股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -80ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

膝や腰を故障して、思うように走ることができず、困っているランナーは多いと思います。フルマラソンに復帰したい、以前のように仲間と楽しく走れるようになりたい、などの希望があるので、様々な治療やフォーム改善に取り組んでみても思うような結果に至らない。それでも、諦めきれず、書籍やSNSから得られる有益な情報を探しているランナーは少なくありません。
 
 
膝や腰を故障して思うように走れるようにならないのは、自分の体の状態に必要なことができていないからです。治療をして効果がある場合は自分の体の状態に必要なことができたときです。フォーム改善をして効果がある場合は自分の体の状態に必要なことができたときです。自分の体の状態を把握していなければ、有益な情報に辿りつくのは至難の業だと思います。これは、自分の体がどのような状態で、どのように走動作をしているから、膝や腰に負担がかかっている、というような明確に身体や動作の状況を把握していることが必要です。これには専門家の力が必要です。他の人には良い治療だとしても、体の状態には個人差があり、合う合わないがあります。まずは自分の体の状態を把握してくれる専門家を探し出すことが必要です。
 
 
膝や腰を故障して治らないでいるランナーの体の状態の特徴は、骨格のアライメントが正しく配列されていない、関節運動の方向が反れている、筋肉が関節運動に作用していない、などがあります。例えば、故障した膝の周りの内転筋が硬いので、マッサージやストレッチをつづけていても、効果がない場合は、なぜ内転筋が硬くなっているのか?その原因を明確にしなければなりません。大腿骨と骨盤のアライメント、膝関節と股関節の運動方向が違っていると、筋肉の起始停止部が揃っていませんから、内転筋が正しく収縮できずに硬くなります。この場合はマッサージやストレッチをつづけていても効果がありません。体の状態を把握して、自分の体の状態に必要なことをしなければならないのです。このように体の中身(状態)が把握できていないままでは、治療やフォーム改善が効果的におこなえなえません。
 
 
自分に合う専門家を見つけ、自分の体の状態を把握し、治療やフォームの改善をおこなうことで、自分の体の状態に必要なことができます。まだ、諦めていない人は、自分に合う専門家を探し出してください。
 
 
 
 

11月の構造動作トレーニング・東京教室「所有感覚メソッド」は、手足末端の深部感覚を高め、無意識の感覚の流れを好循環にするためのワークを実習しました。

 

 

継続参加されている稲垣さんが、毎月、会う度ににスリムになっています。これは日頃の体調管理の賜なのですが、無意識の感覚の流れが循環しはじめ、体につながりができつつある証拠だと思います。ドラえもんのような、関節の形跡すら、わからなった足が、いまやしっかり牧神の蹄を捉えれる程です。

 

 

この無意識の感覚の流れを深部感覚といいます。深部感覚は骨の位置を感覚にしたり、関節運動を感覚にしたり、自分の体を所有していることがわかる感覚です。身体能力に長けた人は、この感覚により自分の体を思いのままにコントロールすることができます。それでも、体を使わなくなると、この感覚は薄れていきます。一般の人であれば、この感覚が薄れていることがほとんどで、体を思ったようにコントロールできなかったり、体調を崩しやすくなったりしています。このような無意識の感覚を取り戻す?難しいのではないか?思う人がほとんどですが、体を理解していくことで、それは可能になるのです。

 

 

体を理解するためには、体を安定して支えるための骨格、重心を円滑に移動するための関節運動、骨格や関節運動を調節する筋肉の役割を知ることが大切です。それらを踏まえ、姿勢を保持し、関節運動の方向が反れない状態で、関節運動に作用する筋肉が働くようにしていきます。そして、体の理解が深まると、無意識の感覚の流れ(深部感覚)が活性化していくのです。

 

 

自分の体を思うようにコントロールできない、体調不良から脱出できなくて困っている人は深部感覚を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

各スポーツ競技で、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離・すべり症、などの腰痛に悩まされている選手が多くいます。腰に負担をかけている原因はさまざまあり、フィジカルの状態、動作の方法、競技の特性など選手によって異なります。

 

 

動作は、手足と体幹が連動することで成り立ちます。そして、体は体幹から四肢が可動する仕組みになっています。腕は胸鎖関節から、脚は股関節から動きます。しかし、手を使わないサッカーなどの競技の選手は、腕は動作にあまり関係がないと思っている選手も少なくありません。フィジカルは手足と体幹が連動する状態でなければいけません。腰の調子が思わしくない選手は、手足と体幹の連動を見直してみましょう。

 

 

私は基本的な徒手検査法を用いて選手のフィジカルをチェックします。そうすると腰の調子が思わしくない選手は、手足と体幹の連動が上手くおこなえない状態になっていることがほとんどです。リハビリは、そのフィジカルの状態を踏まえて、選手の状態に必要なことを行わなければなりません。

 

 

腰の調子が思わしくない選手で、足と体幹の連動が上手くおこなえていない場合は、股関節の感覚と運動の循環が滞っています。まずは、股関節の位置を明確にし、股関節の動きを感覚にしていくことが大切です。そして、股関節の可動域を拡大していくために必要な安定した接地をおこなえる足作りをしていきます。日常生活での座位の姿勢では、股関節のハーフスクワットポジションを身に付けることで腰の負担が軽減されます。

 

 

股関節のハーフスクワットポジションが身に付いたら、落下式スクワットを修得することでパフォーマンスアップを計ることができます。あせらず、リハビリをすすめ、トレーニングへと転換していくことが大切です。