股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -7ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

 

 

今回は、体が硬くなっているときの運動軸について。
 
4月になりました。春休みを利用して学生さんが来院したり、また、ご家族で来院される方がいますのでいつもより賑やかな感じがします。
 
スポーツをやっていると、怪我や故障をしやすいので、それが原因で体が硬くなることがあります。また、とくに原因は思い当たらないけれど、腰や肩が痛くなったり、痺れたりする症状をかばっている内に体が硬くなることも多いです。
 
関節は軸を中心に運動を行なう仕組みになっています。これを運動軸といいます。
 
体が硬くなっている時の運動軸がどうなっているのかというと、軸を中心に関節運動が行なわれていない状態なのです。
 
「自分は筋肉が硬いから体が硬い」という方が非常に多いのですが
この運動軸というのは、なかなか自分では、わかりませんので、筋肉が硬いから体が硬くなっている、と思われる方が多いのだと思います。
 
それで、筋肉を柔らかくするために、ストレッチをしたり、マッサージをしたりされるのですが、効果はありません。
 
原因に対してアプローチの方法が違っていれば、当然、効果はでないのです。
 
私は皆さんに正しい運動の方法を身につけてくださいといっています。
それは、骨、関節、筋肉などの各器官がそれぞれの役割を確実に果たして運動をできる状態にすることです。
 
体が硬くなっている状態というのは、運動軸を中心に関節運動が行なわれていない状態なので、骨、関節、筋肉などの各器官がそれぞれの役割を果たせない状態なのです。
 
当院で行なう運動軸調整は、運動軸と骨、関節、筋肉などの各器官の関係がどのような状態になっているかの検査であり、同時に関節が軸を中心に運動を行なえる状態にする徒手療法でもあります。
 
実際に運動軸調整を体験された方は、自分の運動軸がどうなっていたのか、初めて知ったという方が多いと思います。そして、軸を中心に関節運動を行える状態は、関節可動域が広がることだと実感したと思います。体が硬いのは筋肉が硬いことが原因ではないことを、体で理解できたと思います。
 
これを知らないまま、筋肉が硬いからと、ストレッチやマッサージで筋肉を柔らかくすることを続けていても、効果はありませんし、逆に運動軸と各器官との関係性を悪化させ、さらに硬い体を作ってしまうことになりかねませんので注意が必要です。
 
ですので、運動軸調整をした後に、お伝えしていることをできるだけ忠実に守ってトレーニングをして、正しい運動を身につけてください。

 

体が硬い時の運動軸は?正しい運動を身に付ける

 

東京教室・構造動作トレーニング

 

パーソナルトレーニング

 

 

 

 

運動軸を身に付けるために必要な足指トレーニングについて。
 
 
関節は運動軸を中心に運動する仕組みになっています。筋肉の収縮により、その付着する骨が移動し、関節運動をおこないます。この時に運動軸を中心に関節運動が行えていれば、動作はスムーズに行えます。逆に運動軸を中心に関節運動が行えていなければ、動作はスムーズに行えません。
 
運動軸を中心に関節運動を行えていない場合というのは、例えば、自転車がパンクしたまま走っていたら車軸が曲がり、その状態でタイヤを交換したとしても自転車はスムーズに走れません。
 
実際、人の動作というのも、車軸が曲がったように、軸を中心に関節運動を行えていない場合が多いのです。自分ではスムーズに動作をしてつもりでも、実際は関節の運動軸がずれているので体を思い通りに動かすことができません。そうすると痛みや痺れなどの症状やパフォーマンスが低下するなどの不調に陥りやすいのです。
 
ですから、当院では、痛みや痺れなど症状の施術やパフォーマンスを上げるためのトレーニングをする際は、まず運動軸の調整を行っています。
 
運動軸は大まかに上肢、下肢、脊柱の3つの軸を目安にし、各関節の運動軸を調整するようにしています。運動軸が調整されると、その人が元々持っている関節可動域が復元されますので、動作を行いやすい状態になります。
 
痛みや痺れなどの症状がある場合は、症状が改善したり、軽減します。パフォーマンスを上げるためのトレーニングをする場合は効果的なトレーニングを行えるようになります。
 
運動軸が調整された状態がどれくらい継続するのかというと、個人差があります。2週間くらいで元の状態に戻ってしまう方もあれば、運動軸が調整された状態を身に付ける方もいます。そしてさらに質を高めるためにトレーニングをしている方は運動軸が洗練されていきます。せっかくなら、運動軸を中心に関節運動を行える状態にして、不調に陥ることなく、スムーズに動作を行えるようにしたいです。
 
運動軸を身に付ける3つのポイントがあります。
①骨で体を支える
②筋肉の収縮で関節運動を行なう
③重心移動で関節を動かす
 
これらは、当院の他にも講座で学ぶことができます。骨と筋肉と関節がどのようなものなのかを体で理解できるようにしたいので、反復してトレーニングを行い、体に落とし込むことが重要です。
 
それでは足指について。
 
運動軸を中心に関節運動を行なうためには、体が安定していることが必要です。特に体の土台になる足元が安定していなければなりません。足元が不安定では運動軸が定まりません。そのため、足指から踵までの足を体の土台として使える状態にしておきたいのです。
 
足指のポイント
 
①足指の感覚を敏感にする。足から衰える、といいますが、これは足指の末端の感覚から薄らいでいきます。そうすると、何でもないところで躓いて転倒しやすくなります。
 
牧紳の蹄を4つ並べて、ブロックの形に足指をフィットできるようにします。ブロックの縁を指先で捉える。足指はMP関節から動かしてブロックの形に足指をフィットできるようにします。それから、フラットに接地できるようにします。足の甲が外へ傾きやすいのでMP関節から足指を使えるようにしてフラットに接地できるようにします。
 
②ふくらはぎのインナーマッスルを使う
 
ふくらはぎの深層には長母趾屈筋、後脛骨筋、長趾屈筋があります。これらの筋肉は第二の心臓といわれるふくらはぎの深層筋です。筋肉の収縮により血液やリンパ液の流れを促進されます。ふくらはぎの筋肉は循環系の流れを促進するポンプとしての働きをします。長母趾屈筋と長趾屈筋は、末節骨を屈筋する筋肉です。つまり、足指を握り込む、ということをできるようにします。これができないと、足がむくみやすく心臓に負担がかかります。さらに、地面を掴めないので踏ん張りが聞きません。足指を握り込みます。そうしたら、1本づつ、さらに曲げ込んで、小さな拳骨ができるようにしていきます。
 
③足首を真っ直ぐまねく
 
足首のまねきができなくなると、足が上がらなくなり、歩けなくなります。
 
爪先を自分の方へ近づける、足関節の背屈、爪先を自分から遠ざける、足関節の底屈といいます。背屈は脛の中心にある前脛骨筋の収縮で爪先が自分の方へ近づいてきます。底屈は脛の後にある下腿三頭筋の収縮で爪先が自分から遠ざかります。前脛骨筋と下腿三頭筋を使えるようにしていきます。
 
さらに、効果的な方法があります。それは、足指を握り込んだまま、足関節の背屈と底屈を行なう方法です。足指を握り込んだまま背屈、足指を握り込んだまま底屈します。
 
これは、ふくらはぎのインナーマッスルを連動して使うトレーニングになりますので、循環系の筋ポンプを強化することができます。健康を目的にされている方にもアスリートでパフォーマンスを上げたい方にも効果的なトレーニングです。
 
運動軸を中心に関節運動を行なうためには、足指から踵までの足を体の土台として使える状態にしておきたいのです。

 

 

 

パーソナルトレーニング

 

3月の構造動作トレーニング・東京教室のこと。参加者の女性が第一声「やってましたよねー。足指」。何のことかというと、NHKのテレビ番組で「足の握力を鍛えると健康に良い」という内容が放映されたことだ。テレビの影響は凄い。一次的にでも人をその気にさせる力がある。きっかけは何であれ、足指トレーニングに精を出すのは良いことだ。
 
 
私は20年以上、足指トレーニングを実践研究し、指導してきた。今現在、私が実感していることは、足指は筋力だけでなく感覚が重要。そのトレーニング方法は牧紳の蹄という、足の感覚トレーニングブロックを使って、フィット感覚とフラット感覚を養う。足指の感覚が低下すると、躓いて転倒しやすく、浮き指になって腰痛の原因になる。スポーツ選手は、足指の感覚が低下するとパフォーマンスが下がる。そのような理由からトレーニングでは足指を欠かさない。
 
 
足指の神経支配は脛骨神経と腓骨神経。股関節をトレーニングするには、腰仙神経叢の流れを足指まで繋げる必要がある。
 
 

腰仙神経叢は腰椎から出る神経。この神経の流れを繋げるには腰の位置が重要。腰を立てて足指までの神経の流れを確保し、筋肉を繋げて使える状態にする。

 
 
健康になりたいというのは多くの方の願い。だが、健康というのは簡単に手に入らない。足指トレーニングに興味を持ったとしても、積み重ねていかなければ身にならない。きっかけは何であれ、三日坊主で終わらず、効果を出して欲しいと思います。
 
 

正しい開脚前屈!股割りチャレンジ

 

構造動作トレーニング・東京教室

 

 

パーソナルトレーニング