W杯は残念な結果でした。



さて、最近は低ボラティリティ(変動率)相場が悩みの種のひとつとなってます。


ここ60日、120日、240日の米ドル円とクロス円の日足変動幅(高値-安値)平均を調べてみると、こんな感じです。


Volatility_140613


表中の 『平均』 とは、3つの期間の単純平均


変動幅が大きいことで知られているポンド円は、やはり一番大きな数値でした。


しかし、取引の損益は、変動幅 x 取引通貨量 です。


そして、取引通貨量は、投資額 ÷ 維持証拠金高 ですから、投資額が一定なら、取引(し得る)通貨量は維持証拠金高に反比例します。


例えば、FXCM JP であれば、ポンド円の維持証拠金高は1000通貨当り7,600円、南ラド円なら同600円ですから、ポンド円を1000通貨取引する投資額で、南ラド円なら12倍の12000通貨まで取引することができます。


ということは、南ラド円の平均変動幅は 12.63pipsですが、12倍すると151.56となり、ポンド円の123.04を1.23倍上回ることになります。


維持証拠金高を時価に応じて正しく算定しているオアンダJPで、米ドル円を基準にして、このような評価を行ってみると、こんな感じになります。


RealVolatility_140613


ポンド円の変動幅評価は、米ドル円の1.13倍ですので、決して変動幅が大きい通貨ペアと言うことはできず、一方で、土リラ円や南ラド円は米ドル円の約2倍(ポンド円の約1.8倍)の変動幅を期待できることになります。


土リラ円の47.6円から46.0円は重要な買いレンジになると思ってますので、今週は、その区間のEAを2重にして臨んでみます。



さてさて