スクワットトレーニングはしゃがんで立ち上がるという、いたってシンプルな動作のトレーニングです。シンプルな動作ですが、目的や方法には様々あります。私がスクワットトレーニングをおこなう目的は動作を円滑におこなえるようにするためです。方法は肩幅に立ち、真下に落下、そして、床反力を受け取って自動的に立ち上がる。これをやるために、やるべきことは多く、重心移動の軌道を捉える、骨格配列を正す、関節の運動方向を揃える、関節運動で筋肉が作用するようにする、固有感覚を高める、神経系統を構築する、などです。スクワットはシンプルな動作ですから、緻密により深く動作というものを探れるのだと思います。
スクワットトレーニングについて、膝を爪先より出すのか、出さないか、膝が内側に入ってしまう、スクワットトレーニングをしていて膝痛や腰痛になった、などの声を聞きます。目的や方法は様々ですから、その声も様々なのだと思います。どのような動作においてもポジションが重要です。そして、どのような重心の軌道を通れば円滑な動作がおこなえるのか、ということを理解していれば、膝と爪先の関係、膝が内側に入る、膝痛や腰痛などの問題は解決できます。
ただ難しいのはポジションなのだと思います。ポジションというのは、動作を円滑におこなうことができる姿勢です。私は仕事柄、姿勢の中の骨格配列を常にみています。一見すると綺麗なポジションでスクワット動作ができているようにみえても、骨格変位が隠れていることが多いです。これを見極めるのは、一般の方では難しいと思います。骨格変位があると、体の各部に負担がかかり、膝痛や腰痛などの症状を引き起こす原因になります。膝痛や腰痛の経過が思わしくない場合は骨格変位の確認が大切です。
スクワットで膝痛や腰痛になる原因

