股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -42ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

先日、大阪教室の参加者から、講座の告知を、もっと目につくようにわかりやすくしてください、とご指摘を頂きました。最近はPCよりもスマホでホームページを閲覧する人が増えたのか、スマホでは文字が小さく、見つけにくくなっているのでしょうか。

 

さて、構造動作トレーニング・大阪教室を8月27日に開催します。

詳細・お申込み

 

名古屋栄中日文化センター・女性のための骨盤おこしは7月2日~です。

詳細・申込み

 

東京教室・構造動作トレーニングは、7月15日・16日です。

 

名古屋栄中日文化センターの女性のための骨盤おこし講座は、まだ空きがありますので、お近くの方はぜひご参加ください。

 

それから、この秋に名古屋市高年大学の健康と福祉専攻の講座の講師の依頼をいただきました。2コマですが、初めての経験なので楽しみにしています。最近は、健康寿命や家族の健康管理というキーワードに関心がありますので、今後、最も効率よく健康になるための方法を実践研究していきたいと思います。

 

 

 

先日、義父と義母の様子ををみがてら三河出張へいってきました。昨年義母は膝蓋骨骨折をして、今回お皿を固定していた針金とボルトの除去手術をしました。術後の義母の様子が気になり、実家へくることにしました。というのも、どこか骨折をすると、極端に体の可動域が低下します。これは、骨折に限りませんが、どこかに痛い箇所があると、痛みを避けるように、体を固めてしまうのです。そうすると動作をする範囲が次第に狭まり動きにくくなってしまいます。なので、骨折は骨が引っ付いて痛みがなくなれば治癒、ではなく、体の可動域を確保することが大切なのです。

 

 

義母は翌日、病院で手術後の様子をみてもらうので、今回は患部以外の体のバランスがどうなっているのかチェックしました。すると、患部をかばっているからなのか、健側の膝が動かしづらい状態でした。痛みが出るまで、本人は無自覚です。患側と反対側が痛くなったというのはよくあることです。ですから体の可動域を確保することはとても大切なのです。

 

義父は82歳ですが、仕事と趣味の弓道を両立させています。ですが、この三年間、内科の手術などで筋力が低下しました。義父は真面目な人なので、毎日のウォーキングと体操のルーチィーンを欠かさずおこなっています。それでも、筋力の低下のせいか、弓を引く数が減ったそうです。これは、とても難しいことですが、筋肉というのは起始停止部を揃え、骨格の配列を正しく、そして、関節運動の方向のなりに収縮しなければ、筋力は上がりません。例えば、健康のために毎日1万歩、ウォーキングをしていても膝を痛めてしまった、という話は多いのですが。それは、骨格の配列が崩れていたり、関節の運動方向が反れていたり、筋肉が正しく収縮できていなかったり、などが原因になります。筋力が上がる状態は、筋肉、骨格、関節、これらが正しく機能している状態です。目安は体の可動域が確保されていることなのです。

 

 

体の可動域が確保されていれば、日常生活を快適に送ることができます。そうでなければ、腰痛、膝痛、肩痛、など、どこか体がスッキリしない状態になります。体の可動域を確保するためには、足の指の感覚を指標に体を管理できるようにすることが必要です。

 

 

【膝蓋骨骨折】義母

 

【健康寿命を延ばす】白内障の手術後82歳義父

 

 

 
6月の構造動作トレーニング・東京教室で、とても驚いたことがありました。宿泊先の女将の健康相談を受ける、一方で、私の母と同年代の女性が股割りの開脚前屈動作から股関節を外旋から内旋に切り返すロールオーバーをやってのけたのです。ご本人からは、絶対に年齢はいわないでね、と釘を刺されているので、正確な年齢を言えないのが残念ですが、私にとっては本当に驚きでした。股関節の外旋から内旋の切り返しをする股割りのロールオーバーというのは、一般的な開脚ストレッチの足抜きと違って、とても難しいのです。それを私の母と同年代の女性ができるとは思ってもみなかったことです。あらためて、身体操作というのは年齢だけでは計りきれないのだと思い知らされました。
 
 
一コマ目、Takahiroラボは、講師の今の関心ごとや、参加者の質問を素材にすすめていく学びの場ですので、私が関心のある「体幹」を、前回、前々回に引き続き、スクワットトレーニングを用いて探っていきいました。また、継続参加者から、「腹」について提案がありましたので、膝立ちからの正座動作における「体幹」をおこないました。動作をおこなう際は、内臓のスペースを確保した「腹」が必要です。そうでなければ、腰や内臓に負担がかかり、腰痛や鼠径ヘルニアの原因になります。膝立ちからの正座動作の「体幹」は、肘から先、膝から先をきちんと使えるようにして、「腹」を充実させましょう。
 
 
二コマ目、所有感覚メソッドは、股関節の回転力をアップさせるための「腹」に注目して深部感覚(固有感覚)トレーニングをおこないました。腸が疲労していたり、腸の位置が定まっていないと、股関節の運動の妨げになります。股関節の回転力をアップするためには「腹」を充実させることが必要です。牧神の蹄を使って足指の感覚にスイッチを入れ、足指と足関節の運動方向を揃え、脛・大腿骨・骨盤の骨の強度を実感します。そして、「腹」の土台が準備できたのを見計らい、「腹」の深部感覚(固有感覚)トレーニングをおこないます。骨盤が後傾していると腸が骨盤内で詰まってしまいます。骨盤と胸郭を分け、そこにある内臓の重さを実感しました。これらの感覚が明確になると股関節はビックリするほど軽くなります。
 
 
三コマ目、股割りチャレンジは、全身の筋肉をつなげて股関節の回転力をトレーニングしました。参加者の方たちは活発にチャレンジしていました。股割りは、体が硬いとかやわらかいに関係なく、老若男女だれでもチャレンジできるところに醍醐味があります。先月、果敢にチャレンジしていた稲垣さんは、この一か月で見違えるほどの股割りを披露しました。トレーニングは量も大事ですが、質はもっと大事なのだと改めて実感させられました。
 
 
股割りのステップ1に「浮き上がる」というのがあります。今回、私が驚いたできごとは、この「浮き上がる」からはじまりました。女性が、私に、「先生、お尻を浮かせるって、どういうことなの?」と聞いてきたので、マウント富士のポーズから私が女性の腕をサポートして重心の軌道を誘導しました。すると、女性のお尻が浮き上がったところで、「この人、体がつながってる、凄い」と思い、まだ重心の軌道が途絶えなかったので、股関節の切り返しポイントを越えてみたのです。すると股関節が綺麗に外旋から内旋に切り替わりロールオーバーしたのです。股関節の柔軟性に年齢制限なし!勉強になりました。稲垣さんと女性には二コマ目の「腹」の深部感覚(固有感覚)トレーニングが効果的だったのかもしれません。
 
 
四コマ目、足指先から頭までのトレーニングは、深部感覚(固有感覚)ペアワークで体の中の骨格位置を整えます。この日は、腰痛や肩痛で可動制限のある方が参加されていましたが、トレーニング終了後には、綺麗に可動域制限が解除されていました。この整った骨格位置を維持するためには、深部感覚(固有感覚)を高めて身に付けていかなければなりません。そうでなければ、今まで通りの骨格位置に戻りますので、良い感覚を重ね実体に変えていくことが大切です。
 
 
肩関節の可動制限がある方に、簡単な可動域のチェックをしながら講座をすすめました。牧神の蹄を使った感覚トレーニング後、足指・足関節のトレーニング後、深部感覚(固有感覚)ペアワークの大腿骨・骨盤・胸郭・頭蓋骨のそれぞれの後、でチェックをしました。はじまりの牧神の蹄を使った後は、側方拳上100度くらいでしたが、進めるうち、体幹の回旋や側屈などの可動域が少し広がってき、最終的には側方拳上95度から180度まで可動域の変化を確認しました。ペアワークは一人ではできませんが、自己管理をするなら骨格位置を定位置に収め、足指の感覚トレーニングを行うのが効果的です。