股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -6ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

【60代女性】昨年の足のケガからテイクオフができない…

施術後「全然違う!」と驚いた“運動軸調整”の記録

今日は、サーフィンのテイクオフ動作がうまくできなくなってしまった 60代女性のケースをご紹介します。

昨年の足のケガをきっかけに、 「左足が前に出ない」「動作をするとひっくり返る」 という状態が続き、思うように波に乗れないとのことでした。

さらに、既往歴として

  • 昔の膝蓋骨脱臼

  • 鼠径ヘルニア

  • 昨年の足のケガ など、下肢の軸に影響しやすい要素も複数。

今回は、その方の施術〜動作改善の流れをまとめています。

 

■ オープニング:施術後のテイクオフ

まずは施術後のテイクオフ動作を撮影。 「全然違う!」とご本人が驚くほどスムーズに前足が出る状態に。

最初に“できる状態”を確認してから、 なぜここまで変わったのかを順番に解説していきます。

■ 問診:左足が出ない理由はどこにあるのか

問診では、次のような訴えがありました。

  • テイクオフで左足が前に出ない

  • 動作をするとバランスを崩してひっくり返る

  • 昨年の足のケガ以降、動きがぎこちない

  • 昔の膝蓋骨脱臼や鼠径ヘルニアの影響も気になる

これらはすべて、脚の運動軸がズレていると起こりやすい症状です。

■ 運動軸調整:原因は「脚の軸のズレ」

実際に動作を確認すると、 膝関節の運動軸がわずかに外側へズレている状態でした。

このズレがあると、

  • 左足が前に出にくい

  • 股関節が切り替わらない

  • 体幹がブレてひっくり返る

といった動作の乱れが起こります。

そこで、 膝関節の運動軸をミリ単位で調整し、脚全体の軸を再構築。

軸が整うと、股関節・膝・足首が連動し始め、 “本来の動き”が戻ってきます。

■ 運動療法:スクワットで連動性を再構築

施術後は、動作の再学習へ。

スクワットを使いながら、

  • 股関節

この3つが同時に働くように連動性を再構築していきます。

軸が整った状態でスクワットを行うと、 テイクオフに必要な「前足を出す動作」が自然に再現されるようになります。

 

 

 

■ 股割り → 手押し車 → プッシュアップ

さらに、股関節の切り替えしを強化するために、

  1. 股割り:体軸をキープしたまま重心を前へ運ぶ

  2. 手押し車:股関節の切り替えしを再学習

  3. プッシュアップ:上肢と体幹の連動を統合

という流れで、 サーフィンのテイクオフに必要な“基本的な股関節運動”を再構築しました。

■ 最終チェック:テイクオフがスムーズに

最後に再びテイクオフ動作を確認。

施術前とは別人のように、 左足がスッと前に出て、体がブレずに立ち上がれる状態に。

ご本人も「全然違う」と驚かれていました。

■ 締め:構造を使えるようにして、構造で動く

今回のケースは、 「年齢」でも「筋力不足」でもなく、 “軸のズレ”が原因で動作が崩れていた典型例です。

構造が整えば、 構造で動けるようになり、 動作は一瞬で変わります。

サーフィンのテイクオフ、スポーツ動作、日常の歩行まで、 すべては“軸”がつくるもの。

 

 

同じようにお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

 

■ 後日談

後日、ご本人さんから 「正座の張りが無くなってきた」 「スクワットの感覚が掴めてきた」 「海に入ったら身体が軽く動いた」 というご報告をいただきました。

足の親指ラインや足首の圧の位置を再確認できたことで、 今まで使えていなかった部分が働き始め、 自然に可動域が広がっていく過程がよく分かる実例です。

構造が整うと、日常動作もスポーツ動作もここまで変わります。 同じお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。

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えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

【58歳でも変わる】驚きのビフォーアフター

定期的に来院されている方の「股関節覚醒」の記録です。 自宅でも毎日欠かさず股割りを続けている方ですが、今回は 「恥骨がついているつもりで、実は右側だけ浮いていた」 という軸ズレが判明。 このわずかなズレが、可動域を大きく妨げていました。

 

 

 

【Before】恥骨がつかず、股割りが深まらない理由

最初は“運動軸のズレ”により、

  • 恥骨が接地できない

  • 股関節が左右で不均等

  • 股割りが深まらない

  • 可動域が出ない

という典型的なパターンでした。

【施術】骨盤と股関節軸をミリ単位で調整

運動軸調整施術では、 上肢・下肢・脊柱それぞれの軸を整え、中心運動軸を構築します。

  • 足関節・膝関節・股関節・仙腸関節の軸を整え、下肢の運動軸を構築

  • 手関節・肘関節・肩関節・胸鎖関節の軸を整え、上肢の運動軸を構築

  • 上肢・下肢・脊柱の軸を連動させ、中心運動軸が完成

【トレーニング】軸が整ってから股割りを開始

今回は台を使って股割りを実施。

  • 恥骨をつけられる高さに調整

  • 骨盤を中間位に立てる

  • 前脛骨筋+大腿直筋で脚を固定

  • 上腕三頭筋で肘関節を伸展し、体幹と連動

  • 脊柱起立筋で体軸をキープ

このポジションをセットして股割り動作スタート。

前半フェーズ → 上と前の矢印の間のベクトルへ重心を運び、股関節の屈曲可動域を広げる

後半フェーズ → 限界まで重心を前へ → 床に手をつく → 手押し車 → プッシュアップへ連動

【変化】腸腰筋が働き、可動域が一気に復活

  • 骨盤が立つ

  • 左右の股関節軸が整う

  • 腸腰筋が働き始める

これにより、本来の可動域と連動性が一気に戻りました。

【After】手押し車→プッシュアップは必見

後半の動きはまさに“覚醒”。 軸が正しい位置に戻ると、58歳でもここまで体はキレを取り戻します。

【メッセージ】年齢は関係ありません

「一生自分の足で歩きたい」 「眠っている体の可能性を引き出したい」

そんな方にこそ知ってほしい内容です。

構造が変われば、可動域は一瞬で変わります。 次はあなたの番です。

 

 

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■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

こんにちは。 えにし治療院の中村です。

今日は、たくさんの方が悩まれている 「股関節が詰まる」「外旋が苦手」「前屈が深まらない」 といった問題の“本当の原因”についてお話しします。

結論から言うと、 これらの悩みは 筋肉が硬いからではありません。

そして、 開脚ストレッチをどれだけ頑張っても解決しません。

理由はとてもシンプルで、 股関節の本質が見えていないからです。

 

■ 股関節が詰まる本当の理由

股関節が「詰まる」「引っかかる」「動かない」という状態は、 筋肉の硬さではなく “運動軸がズレている” ことが原因です。

運動軸がズレると、 本来の回転中心から外れた場所で動こうとするため、 大腿骨が前方・上方に詰まり、動きが止まってしまいます。

■ さらに多くの方は「屈曲」が苦手

これまでの指導経験から、 股関節の6方向の中でも 最も苦手な人が多いのは屈曲 です。

屈曲が苦手ということは、 腸腰筋が働いていない ということ。

腸腰筋は、 骨盤を股関節の上で前に転がし、 脚を軽く引き込むための“中心の筋肉”。

ここが眠ったままだと、 股関節で動くことができず、 代わりに 腹筋で腰を丸める・脊柱起立筋で腰を反る という“腰主導の動き”が起こります。

これが、

  • 前屈が深まらない

  • 外旋が使えない

  • 内旋の切り返しが起こらない

  • 股関節が詰まる といった問題につながります。

■ スポーツ選手も同じ落とし穴にハマる

スポーツ選手は外旋が苦手なケースが多く、 外旋六筋を鍛えようとします。

しかし実際には、 屈曲ができていないため外旋六筋が働く条件が整っていない。

外旋も内旋も、 屈曲が最大化したときに初めて自由になる動きです。

■ では、なぜ一般の方は開脚ストレッチに走るのか

理由はシンプルで、 本質が見えないからです。

  • 硬い=伸ばせばいい

  • 開脚できれば柔らかい

  • 前屈は背中を丸めればいい

こうした“見た目の柔軟性”だけが注目され、 股関節の構造や深層筋の働きは知られていません。

そのため、 どれだけ開脚ストレッチをしても 股関節の問題は解決しないままです。

■ ここで必要になるのが「股割り」

股割りは、単なる柔軟体操ではありません。

股割りは、 股関節の構造を本来の状態に戻すための動作体系 です。

股割りの動きは

  • 外転

  • 外旋

  • 屈曲(骨盤前傾)

  • 内旋

  • 内転

  • 伸展

という 股関節6方向の軸を“正しい順序で”再構築 します。

そのため、

  • 腸腰筋が目覚める

  • 屈曲ができるようになる

  • 外旋・内旋の切り返しが自然に起こる

  • 腰の代償が消える

  • 運動軸が整う

  • 股関節の詰まりが消える

これらが“まとめて”改善します。

■ まとめ

股関節の悩みの多くは、 筋肉の硬さではなく 運動軸のズレ が原因です。

そして、 腸腰筋が眠ったままでは 屈曲も外旋も内旋も本来の動きが出ません。

この構造を根本から整えられるのが 股割り です。

開脚ストレッチでは届かない、 “股関節の本質”にアプローチできる方法。

それが股割りの最大の価値です。

 

 

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■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

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