股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -5ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

62歳の男性が、たった2日で膝痛とむくみから解放されました。 

 

階段を降りるだけで“かまれるような痛み”。 仕事の疲労で姿勢は崩れ、脚はパンパンにむくみ、 「もう若くないから仕方ない」と諦めかけていた状態。

そんな身体が、 わずか2日間の「股割り集中コース」で別人のように変わった のです。

これはストレッチではありません。 股関節の“眠っていた機能”を呼び起こす、 運動軸の調整 × 身体操作の書き換え による変化の記録です。

 

 

 

■【1日目】疲労困憊の身体が、動き始める

初日は、明らかに体が限界。 姿勢は崩れ、膝は痛み、むくみで脚が重い。

まず行ったのは 運動軸調整施術

  • 左ひざの軸のズレを整える

  • 大腿と下腿の筋肉の連動性を高める運動療法

  • 中心運動軸の輪郭を再構築

  • スクワットで体幹と関節の連動性を再教育

軸が通った瞬間、 「あ、脚が軽い」 とご本人も驚くほどの変化。

その体幹と軸をベースに、 股割り訓練を実施。 初日で“復活の兆し”が見えました。

■【2日目】背中の使い方が覚醒し、動作が一気に変わる

2日目は、股割りの動きはできるものの、 「背中の使い方が分からない」 という課題が浮上。

ここで再び、運動軸調整。

  • 深部感覚を厚くする

  • 股関節の運動方向を再教育

  • 脊柱の解放

  • スクワットで脊柱起立筋の収縮率を高める

  • 関節の連動性をクリアにする

そのうえで、 股割り → 開脚前屈 → 手押し車 → プッシュアップ と段階的に身体操作を統合。

結果―― 股関節が覚醒し、動作が驚くほどスムーズに。

姿勢はスッと伸び、 むくみは消え、 膝痛も改善。

まさに“見事な復活”でした。

 

 

 

■ 単なるストレッチではありません

今回の変化は、柔軟性ではなく 「運動軸の調整」×「身体操作の書き換え」 によって起きています。

股関節が正しく働くと、 膝の負担は劇的に減り、 むくみも消え、 動作が軽くなります。

動画内で解説している 「足は下、腰は上」 のベクトルは、 日常生活からスポーツ(野球・バスケ・ゴルフ・テニス・ランニング等)まで すべての動きの土台になります。

■ 彼が手に入れたもの

この2日間で得たのは、 痛みのない身体だけではありません。

「自分の体を使いこなせる」という確かな自信。

62歳でも、 身体はここまで変わる。 股関節は、何歳からでも覚醒します。

 

 

✅【公式HP】股関節覚醒の秘訣はこちら

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

60代で姿勢改善と健康増進のために、定期的に「運動軸」の調整に通われている患者様の施術風景をご紹介します。

この患者様は、普段から姿勢を意識されており、ご自身の努力もあって 肩甲骨まわりのラインが整い、猫背が大きく改善 してきました。

今回はさらに、 ・首の付け根(下部頸椎)の丸みを解消すること ・全身の連動性を高めること を目的にアプローチしています。

 

 

 

■ 年齢ではなく「軸」で姿勢は変わる

姿勢改善というと、筋トレやストレッチを思い浮かべる方が多いですが、 今回のポイントは “軸を整えること” にあります。

足指 → 股関節 → 脊柱へと、 本来ひとつにつながるはずの動きがバラバラになっていると、 どれだけ頑張っても姿勢は安定しません。

軸が通った瞬間、 ・胸郭が自然に起きる ・骨盤が前後にブレない ・股関節がスムーズに屈曲する ・スクワットの下降・上昇が軽くなる といった変化が一気に現れます。

「年齢だから…」と諦める必要はありません。 体は、正しい方向に導けば必ず応えてくれます。

■ 今回の調整ポイント

足の軸の再構築 地面をしっかり捉える足指の感覚を取り戻し、土台を安定させる。

股関節の連動 恥骨を意識し、骨盤を立てた状態での上下運動を再学習。

脊柱の解放 丸まりやすい下部頸椎〜胸椎の動きを引き出し、自然に胸が開く状態へ。

腸腰筋の活性化 末端ではなく、体の中心から動ける体づくり。

これらが揃うと、60代でも姿勢が大きく変わり、 スクワットや日常動作が驚くほどスムーズになります。

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

 

腸腰筋は収縮で覚醒する!

今話題の「股割り」の本質を突く開脚前屈の方法

腸腰筋は 大腰筋・小腰筋・腸骨筋 の総称で、体幹と下肢をつなぐ重要な筋肉です。

骨盤を前傾させてパワースタンスをつくり、太ももを引き上げる(股関節屈曲・外旋)作用があり、ランニングやスポーツ動作の中心となります。

つまり、スポーツ選手に限らず 誰もが覚醒させたい筋肉 です。

 

◆トップ選手と一般人の決定的な違い

トップアスリートは腸腰筋が覚醒しており、さらに 使いこなす技術 を持っています。

一方、一般人やアマチュア選手は腸腰筋が覚醒していないため、同じトレーニングをしても再現できません。 むしろ逆効果になり、故障につながることさえあります。

◆腸腰筋が使えないと起こる代償

腸腰筋の本来の動きは 股関節の屈曲 です。

しかし覚醒していない場合、

  • 立位体前屈

  • もも上げ

  • 脚を引き上げる動作

これらを 腰で代償 します。

結果として

  • 腰痛

  • パフォーマンス低下

  • 股関節が硬いまま

という悪循環に陥ります。

 

◆ストレッチでは腸腰筋は覚醒しない

一般の方は「ストレッチで柔らかくすれば腸腰筋が使える」と考えがちですが、これは誤解です。

筋肉の生理作用は

  1. 関節運動

  2. 体温の発生

  3. 筋ポンプ

いずれも 収縮 によって働きます。

つまり、腸腰筋を覚醒させるには 収縮できる条件を整えることが必須。 ストレッチでは筋肉は出力できる状態になりません。

◆腸腰筋を覚醒させるための前提

=「軸を通す」深部感覚トレーニング

腸腰筋を使うには、まず 骨の軸を通す(深部感覚を育てる) 必要があります。

軸とは、骨が力学的に最も強度を発揮する位置。 大腿骨であれば、長軸方向(垂直)に圧がかかったときに最大の強度を発揮します。

骨が傾いていると剪断力が働き、筋肉は働かず代償が起きるだけです。

◆軸を通す(深部感覚)トレーニング

●大腿骨

  1. 膝立ちで左右均等に体重を受ける  骨で支える感覚をつかむ。

  2. 四つ這いで大腿骨の垂直位置を探る  股関節の真上に大腿骨が立つ位置を見つける。

  3. 四つ這いで重さをかけてもらい、前後の間で垂直を探す  最も骨の強度を感じる“真ん中”を見つける。

●骨盤

  1. 膝立ち → 正座  骨盤の前後の傾きを観察し、中間位を探す。

  2. 骨盤中間位で重さを受け、骨の強度を実感する  恥骨・坐骨・仙骨の三角形が均等に受ける感覚をつかむ。

●この下準備の意味

これらを繰り返すことで、

  • 大腿骨の長軸

  • 骨盤の中間位

  • 腸腰筋の起始停止(腰椎〜小転子)

が自然にそろい、 腸腰筋が収縮できる“出力可能な状態” が整います。

◆ここから本番:腸腰筋を収縮させる「股割り」

腸腰筋の作用は

  • 股関節屈曲

  • 外旋

つまり、正しい股割りは腸腰筋トレーニングそのものです。

◆ポジションセッティング(鉄則)

1. 骨盤中間位

  • 恥骨を床につける

  • 恥骨結節と坐骨結節の三角形を広く接地 → 寛骨臼が安定する

2. 大腿骨の前側ラインを作る

  • つま先を立て前脛骨筋を収縮

  • 膝を伸ばし大腿直筋を収縮

  • 足指を握り込み、長母趾屈筋・長趾屈筋を収縮 → 下肢が固定され、大腿骨頭が寛骨臼に収まる

3. 上肢と体幹

  • 肘を伸ばし骨で支える

  • 頭を脊柱のてっぺんに乗せる

◆重心移動とベクトル

  • 前と上の矢印の間のベクトルをキープ

  • 体軸を保ったまま重心を前へ運ぶ

これにより 股関節の屈曲+外旋が完成し、腸腰筋が収縮して働く。

体軸が崩れると

  • 腰が反る

  • 背中が丸くなる → すべて代償運動で腸腰筋は働きません。

◆開脚ができない人のための方法

床で骨盤が立たない場合は 台を使って恥骨の高さを調整 します。

骨盤中間位を確実に作ったうえで重心を前に運ぶことで、 腸腰筋の収縮で股関節が動き始めます。

「股関節が硬い」という状態は

  • 軸が通っていない

  • 骨の位置がそろっていない

  • 筋肉が使えていない

  • 代償運動をしている

これが原因です。 ストレッチでは絶対に解決しません。

◆股割りができるようになったら「フルスクワット」へ

股割りは腸腰筋の収縮で股関節を深く屈曲し、 骨盤前傾が完全に作れる状態 です。

ここまでできたら、次は フルスクワットで腸腰筋を使いこなす段階 に入ります。

  • 足を平行にして立つ

  • 落下

  • 床反力を受け取る

  • 伸張反射が発動し、自然に戻る

スクワットは

  • 体軸のキープ

  • 脚・膝・股関節の連動

  • 深くしゃがむ動作の習得

これらを身につけるためのトレーニングです。

落下を理解できるようになると、 床反力・伸張反射を身体で扱えるようになり、 パフォーマンス向上に大きく貢献します。

 

 

◆まとめ

股関節は“伸ばす”のではなく“使う”。 腸腰筋を収縮できる条件を整えたとき、 股割りは本来の意味を持ち、身体は劇的に変わります。

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング

構造動作トレーニング講座・股割り教室 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト