(2020/09/26 記・2020/10/08 公開)
先日、有償購入したDeNoiseAIが早速、Ver2.3に無償リビジョンアップされ、
効果がより明確化したので、先日来の木星像と火星像を再仕上してみました。
https://ameblo.jp/enigmind/entry-12625604758.html
ん?例のリンクBOXは??今回は記事の概要が題名で分かるので、都合が良かった
のに...。
この記事での、一瞬の気流良化による鮮明な瞬間を得たものの、追尾精度が悪く
取得コマ数が少ないために、質感をDeNoise2.2でどうにか仕上げた画像がこれでした。
今回、DeNoiseAI2.3で再処理しました。
僅かな差ではありますが、後処理で無理目に補正した感じは減ったかと考えます。
https://ameblo.jp/enigmind/entry-12626096201.html
この記事での画像に処理上のキズ状ノイズがあったものをPIPPで補正し、
DeNoiseAI2.2で仕上げたものでした。
これをDeNoiseAI2.3で再処理しました。質感はかなり向上して、ボツ扱いだった
動画データをよくぞ処分せずによかったと思えます。衛星の影はやや木星本体に
めり込むほどのコントラストになってしまい、もう少しマイルドな仕上げでもよかったか
と思います。(DeNoiseAIだけでなく、AS!3やRegistax6も再処理をかけており、それら
の案配で最後まで結果が見通せないのでした。)
今年の木星については、もうあと一度、良好な気流下での撮影の機会があれば、と
思いつつ、実現できませんでしたが、今年の(東向きベランダでの)総括として
この2つの仕上がりには満足できました。
火星に関してはまだ接近中であり、東向きベランダからもまだ撮影の好機は
続きますので、中間総括として、DeNoiseAI2.3処理後の画像をいくらか掲載します。
https://ameblo.jp/enigmind/entry-12625662332.html
あれ?今度はリンクBOXが...。何だかよく分かりません。
2020/09/14(月)の火星像のDeNoiseAI2.3による再仕上がりです。
この先、この仕上がりを超えるものを撮る機会がなくても、今年の火星はこれで一応
悔いなしの仕上がりになったと思えます。(勿論、上には上が居られますが。)
https://ameblo.jp/enigmind/entry-12625770541.html
あらまたリンクBOXが出ない...。
この記事からの2020/09/15(火)の火星像再仕上がりは、あまり差が出ませんでした。
直近記事の2020/09/23(水)、ETX-90での火星像も再処理してみました。
その夜の口径クラス超越の衝撃が大きかったので、あまり差異は感じられないものの
しっかりとした仕上がりには違いありません。
少し主題からは外れるものの、PIPPで短い動画を3本つないで1本に仕立てて、
それで処理をかけました。当夜はスカイパトロールIIでの自動追尾で、ファインダー
を使っての再導入の手間が無く、若干の粗動修正で次の動画撮影に入れたので、
撮影時刻にあまり大きな開きが無かったので、模様も流れず階調は豊かになり
効果は大いにありました。
赤丸囲み部分を「Join Mode」に指定することで、3本の動画が1本に仕上がります。
「Batch Mode」の場合は独立した3本に対する不要コマの自動排除を連続でやって
くれます。
それぞれ約10000コマ少しの3本の動画から、38192コマの動画1本が生成され、
そこから火星の写っていないと判断された1105コマと、部分欠けのあった338コマが
自動排除されて、36749コマの新しい動画を得ました。
AS!3での再スタックで、輪郭強調処理付TIFFとノーマルTIFFの2種類からの
DeNoiseAI2.3での仕上がりです。
単なる気流の落ち着きの差でしょうか。やや像の大きさが小さいものの、
C8の立場が危うくなるほどの良像に仕上がったと思います。
もう少し時間帯を遅くまで粘ったら、画像右端のキンメリア人の海にメデューサの
涙が充分解像していたかのような仕上がりです。(撮影時にはそういう細かい
ニュアンスが動画からは判断できないのでした。)
ETX-90がこれほど期待以上に成果を上げるなら、C8に赤道儀化は勇み足
だったか.....。(先日、カード引き落としだけ先にありました。)
ご覧いただきありがとうございます。