股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座 -16ページ目

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

 

 

 

開脚で左股が痛む原因と改善のポイント

継続参加の方のケースです。 1月は「左股が痛い」と訴えており、今回3月も同じく開脚で左股に痛みが出ていました。

痛みの原因は次の2つです。

  1. 体軸が通っていない

  2. 左脚の筋肉が適切に使えていない

     
     

改善のポイント

1. 体軸を通す

骨盤・胸郭・頭を一直線にそろえ、体軸を保持します。 体軸が通ることで、股関節の動きが安定します。

2. 左脚の筋肉を使えるようにする

  • 足関節背屈で前脛骨筋を働かせる

  • 膝関節伸展で大腿四頭筋を働かせる

特に 大腿直筋を正しく収縮させて骨盤を安定させることが重要 です。

改善の流れ

体軸が通り、脚の筋肉が働く状態をつくったうえで、

  • 重心移動による股関節の運動

  • 手押し車

  • 閉脚

  • プッシュアップ(体幹強化)

と段階的に進めていきました。

開脚で大切な2つのポイント

  1. 筋肉を使って股関節の運動をつくること

  2. 体軸を通し、重心移動で股関節を動かすこと

この2点がそろうことで、股関節は無理なく動き、痛みの軽減につながります。

多くの人が陥る「間違った対処」

開脚で付け根や内ももが痛むと、 「筋肉が硬いからストレッチやマッサージで伸ばす・ゆるめる」 という対処をする方が多くいます。

しかし、それは安易な考えです。

筋肉が硬いのであれば、 なぜ硬くなっているのかという原因を見抜き、そこに対処しなければ根本的な改善にはつながりません。

筋肉が硬くなる原因には、

  • 体軸が通っていない

  • 筋肉が働いていない

  • 腰仙神経叢の促通不足

  • 固有感覚の不全

など、さまざまな要因があります。

ストレッチやマッサージを加える前に、 まず原因を見抜くことが大切です。 原因を誤ると、逆効果になることも少なくありません。

 

 

■関連リンク

えにし治療院 パーソナルトレーニング https://sinbu.info/category8.html

構造動作トレーニング講座・股割り教室 https://sinbu.info/category7.html 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト https://sinbu.info/

 

 

股割りで骨盤前傾をつくり、腸腰筋を正しく使える身体へ導く前半・後半フェーズの実践内容をまとめました。 股関節の屈曲を取り戻し、日常動作の質を上げるための具体的な手順を紹介しています。 57歳でも身体は確実に変わる。そのプロセスを丁寧に解説しています。

■ 前半フェーズ:股割りの骨格ポジションをセットする

● 股関節外旋・外転 ● 膝関節伸展 ● 足関節背屈

この3つで脚を固定し、体軸を立てます。

さらに、 ● 大腿直筋を使って膝関節を伸展 ● 前脛骨筋と連動させて「全面ライン」を完成 ● 最終到達点は「完全な骨盤前傾」

● なぜ骨盤前傾が重要なのか

骨盤が前傾すると、股関節の屈曲に腸腰筋が正しく作用できる状態が整います。 股割りで開脚前屈を行う目的は、この腸腰筋の出力を取り戻すためです。

年齢とともに腸腰筋が使えなくなると、 ・足が上がらない ・ベッドから起き上がれない ・トイレでしゃがめない ・股関節でかがめない といった日常動作の不調につながります。

だからこそ、アスリートだけでなく誰にとっても、骨盤前傾と腸腰筋の活性化は欠かせません。

● 開脚前屈の後は「立位でもも上げ」

開脚ができて満足していては不十分です。 腸腰筋の正確な走行をたどり、実際の動作で使えるようにするため、立位でのもも上げを行います。

■ 後半フェーズ:中心軸を保ち、左右の股関節を均等に動かす

● 頭・胸郭・骨盤を一直線に並べる ● 中心軸を保ったまま、左右の股関節を均等に運動 ● 重心移動で股関節を動かす

● 開脚前屈の最終屈曲 → 脚抜きへ

骨盤前傾のまま、自分の限界まで股関節を屈曲。 その後、脚抜きで ・股関節内旋 ・内転 ・伸展 の動きを行います。

● 最後は再び立位でもも上げ

腸腰筋の走行をたどり、実際の動作で使える状態を定着させます。

■ まとめ

この動画では、 「股割り → 骨盤前傾 → 腸腰筋の出力 → 実動作への転用」 という流れを、前半・後半フェーズに分けて解説しています。

57歳でも、正しい骨格ポジションと動作の順序を守れば、腸腰筋は必ず使えるようになり、日常動作の質が大きく変わります。

 

 

■関連リンク

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構造動作トレーニング講座・股割り教室 https://sinbu.info/category7.html 

■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

Webサイト https://sinbu.info/

 

 

 

 

 

開脚がどれだけ頑張っても進まない——そんな悩みの原因の多くは、実は“股関節が正しく動いていないこと”にあります。見た目の角度ではなく、股関節の中身がどう動くかで開脚の質は大きく変わります。今回は「使えない開脚」と「使える開脚」の決定的な違いをわかりやすくまとめました。

 

◆ 1. 使えない開脚で起きている「代償運動」

多くの人は、股関節が動かないまま“別の場所”を使って前に倒れようとします。これが代償運動です。

  • 土の字開脚で前に倒れる  前に行けているように見えても、動いているのは腰の伸展であり、股関節の屈曲は起きていません。

  • 反り腰で前に行く(腰椎の伸展)  背中を反らせて骨盤を押し出す動きで、股関節はほとんど動いていません。腰だけが頑張っている状態です。

  • 背中を丸めて前に倒れる(腰椎の屈曲)  前に進んでいるように見えますが、中心になっているのは腰椎の丸まりです。

これらはすべて、股関節が動いていない“見せかけの前屈”。 角度は出ても、使える開脚にはつながりません。

◆ 2. 前半フェーズ:外転・外旋で脚を固定し、股関節屈曲を最大化する

使える開脚の第一段階は、脚(大腿骨)を外転+外旋にセットし、その角度を固定することです。 このセットが甘いと、股関節ではなく腰が動いてしまいます。

外転・外旋を固定したまま、股関節屈曲=骨盤前傾を深めていきます。 背中を丸めたり反らせたりすると股関節は動かないため、前半フェーズは股関節の屈曲可動域を最大まで引き出す時間になります。

◆ 3. 完全骨盤前傾=前半フェーズの終点

外転・外旋を固定したまま前傾を深めていくと、骨盤がこれ以上前に倒れない地点に到達します。 ここが前半フェーズの終点です。

この地点から先は、体幹を倒しても、背中を丸めても、重心を移動しても進みません。 ここから先は、股関節そのものが動かないと前に進めない領域に入ります。

◆ 4. 後半フェーズ:脚抜きが起きる“本質的な関節運動”

完全骨盤前傾の位置からさらに進むためには、大腿骨頭が寛骨臼の中で動くしかありません。 ここで初めて、股関節内部の本質的な運動が起こります。

  • 内旋方向の回旋  外転・外旋でセットした脚を、股関節の中で“抜く”ための回旋。

  • 内転方向の滑走  大腿骨頭が寛骨臼の内側へ滑り、脚がスッと合わさる動き。

  • 伸展方向のはまり(求心性)  大腿骨頭が寛骨臼に深くはまり、安定しながら動く状態。

この3つが同時に起こることで、脚が股関節の中でスッと抜けるように動きます。 これが 脚抜き=内旋 × 内転滑走 × 伸展はまり。 使える開脚の核心です。

◆ 5. 前半フェーズと後半フェーズの違い

前半フェーズでは、骨盤が完全に前傾し、股関節は最大屈曲します。 この段階まで来ると“腰を入れる”感覚は出ますが、関節内部はまだ次の動作へ移るためのアイドリング状態です。

後半フェーズでは、脚が股関節の中でスッと回転し、跳躍筋の伸張反射が働きます。 関節内部が“抜けて”、動きが軽く、深く、安定し、前に進む動作として成立します。

◆ 6. まとめ

股割りは、

  • 前半:外転・外旋固定 → 股関節屈曲最大化

  • 後半:内旋 × 内転滑走 × 伸展はまり(脚抜き)

この2つで完成します。

大切なのは角度ではなく、股関節の質を変えること。 これが“使える開脚”の本質です。

 

 

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■プロフィール

中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)

著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

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