股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -79ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

 足関節捻挫は、「一度、捻挫をすると癖になる」といわれています。私は、学生のときに柔道の試合や練習で数えきれないほど、足関節捻挫をした経験があるので、癖になるものだと思い込んでいました。その後、治療院の仕事で経験を重ね、足関節捻挫が癖になる場合は、しっかり治り切っていないことが、原因であることがわかりました。
 
 
足関節捻挫をすると、その程度にもよりますが、骨、関節、筋肉、靭帯、血管などを損傷します。腫れや痛みがなくなれば、一般的に治ったとされますが、動きと感覚までが元通りになって、本当の意味で治ったといえるのだと思います。
 
 
動きとは、足首の関節に限らず、足指・足根関節の動き、そして、脛腓関節、膝関節、股関節、仙腸関節などの動き。そのすべての関節の動きが円滑におこなえる状態です。感覚とは、足関節を損傷したときに固有感覚受容器を同時に損傷している場合が多いので、深部感覚をきちんと回復した状態です。とくに、スポーツ選手は、動きと感覚が元通りに治っていないと、パフォーマンスの低下を招き、選手生命に関わる恐れがありますので、足関節捻挫だからと、安易に考えず、しっかり治すことが大切です。
 
 

11月の構造動作トレーニング・東京教室「構造動作トレーニング入門」は重心移動を円滑におこなえるようにするための骨格ポジションを実習しました。

 

 

重心移動を円滑におこなうことができる骨格ポジションは、骨格のアライメントが正しく配列され、関節が適切な運動方向に可動し、筋肉が関節の運動に作用する状態です。これは単に骨格のアライメントを配列すれば正しく可動するというものではありません、手指、足指の末端から頭の天辺までの骨格位置、及び関節運動の方向を適切な方向にトレーニングしていかなければ身に付きません。

 

 

テニスコーチをしている参加者の方は、先月と比べて肩の位置が下がり、以前の巻肩から、ずいぶん肩の力みがぬけている印象でした。肩の力みが強いと、重心移動を円滑におこなうことができません。リラックスをして肩の力みが抜ける程度の状態ならいいのですが、極端に肩の力みが強い場合は、骨格ポジションから見直していかないと、変わらない場合が多いのです。

 

 

力みというのは、精神的な緊張や骨格位置の不備などによって、筋肉が緊張し骨格が動かしづらい状態になります。精神的な緊張はリラックス方法などでぬけますが、骨格位置の不備による力みは、根本的に骨格のポジションをトレーニングしていかなければ、ぬけることはありません。

 

 

肩に力みがある場合は、骨盤が後傾している傾向にあります。肩の力みが抜けない場合は、骨格ポジションを見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

12/3 機能的体づくりサロン

 

12/16-17 構造動作トレーニング・東京教室 

 

えにし治療院

 

11月の構造動作トレーニング・東京教室「股割り」は、重心移動を円滑にするのに必要な股関節の感覚と運動を好循環にするための実習をおこないました。

 

 

今回もスポーツに励む少年の参加がありました。深部感覚と股割りの計4時間の講座にも関わらず集中力を欠かすことなく一生懸命に学んでいる姿勢に感心しました。はじまりは、骨盤の後傾がきつく、前屈ができませんでしたが、講座修了時には見違えるほど股関節を屈曲することができるようになりました。よく頑張りましたね!

 

 

股関節の感覚と運動を好循環にするためには、足の末端から下肢と体幹のつながりを作ることが大切です。股関節が硬いからと、股関節ばかりをストレッチしていても、下肢と体幹のつながりができることはなく、股関節の感覚と運動を好循環にすることは出来ません。

 

 

股割りは、下肢と体幹のつながりを作り、股関節の感覚と運動を好循環にするトレーニングです。股割りのペアワークは、股関節の位置を把握しておこなうことが大切です。それは、トレーニングをこなう目的を明確にすることで、確実な効果を得たいからです。

 

 

股割り動作をして、股関節を動かした後は、その効果を確認することが大切です。膝ポンや爪先ポンは、股関節の感覚や運動の状態を把握するためにおこなうものです。大概は股割り動作をした後は、脚が軽く動作をおこなうことができます。仮に股割り動作をして、その効果を得られなければ、股割りの方法を見直していかなければなりません。そして、効果的に股割りトレーニングをおこなえるようにしていくことで、股関節最大限に可動域を上げることができ、股関節の感覚と運動を好循環にすることができるのです。