トレンドが反転することが多々あります。


とは言いつつも、メジャー通貨の対米ドル年初来変動率を眺めてみると、


vsUSD_change_2014


日本円と豪ドルを除いて、すでに5月初旬から米ドルへの買戻しが現われてます。


米ドル円については、シカゴ商品取引所に於ける投機筋の日本円売り(ショート)が、『アベノミクス』 という言葉が出現する以前(2012年11月時点)レベル(黄色点線)まで減少しているにも拘らず(下図)、盲信した崩落は現われませんあせる


CFTC_JPY_140527


輸入超過による実需の円売り・米ドル買いと投機的な魅力の薄れた日本円ショート解消とが上手くバランスして、ボラティリティが抑え込まれているのかもしれません。


ということは、

投機筋の整理がひと段落つけば、日本の輸出入環境が反転することは容易じゃないでしょうから、米ドル円は上昇トレンドが現われ高値圏(105~110)を維持することになるんだろうな…と思います。


来月、米ドル円の月枠MA20は97.875円付近へ上昇して始まります。


米ドル円 月枠

USDJPY_140530_MN


このレベルを中心として、早番・遅番の買い下りEAを稼働させてみようと思ってます。 早番は週末終値のちょっと下方から始まり、遅番の最後は94円くらいです。



さてさて、来月もがんばりますビックリマーク




少しだけ寒さや暑さを感じる時もありますが、全般的には過ごしやすい季節を迎えてます。


11個の買いポジを抱えて週が始まった土リラ円、最大22個まで増え続けたんですが、


土リラ円 4時間枠 オアンダJP

TRYJPY_140523_H4_Oanda


週末を迎えてみれば、手ぶら(ノーポジ)です。


週半ばの21日、トルコ中銀は、政策金利(1週間満期のレポ入札金利)を 10.00% から 9.50% に引き下げる決定を行いました。


市場予想は現状維持でしたので、この決定により米ドル土リラは上昇(土リラ円は下落)する…と思い、益の載っているポジだけを決済したんですが、見事に大ハズレあせる。 まぁ、よくあることです。


ここで、オーバーナイトの借入金利は現状維持(8.00%)でしたので、オアンダJPの土リラ円の買いスワップは 1,062円/ロットで変わらずです(FXCM JPは 860円から 680円に右下矢印)。



さてさて、来週の土リラ円ですが、


土リラ円 週枠

TRYJPY_140523_W1


BB20は収束から拡張へ、MA20は下降から上昇へ、それぞれの転換初期


ここから推測されることは、下値リスクは後退・期待は上向き。


ただし、


① 上値・下値ともに先週から切り下がっていること

② 来週、48円を下回れば、BB20は、再度、収束に転じること

③ 更には、米ドル円の崩落も期待されること


から、買い下りEAの設定は、建玉初期レートを 48.5円と僅かに下げてみようと思ってます。



さてさて




チャートを見ながら取引する場合、どの時間枠を用いるかは、手法などによって、さまざまでしょう。


また、チャートを用いて将来を予測するには、取引用より長めの時間枠を用いるのが好ましいと言われていますが、普段、使い慣れたお気に入りのインディケータを表示してみた時、もっともよくお似合いなものを使ってみるのもありじゃないかと思ってます。


私の場合、期間20、σ2のボリンジャーバンド(BB)をよく使うんですが、ご存知の通り、標準(典型)的なBBは、楕円形を傾けたような形状を描きます。

時間枠をいろいろ変えてみて、その形状の初期や中期、最終形が綺麗に現われていたら、それを用いて将来予測を考えてます。


たとえば、今の米ドル円・クロス円では、月枠がお似合い。


米ドル円 月枠

USDJPY_140516_MN


BB20の収束中期、ターゲットはMA20の96.76円


ユーロ円 月枠

EURJPY_140516_MN


BB20の収束中期、ターゲットはMA20の129.50円


ポンド円 月枠

GBPJPY_140516_MN


BB20の収束初期、170円越えのレンジ


といった感じです。



さてさて





小競り合いが続いてましたが、ようやく動意が現われ始めたようです。


土リラ円で11個の買いポジを抱え、週末を迎えました。


土リラ円 H4 オアンダJP

TRYJPY_140516_H4_OandaJP


40円台前半まで買い下るつもりなんですが、どうなりますか…。


表面的には、

史上最高値の更新が続いた米・株価に利益確定の売り

→ リスクオフ環境

→ 米ドル円の下げ = クロス円の下げ

といった動きに見えます。


しかし、『5月半ばから始まるファンドの中間決済による動き』 と認識する方が、的確なんじゃないでしょうか。



注目の米ドル円ですが、

長々と続いているレンジの下限近くで週末を迎えてます。


米ドル円 週枠

USDJPY_140516_W1


BB20は収束が再開、MA20は下降が継続。


週明けのBB20は、上辺103.99・下辺100.76と収束が、MA20は、102.37と下降が、それぞれ進行します。

一方で、BB20が拡張に転じるには、105円越え、または、100円割りが求められ、どちらも容易ではなさそう…。


ということは、盲信する(?)下値チャレンジは、5月最終週からでしょうか…。


その際のターゲットは、月枠MA20の96.76円(6月は97.85円)。


このレベルを挟んだ 97.5円~95.0円を建玉のコア・レンジと考え、このレンジを含んだ早番・遅番、2つのEAを稼働してます。



さてさて