股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -7ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

下腹ポッコリを消して開脚を極める!「恥骨」の魔法

多くの方が悩まれている

  • 開脚ができない

  • 下腹がポッコリ出る

  • 前屈が深まらない

実はこれらは“別々の悩み”ではなく、同じ原因で起きています。

今日はその核心である 「恥骨の使い方」 をテーマに、 下腹が凹み、開脚が一瞬で深まる“構造の秘密”をお伝えします。

【1】開脚できない人の共通点は「骨盤の後傾」

開脚ができない。 そして下腹がポッコリ出る。

この2つの悩みの根本原因は、 骨盤の後傾(うしろ倒れ) にあります。

骨盤が後ろに倒れると、

  • 内臓が下がり、下腹が前に押し出される

  • 股関節の前側が詰まり、ロックがかかる

  • どれだけ足を開いても可動域が出ない

という悪循環に入ります。

つまり、ストレッチ不足ではなく“構造の問題”なのです。

 

 

 

【2】解決のカギは「恥骨をつける」ただそれだけ

骨盤を立てるための最重要ポイントが 恥骨を前に、床へ近づける意識

たったこれだけで、

  • 骨盤が中間位に立つ

  • 腹圧が自然に入り、下腹が凹む

  • 股関節のロックが外れ、動きが軽くなる

という変化が一瞬で起こります。

筋肉を伸ばすのではなく、 骨盤の位置を正すだけで体は変わるという典型例です。

【3】NG例:腰を反らせると逆効果

よくある間違いが、

「骨盤を立てようとして腰を反らせる」

という動き。

これは完全に逆効果で、

  • 反り腰になる

  • 腰椎に負担がかかる

  • 恥骨がさらに浮き、骨盤が立たない

という状態になります。

立てるのは“腰”ではなく、 恥骨を前に送ることで骨盤そのものを立てることが重要です。

【4】恥骨がつくと、体は“覚醒”する

恥骨が正しい位置に収まると、

  • 下腹がスッと凹む

  • 開脚が深まり、前屈がスムーズになる

  • 股関節の詰まりが消える

  • 腸腰筋が働き始める

まさに“覚醒した状態”になります。

これは筋肉を無理に伸ばすのではなく、 本来の構造に戻った結果、体が勝手に動き出すという現象です。

【5】恥骨をつけているつもり…実はついていない問題

長い間、骨盤が後傾していると 恥骨の感覚そのものが鈍くなります。

さらに、

  • 恥骨には左右がある

  • 左右の恥骨を“均等に”つける必要がある

  • つけているつもりでも、実際には片側だけ浮いている

という方が非常に多いです。

まずは普段の生活から、

  • 椅子に座るときに恥骨をつける

  • 恥骨の位置を意識する

  • 左右差を感じる習慣をつける

こうした“感覚の再教育”が必要になります。

恥骨の感覚が戻ると、骨盤は自然と立ち、 股関節の動きが劇的に変わります。

【6】もっと深く知りたい方へ

恥骨の位置は、 骨盤・股関節・腹圧のすべてをつなぐ“中心点”

ここが整うと、体は年齢に関係なく劇的に変わります。

さらに詳しい「骨盤の立て方」や 股関節を覚醒させる方法は、こちらで解説しています。

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

57歳男性・定期来院のパーソナルトレーニング

本日は、定期的に来院されている 57歳男性のパーソナルトレーニング。 まずはいつも通り、運動軸の調整からスタートしました。

上肢・下肢・脊柱、それぞれの軸をそろえ、 体が“まっすぐ使える状態”をつくってからトレーニングに入ります。

腹圧の再定義からスタート

今回は、動きのチェックで 腹圧が抜けていることが分かりました。 そこで最初に、腹圧の方向と入り方を再定義。

体幹はこの腹圧をベースにして働くため、 スクワットや股割りの動きにも大きく影響します。

 

 

 

股割り:台を使い、恥骨を確実につけるところから

股割りは、まず 台を使って恥骨を確実につける方法から開始。 骨盤ポジションは“中間位”を正確にとり、 体軸をキープしたまま 股関節の屈曲で骨盤を前傾させます。

この「骨で動く」感覚が入ると、 脚の軽さや抜け方が大きく変わります。

立位で腸腰筋の軌道を確認

続いて、立位で 腸腰筋の軌道をたどりました。

腸腰筋は

  • 大腰筋

  • 小腰筋

  • 腸骨筋 の総称で、体幹と下肢をつなぐ重要な筋肉です。

歩く・走るといった日常動作やスポーツパフォーマンスに直結するため、 股割りとセットで“使える状態”にしていきます。

開脚前屈では、股関節の屈曲で腸腰筋をしっかり作用させたいところです。

床での股割り:構造をキープして重心を送る

床での股割りでは、ヨガブロックを使い 恥骨をつけて骨盤を立てた位置からスタート。

  • :前脛骨筋+大腿直筋の前側ラインで支える(脚の方向は“下”)

  • :上腕三頭筋+体幹でキープ

  • 体幹:頭を脊柱のてっぺんに乗せ、脊柱起立筋で体幹を保つ

この構造をキープしたまま、 重心を 前方向・上方向・その間のベクトルで送り、 股関節の屈曲で 完全な骨盤前傾を目指します。

脚抜きがスルッと変わる理由

構造が整うと、股関節の可動域が広がり、 内旋・内転・伸展の動きが滑らかになります。

脚抜きもスルッと変わり、 「力ではなく、条件で動きが変わる」ことを実感していただけます。

 

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構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

富士100・40kmレースを控えた 東京教室のご夫婦ウルトラランナーのお二人が、最終調整のため来院されました。

富士100は、富士山周辺を走る累積標高の大きいハードなウルトラトレイル。 不整地での軸ブレ、深部感覚の低下、代償運動の固定化が起こりやすく、経験者でもフォームが崩れやすいレースです。

 

 

 

■ 今回の調整ポイント

上肢・下肢・脊柱の運動軸を通す

まず全身の軸を整え、 身体が本来持つ連動性を回復させます。

「上腕を体幹に沿わせる感覚」を再構築

上腕が外に逃げると体幹がねじれ、 股関節の折りたたみが不安定になり、 40km帯でもフォームが崩れやすくなります。

ここを丁寧に修正し、 上腕と体幹が一体で動く感覚を取り戻しました。

スクワットで“腕×体幹×股関節”の連動を再学習

調整後はスクワットを使い、 上腕を体幹に沿わせたまま動けるかを確認。

体幹のブレが出ないか、 股関節の折りたたみが安定しているかをチェックしながら、 レースで崩れないフォームへ仕上げました。

■ レース前にこの感覚が入ると…

走りの安定性が大きく変わり、 長時間の不整地でもフォームが崩れにくくなります。

お二人とも、良い状態でスタートラインに立てる身体に整いました。

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■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

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