【60代女性】昨年の足のケガからテイクオフができない…
施術後「全然違う!」と驚いた“運動軸調整”の記録
今日は、サーフィンのテイクオフ動作がうまくできなくなってしまった 60代女性のケースをご紹介します。
昨年の足のケガをきっかけに、 「左足が前に出ない」「動作をするとひっくり返る」 という状態が続き、思うように波に乗れないとのことでした。
さらに、既往歴として
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昔の膝蓋骨脱臼
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鼠径ヘルニア
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昨年の足のケガ など、下肢の軸に影響しやすい要素も複数。
今回は、その方の施術〜動作改善の流れをまとめています。
■ オープニング:施術後のテイクオフ
まずは施術後のテイクオフ動作を撮影。 「全然違う!」とご本人が驚くほどスムーズに前足が出る状態に。
最初に“できる状態”を確認してから、 なぜここまで変わったのかを順番に解説していきます。
■ 問診:左足が出ない理由はどこにあるのか
問診では、次のような訴えがありました。
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テイクオフで左足が前に出ない
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動作をするとバランスを崩してひっくり返る
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昨年の足のケガ以降、動きがぎこちない
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昔の膝蓋骨脱臼や鼠径ヘルニアの影響も気になる
これらはすべて、脚の運動軸がズレていると起こりやすい症状です。
■ 運動軸調整:原因は「脚の軸のズレ」
実際に動作を確認すると、 膝関節の運動軸がわずかに外側へズレている状態でした。
このズレがあると、
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左足が前に出にくい
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股関節が切り替わらない
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体幹がブレてひっくり返る
といった動作の乱れが起こります。
そこで、 膝関節の運動軸をミリ単位で調整し、脚全体の軸を再構築。
軸が整うと、股関節・膝・足首が連動し始め、 “本来の動き”が戻ってきます。
■ 運動療法:スクワットで連動性を再構築
施術後は、動作の再学習へ。
スクワットを使いながら、
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足
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膝
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股関節
この3つが同時に働くように連動性を再構築していきます。
軸が整った状態でスクワットを行うと、 テイクオフに必要な「前足を出す動作」が自然に再現されるようになります。
■ 股割り → 手押し車 → プッシュアップ
さらに、股関節の切り替えしを強化するために、
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股割り:体軸をキープしたまま重心を前へ運ぶ
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手押し車:股関節の切り替えしを再学習
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プッシュアップ:上肢と体幹の連動を統合
という流れで、 サーフィンのテイクオフに必要な“基本的な股関節運動”を再構築しました。
■ 最終チェック:テイクオフがスムーズに
最後に再びテイクオフ動作を確認。
施術前とは別人のように、 左足がスッと前に出て、体がブレずに立ち上がれる状態に。
ご本人も「全然違う」と驚かれていました。
■ 締め:構造を使えるようにして、構造で動く
今回のケースは、 「年齢」でも「筋力不足」でもなく、 “軸のズレ”が原因で動作が崩れていた典型例です。
構造が整えば、 構造で動けるようになり、 動作は一瞬で変わります。
サーフィンのテイクオフ、スポーツ動作、日常の歩行まで、 すべては“軸”がつくるもの。
同じようにお悩みの方の参考になれば嬉しいです。
■ 後日談
後日、ご本人さんから 「正座の張りが無くなってきた」 「スクワットの感覚が掴めてきた」 「海に入ったら身体が軽く動いた」 というご報告をいただきました。
足の親指ラインや足首の圧の位置を再確認できたことで、 今まで使えていなかった部分が働き始め、 自然に可動域が広がっていく過程がよく分かる実例です。
構造が整うと、日常動作もスポーツ動作もここまで変わります。 同じお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
■関連リンク
■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)



