東京教室に毎月参加されている50代女性。 ここ数か月、鼠径部痛・肩のつまり・体幹のねじれ制限といった不調が続き、えにし治療院へ来院されました。
今回は、体の通り道を取り戻すために、次の順番で調整を行いました。
・股関節の正しい動きの回復
・手首から肩への連動調整
・側頭骨(側頭筋)の調整
・鎖骨と肩甲骨のつながりの回復
・背骨の動きの解放
この流れで整えていくと、つまっていた肩がスッと抜け、呼吸も軽くなりました。
スクワットで体軸を通す
動作の再教育では、スクワットを使って 「体軸を通す → 股関節で受ける → 体幹がねじれない」 という正しい流れを再現しました。
軸が通ると脚の力みが消え、動きが驚くほど滑らかになります。
開脚は「骨盤セット → 恥骨をつける → 軸をキープして屈曲」
開脚では、 骨盤セット → 恥骨をつける → 軸をキープしたまま股関節屈曲 という正しい順序で動きを再構築。
腰を入れることで前屈の質が大きく変わり、股関節がスッと入る感覚が戻ってきました。
仕上げは「股割り脚抜き」
最後は股割り脚抜き。 脊柱起立筋で軸を立て、内旋・内転・伸展がそろうと、動きはここまで美しくなります。
数か月ぶりに「体がすっきり軽い」という瞬間を一緒に確認できました。
開脚で不調が悪化する理由
開脚を続けているのに不調が悪化することがあります。 原因は「伸ばすだけ」の開脚です。
体が本当に求めているのは、 使う動作(収縮)と軸の安定。
伸ばし続けるほど股関節に必要な筋肉は働かず、使えない体が強化されてしまいます。
大切なのは、正しい股関節の運動で開脚を訓練すること。 屈曲、脚抜き、骨盤コントロール。 これらがそろって初めて不調は変わります。
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■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)


