(2020/09/28 記・2020/10/10 公開)
何日かの曇天の後、2020/09/27(日) の夜は晴れました。
先日のETX-90+スカイパトロールII赤道儀での火星撮影が期待以上に実用レベル
だったのに気を良くして、関東幽閉宅で使っていたBKP130+スカイパトロールIIでも
撮影テストをすることにしました。
こちらは玄関廊下側で使うには大きいので、C8に問題があった時の緊急予備機と
しての評価になるのだろうと考えています。
2019年5月に関東幽閉解除で自宅に持ち帰った時のまま、ずっと収納ベッドの中
から出されることが無かったBKP130です。
設置はC8一式より手間がかかりました。
ヘッドヘビーなバランスのため、三脚の先端段(細いので)は伸長できません。
先日のETX-90での撮影時より低く設置しましたが、風で写野が大きく揺れました。
関東宅ではよくぞこの悪いバランスでの無理目な搭載で撮影を続けて来られた
ものです。やはりこのクラスになれば、CG-4やEQ5程度の赤道儀は必要に
なって来ます。まあ逆に当時それらの赤道儀があれば、BKP130でなくBKP200に
したことでしょう。
いつも撮影前に地上の夜景でファインダーの主光学系に対する平行調整をする
のに手間取り、ご近所から不審がられないか気が重いのでしたが、BKP130の
ファインダーの脚はクイックで調整ができるバネピン1本+2点ネジ支持型なので、
有難いです。すぐに調整ができ、外気温順応後ただちに撮影に入れました。
C8もいずれ脚だけ、この方式に替えようと思います。足の取り付け台座に互換が
あるのかは心配ですが。
写野への最初の導入は先日のETX-90の時より手間取りました。
というのは、ETX-90では本来鏡筒最後部から撮影用アダプタでストレートな
光路のまま撮影する設計のところ、そのアダプタが入手できなかったため
長年、観望用の内蔵プリズム(ミラー?)を介して裏像で追尾導入と撮影を
していた(後処理で左右反転)ので、当夜はその追尾の勘所を鏡像のように
裏返して考えないといけなかったからです。火星は写野を右上端から左下端
に流れて行き、追尾の粗動ノブを先日と逆回しにしないといけません。
それになかなか慣れることができませんでした。
それに慣れてしまえば、後はETX-90同様、同じ赤道儀ですから、重量差の
逆ハンデも特になく、最初のファインダーでの写野導入の後は粗動ノブでの修正で
すぐに火星を写野に戻せました。
NexStar架台の「カックン」と再導入に辟易していた状態からは、その安定ぶりが
とても快適でした。
先日のETX-90での撮影で使った「Test」プリセットに設定した値をベースに若干の
修正をしました。C8やETX-90より主鏡焦点距離が短いニュートン式のBKP130
でしたので、像が小さくなる懸念がありましたが、当夜は雲の邪魔がなく追尾も
最初の導入後、安定していており、接眼鏡、LV8-24mmZoomを最大倍率近い
8mmと12mmの間くらいに拡大して大きめの画像を得ようとしたことと、ETX-90
より口径が大きいことがうまく相殺して、露出調整はさほど大きく変えずに
済みました。ETX-90とBKP130を同じ「Test」プリセットを共用できることで、
C8での火星撮影には「Mars」設定を温存できます。
ETX-90での成果ほどの衝撃はありませんでしたが、像が大きくなっても
模様の解像感も充分あります。
17894コマからの80%採用での仕上がりです。
24808コマからの80%採用での仕上がりです。
21708コマからの80%採用での仕上がりです。
地名を入れてみました。
火星の周縁部の輪郭にダブリがあって、それが折角のメデューサの涙の解像
と重なってしまっている感じでしょうか。C8できちんと解像検出できていないので、
折角の成果ながら惜しいです。
撮影時に気づいていたら、もう少し時間帯を遅くまで粘ったところですが、
撮影中の動画モニタで見るレベルでは分からないのでした。
翌朝、月曜の午前中は毎週、特に時間に追われる作業もあり、24時前に撤収し、
当夜も外気温順応させていたC8の出番はありませんでした。
同条件でC8もどんな成果を出すか、とても興味がありましたが同夜の出撃は
見送りました。
先日のETX-90での予想外の出来もそうでしたが、夏が終わり、エアコンの室外機が
止まって、部屋の窓も締める世帯が増えて来たことで、周囲に立ち昇る生活排熱が
大きく減ったのかもしれません。
輪郭線のダブリが目立たなくなるよう、AS!3、Registax6、DeNoiseAI2.3の処理バランス
をやり直ししてみまじたが、今回はどうしてもそのダブリが解消されませんでした。
メデューサの涙の二本爪が検出できるなら、C8が将来ダメになっても堂々
BKP130で遜色なく代替できるということなのではないでしょうか。
ならばC8に代わる新鏡筒は不要で、赤道儀はEQ5でなくとも、即納可だった安価
で軽量のCG-4で充分過ぎたのかもしれません。
まあ、もうその未来の選択肢は無いのでしたが...。
ご覧いただきありがとうございます。





















































