5月の構造動作トレーニング・東京教室のレポート。
思い通りにできない自分の体を思い通りにしたい。そうすれば、痛みも不調なく、股関節をキレッキレで動かすことができる。トレーニングの効果を順調に出せる人とそうでない人がいる。何が違うのかというと、ベースにある体の状態が違う。体の状態が良好な場合はトレーニングの効果を順調に出すことができる。そうでない場合は苦戦する傾向にある。
私の場合は後者、体の状態が悪かったのでトレーニング効果を順調に出せるようになるまでには、かなり苦戦した。そこから、トレーニングの仕組みを形づくるのも、手探りだったので、ある程度の形になるまで、期間が長かった。トレーニングの仕組みが形になってからは、足踏みしていた期間が嘘のように、日に日に体の中で変化を感じれ、毎日楽しみが増えた。
構造動作トレーニングのトレーニングの仕組みは、いたってシンプルで神経系統を構築するための仕組みである。神経系統を構築すれば自分の体は思い通りにできる。とにかく運動神経と感覚神経の流れが良好になるように良い動きの感覚を体に重ねることが重要だ。構造動作トレーニングの3つのポイント。
1.皮膚、筋肉、骨、関節、内臓、神経の位置を定める。
2.重心移動で関節を動かし筋肉を作用させる。
3.固有感覚(深部感覚)が適切に働く状態にする。
3つのポイントができていれば、トレーニングの効果を順調に出せることができ、一気に痛みや不調なし、股関節をキレッキレに動かすことができるようになる。そうでなければ、3つのポイントのどこかが不十分だ。
また、体の状態が良好な場合は、すんなりトレーニングに打ち込むことができるが、体の状態が悪い場合は、ベースになる体の状態を良好にしなければならない。この場合は、特に固有感覚が適切に働く状態にない傾向にある。これは無意識下の感覚なので自覚するのが難しい。固有感覚は無意識下で運動を調節する感覚だが、適切に働く状態にない場合は、無意識下で運動を調節することなく代償運動をおこない自分の体が思い通りにならない。
トレーニングに打ち込んでいても効果を順調に出せない場合は、3つのポイントを見直すこと。そうすることで、ベースになる体の状態が向上し、トレーニングに打ち込む体の状態が安定するはずです。
東京教室4講座