股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -18ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

すねの筋肉には、 前脛骨筋・長母趾伸筋・長趾伸筋・第3腓骨筋 など、足首を背屈するための重要な筋肉が集まっています。

しかし多くの人は、足首の使い方に強いクセがあり、正しく使えていないことがほとんどです。

その結果、

  • 足首

  • すね

  • 大腿

  • 骨盤

という流れで負担が連鎖し、骨格のゆがみとして感じやすくなります。

骨盤のゆがみを感じている人は、実は 足首の使い方が間違っている可能性が高い のです。

 

 

■ よくある症状

  • すねが痛だるい

  • ふくらはぎがパンパン

  • すね外側だけ肥大する

これらは「外側ばかり使うクセ」が原因で起こり、骨盤のゆがみ感にもつながります。

■ 正しい使い方のポイント

鍵になるのは 前脛骨筋。 股割りでつま先を正確に立て、前脛骨筋で足首を背屈することで、すねが正しく働き、骨盤が安定します。

すねの使い方を整えることが、骨盤のゆがみ改善の近道です。

 

 

関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング 股割り集中チャレンジ http://sinbu.info/category8.html

構造動作トレーニング講座・股割り教室 http://sinbu.info/category7.html

プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院) 著書: 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト http://sinbu.info/

正しい「接地」とは何か

足裏が床に吸い付くように触れる状態

接地とは、足裏が床にやさしく吸い付くように触れ、足指の末節骨がそっと床を捉える状態のことです。

5本の足指が寄り添う“ニュートラル”の形

おにぎりを握る手のように指先は柔らかく、5本の足指が寄り添い合うことで、構造的に強いニュートラルな形が生まれます。 この足指のまとまりがアーチ構造をつくり、接地の衝撃を自然に緩和します。

 

 

 

 

なぜ多くの人は接地が崩れているのか

足指を伸ばして接地してしまう

多くの人は、足指を“伸ばして”接地しています。 その結果、5本の指が開き、一本一本が単独で弱くなります。

起こる問題(DIP伸展・PIP屈曲・指浮き・力み)

足指が伸びた状態では、

  • DIP関節が反る(伸展)

  • PIP関節が曲がる(屈曲)

  • 指が浮く

  • 力む

といった問題が起こります。

末節骨のセンサーが働かなくなる

最も感覚が敏感な末節骨で床を捉えられず、センサーが働かなくなります。 センサーが働かない足はアーチを保てず、情報をキャッチできないため、接地衝撃を吸収できません。

衝撃が体に蓄積する

吸収されなかった衝撃は、ダメージとして体に蓄積していきます。

接地を変えるための「足の作り方」

足指の筋肉が働く状態に戻す

接地の質を高めるためには、まず足指の筋肉が収縮し、関節運動に働く状態へ戻すことが必要です。

股割りで足指を握りこむ動きが有効

そのために有効なのが、股割りで足指を握りこむ動きです。 足指を握りこみ、そのまま足首を背屈・底屈させることで、長母趾屈筋・長趾屈筋が働きます。

足指〜足首〜股関節が一本のラインで連動する

この動きによって、足指〜足首〜股関節までが一本のラインとして連動します。

センサーが復活し、アーチが立ち上がる

連動が整うと、末節骨のセンサーが働き、アーチが自然に立ち上がり、接地の質が根本から変わります。

 

 

◆ 講座・教室のご案内

股関節を正しく動かし、動作として使える開脚を身につけたい方へ。

 

◆ プロフィール

中村考宏(なかむら たかひろ) 三重県桑名市「えにし治療院」 深部感覚・運動軸・構造動作の専門家。 施術・講座・研究・SNS発信を通して、身体の本質的な使い方を伝えている。

著書

  • 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社)

  • 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

えにし治療院HP

ストレッチ50年の常識をアップデートする時代──本当に開脚ができる身体とは?

「ストレッチ」という言葉が日本に広まったのは、いまから約50年前。 身体を伸ばすという行為自体は古代から存在しますが、現代的なストレッチ理論が生まれたのは1970年代のアメリカでした。

その中心となったのが、ボブ・アンダーソン。 彼の著書『Stretching』(1975年)は世界的ベストセラーとなり、ゆっくり伸ばす静的ストレッチが一気に広まりました。

しかし当時は、筋肉の生理学・神経・固有感覚などの理解がまだ浅く、現在の知見とは大きく異なります。

 

◆ 開脚ストレッチの“落とし穴”

多くの人が「ストレッチをすれば開脚ができるようになる」と信じています。 ところが実際には、

  • 体軸が乱れる

  • 骨格が崩れる

  • 筋肉が働かなくなる

  • 腰痛・尿漏れ・不定愁訴が出る

こうしたトラブルが後を絶ちません。

理由はシンプルで、筋肉は伸ばす組織ではなく、収縮して働く組織だからです。 伸ばし切るストレッチを続けると、筋肉は“伸ばされる側”に適応し、力を出せなくなってしまいます。

その結果、開脚の「形」はできても、股関節の運動として使えない開脚になってしまうのです。

◆ 開脚の本質は「股関節の運動」

開脚は、股関節の

  • 外転

  • 外旋

  • 屈曲(開脚前屈の場合)

といった動きの組み合わせです。

つまり、柔らかく見える形ではなく、股関節そのものが動くことが本質。

ここで必要になるのが、古来から伝わる「股割り」です。

◆ 本来の“股割り”とは何か?

多くの人が誤解していますが、股割りとは「脚を無理に開く柔軟」ではありません。

本来の股割りは、

体軸を保ちながら、重心移動によって股関節の多方向の動きを引き出す訓練

です。

股関節は球関節で、外転・外旋・屈曲・伸展・内転・内旋と多方向に動きます。 この動きを、筋肉を収縮させながら育てていくのが股割りの目的です。

◆ 股割りの正しい手順

  1. 骨盤を立て、背骨を縦に伸ばし、体軸をつくる  ここが崩れると股関節が動かず、腰が代償します。

  2. 脚を無理に開かず、股関節の“外旋”をつくる  膝ではなく、股関節そのものが回る感覚。

  3. 重心をゆっくり前へ移動する  この重心移動が、股関節の屈曲を引き出す鍵。

  4. 背中を丸めず、腰を立てたまま前屈する  背中が丸まる=股関節が動いていないサイン。

股割りでは、筋肉をしっかり使いながら可動域を広げていきます。 だからこそ、動作として使える開脚が育つのです。

◆ よくある間違い

  • 脚を無理に開こうとする

  • 骨盤が後傾して背中が丸まる

  • 膝で外旋しようとする

  • 前屈で腰を伸ばしてしまう

これらはすべて、股関節が動いていない証拠です。

◆ 正しい股割りを続けると…

  • 股関節が軽く動く

  • 前屈が自然に深くなる

  • 骨盤が立つ

  • 体軸が安定する

  • 歩行が変わる

  • 腰痛や股関節の不調が改善する

こうした変化が、多くの人に起こります。

◆ いま必要なのは「ストレッチ」ではなく「運動学的アプローチ」

開脚は“伸ばす”ことでつくるものではありません。 股関節を正しく動かし、可動域を育てることで初めて、動作として使える開脚が手に入ります。

50年前のストレッチ理論ではなく、 生理学・運動学・解剖学に基づいた最新の股関節トレーニングへ。

形だけの開脚ではなく、 一生使える身体としての開脚を手に入れる時代に来ています。

 

 

 

◆ 講座・教室のご案内

股関節を正しく動かし、動作として使える開脚を身につけたい方へ。

 

◆ プロフィール

中村考宏(なかむら たかひろ) 三重県桑名市「えにし治療院」 深部感覚・運動軸・構造動作の専門家。 施術・講座・研究・SNS発信を通して、身体の本質的な使い方を伝えている。

著書

  • 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社)

  • 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト

えにし治療院HP