🧩 脊柱管狭窄症のご主人に股割りは効果があるのか?専門家が徹底解説
(骨盤を立てる座り方+股関節理解+専門的評価の必要性)
こんにちは。えにし治療院の中村です。 今日は 「脊柱管狭窄症のご主人に股割りは効果があるのか?」 このご質問に、専門家として“とても分かりやすく”お答えします。
🟦 ① 相談内容の紹介
60代の女性の患者様から、次のようなご相談をいただきました。
「夫が脊柱管狭窄症で手術をしたけれど改善しない。 私が良くなったように、股割りをやらせたら効果があるの?」
実は、この相談はとても多いのです。
🟦 ② 結論:股割りは効果がある。ただし“正しくできれば”
結論からお伝えすると、 股割りは脊柱管狭窄症の改善に効果があります。
ただしこれは、 正しい運動軸で行えた場合に限ります。
🟥 ③ 間違った股割りは逆効果
多くの方は “開脚ストレッチ” と “股割り” を混同しています。
-
ただ足を広げる
-
筋肉を伸ばす
-
痛みに耐える
こうした自己流のやり方では、 腰の代償が強まり、症状が悪化することがあります。
🟦 ④ 痛みの正体はどこにあるのか?
脊柱管狭窄症の痛みやしびれは、 次の3つの組織のどれかがストレスを受けている状態です。
① 筋肉:硬い・張る・働きすぎ → 鈍い痛み ② 血管:圧迫・うっ血 → 重い・詰まる ③ 神経:牽引・圧迫・絞扼 → ビリッと鋭い痛み
どの組織がストレスを受けているかを特定しないと、 手術後でも痛みが残ることがあります。
🟦 ⑤ なぜストレスがかかるのか?
原因を特定するために、次の5つを評価します。
-
骨格の位置
-
関節運動の軸
-
筋肉の出力
-
固有感覚
-
腰仙神経叢の状態
これらを整えたうえで股割りを行う。 これが “運動療法としての股割り” です。
🔵【股割りの前に必ずやるべきこと】
🧩 ⑥ 骨盤を立てて座る
股割りを安全に、そして効果的に行うためには、 まず “骨盤を立てて座る” ことが絶対条件です。
骨盤が後傾したままだと、
-
腰椎の代償が続く
-
股関節がつぶれる
-
筋肉・血管・神経へのストレスが減らない
つまり、股割りをしても改善しません。
🟦 正しい座り方の手順
1)まず立つ ・股関節幅で立つ ・つま先を正面に向ける
2)真下に降りるように座る ・恥骨が座面に触れるように座る ・分からない場合は太ももの裏が座面に触れるように座る
これで骨盤が立ち、腰椎の代償が減ります。
🟦 股関節の位置を理解する
次に、股関節の位置を“わかる”ようにします。
-
太ももの横の骨=大腿骨大転子
-
お尻のえくぼの奥に股関節がはまっている
-
座面と太ももの隙間あたりに位置する
-
解剖学ではヒップジョイント
この関節の位置がわかると、 股割りの動きが一気に安全で正確になります。
🟦 立つ → 座る → 立つ → 座る の反復
この反復が、 骨盤後傾のクセをリセットし、運動軸を整える基本練習 になります。
🔴【専門的な評価が必要】
🧩 ⑦ 自宅で自己流で行うのは難しい理由
ここまで読んでいただくと分かるように、 股割りは “ただ足を広げる運動” ではありません。
-
骨盤の角度
-
股関節の位置
-
腰椎の代償
-
固有感覚
-
神経の牽引ストレス
これらを正しく評価しながら進める必要があります。
つまり、 自宅で自己流で行うのは難しいのです。
脊柱管狭窄症の痛みやしびれは、 “どの組織がストレスを受けているか” を見極めて、 その原因を取り除く順番で運動療法を進める必要があります。
🟦 ⑧ 正しい運動軸で行う股割りの効果
運動軸を整えたうえで股割りを行うと、
-
腰の代償が減る
-
股関節が正しく動く
-
神経の牽引ストレスが減る
-
血流が改善する
-
歩行時の痛みが軽減する
こうした変化が期待できます。
🟦 ⑨ まとめ
まとめると、
-
股割りは脊柱管狭窄症の改善に効果がある
-
ただし “正しい運動軸” が絶対条件
-
痛みの原因(筋肉・血管・神経)を特定する必要がある
-
手術後でも改善しない理由は “運動軸の乱れ”
-
自宅で自己流は難しいため、専門的な評価が必要
ここを押さえるだけで、改善のスピードは大きく変わります。
🎬 エンディング
股関節の使い方が変わると、人生が変わります。 脊柱管狭窄症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
■股関節覚醒チャンネルとは?
「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。
■関連リンク
■プロフィール
中村考宏(三重県桑名市・えにし治療院)
著書 『骨盤おこしで身体が目覚める』(春秋社) 『趾でカラダが変わる』(日貿出版社)

