11月の構造動作トレーニング・東京教室「所有感覚メソッド」は、手足末端の深部感覚を高め、無意識の感覚の流れを好循環にするためのワークを実習しました。
継続参加されている稲垣さんが、毎月、会う度ににスリムになっています。これは日頃の体調管理の賜なのですが、無意識の感覚の流れが循環しはじめ、体につながりができつつある証拠だと思います。ドラえもんのような、関節の形跡すら、わからなった足が、いまやしっかり牧神の蹄を捉えれる程です。
この無意識の感覚の流れを深部感覚といいます。深部感覚は骨の位置を感覚にしたり、関節運動を感覚にしたり、自分の体を所有していることがわかる感覚です。身体能力に長けた人は、この感覚により自分の体を思いのままにコントロールすることができます。それでも、体を使わなくなると、この感覚は薄れていきます。一般の人であれば、この感覚が薄れていることがほとんどで、体を思ったようにコントロールできなかったり、体調を崩しやすくなったりしています。このような無意識の感覚を取り戻す?難しいのではないか?思う人がほとんどですが、体を理解していくことで、それは可能になるのです。
体を理解するためには、体を安定して支えるための骨格、重心を円滑に移動するための関節運動、骨格や関節運動を調節する筋肉の役割を知ることが大切です。それらを踏まえ、姿勢を保持し、関節運動の方向が反れない状態で、関節運動に作用する筋肉が働くようにしていきます。そして、体の理解が深まると、無意識の感覚の流れ(深部感覚)が活性化していくのです。
自分の体を思うようにコントロールできない、体調不良から脱出できなくて困っている人は深部感覚を見直してみてはいかがでしょうか。
各スポーツ競技で、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離・すべり症、などの腰痛に悩まされている選手が多くいます。腰に負担をかけている原因はさまざまあり、フィジカルの状態、動作の方法、競技の特性など選手によって異なります。
動作は、手足と体幹が連動することで成り立ちます。そして、体は体幹から四肢が可動する仕組みになっています。腕は胸鎖関節から、脚は股関節から動きます。しかし、手を使わないサッカーなどの競技の選手は、腕は動作にあまり関係がないと思っている選手も少なくありません。フィジカルは手足と体幹が連動する状態でなければいけません。腰の調子が思わしくない選手は、手足と体幹の連動を見直してみましょう。
私は基本的な徒手検査法を用いて選手のフィジカルをチェックします。そうすると腰の調子が思わしくない選手は、手足と体幹の連動が上手くおこなえない状態になっていることがほとんどです。リハビリは、そのフィジカルの状態を踏まえて、選手の状態に必要なことを行わなければなりません。
腰の調子が思わしくない選手で、足と体幹の連動が上手くおこなえていない場合は、股関節の感覚と運動の循環が滞っています。まずは、股関節の位置を明確にし、股関節の動きを感覚にしていくことが大切です。そして、股関節の可動域を拡大していくために必要な安定した接地をおこなえる足作りをしていきます。日常生活での座位の姿勢では、股関節のハーフスクワットポジションを身に付けることで腰の負担が軽減されます。
股関節のハーフスクワットポジションが身に付いたら、落下式スクワットを修得することでパフォーマンスアップを計ることができます。あせらず、リハビリをすすめ、トレーニングへと転換していくことが大切です。