膝の負担を軽減する解剖学の正しい股関節の意識
膝の負担を軽減する解剖学の正しい股関節の意識
私は歩行動作を最善なものにしたい、という考えが常に頭の隅にあります。私はこれまでに様々な履物をトレーニングで試してきました。なんだかんだで20年、足半やワラーチを作って履いたり、一本歯二本歯の下駄、地下足袋、など試しましたが、結局、どのような履物でも履きこなせる足が必要だというところに落ち着き、現在は普通のシューズを履いて足の感覚を練っています。しかし、ハイヒールやトウシューズは、私にとって別格です。トウシュウーズは難し過ぎますが、ハイヒールはたまにウォーキングの確認のため履いています。とはいえ、私にとって難しい履物であることに変わりありません。この履物に挑んできた経験は、外反母趾など足部を故障するメカニズムを実感でき、治療師として財産になっています。
私の目的は、足を機能的に使い体の仕組みに即した動作ができるようにトレーニングすること。ハイヒールは女性を美しく魅せる履物ですが、私の場合、ハイヒールでの歩行動作は獣になった気分になります。普通は踵に乗るそうですが、私は踵を着かず、足指で歩きます。ハイヒールは足を壊す履物、痛い履物と思っている女性が多いと思います。すんなり履きこなせてしまう人も中にはいると思いますが、ハイヒールを履きたいのならば、ウォーキングとフィジカルのトレーニングは必要不可欠だと思います。
外反母趾の原因
外反母趾の予防
腕は、胸鎖関節から動きます。胸鎖関節は、のど元にある鎖骨と胸骨から成り、胸鎖関節から可動する仕組みになっています。一般的には肩関節をイメージしますが、実際には胸鎖関節、肩関節の順に可動するのです。この可動するポイントが肩関節に集中すると、肩関節周囲炎や腱板損傷、イップスなどの故障につながります。投球動作で腕が振りきれない場合は、可動ポイントが胸鎖関節ではなく肩関節になっている可能性があります。野球理論では「胸鎖関節」という言葉は出てこないそうですが、解剖学、運動学、治療現場では、とても重要なポイントです。
▲解剖学アトラス 訳=越智淳三
胸鎖関節が滑らかに可動しない場合は、運動軸がズレている可能性があります。運動軸は、腕、脚、脊柱の3つの軸があります。これらをそろえることで中心運動軸ができ、体の自由度をフルに可動することができます。腕を振りきれないときは胸鎖関節を見直すとよいでしょう。そして、それが滑らかに可動しない場合は中心運動軸の見直しが必要です。