【関西から養老線に揺られて】
70代ご夫婦が、再びハイキングを目指して来院された日
関西から近鉄、そして初めて乗る養老線を乗り継いで、 70代のご夫婦がえにし治療院に来院された。
奥様は5年ほど前から足の不調が続き、 病院や整体に通いながら、ジムでバイクを少しずつ漕ぐリハビリを続けてこられたという。 歩く姿はこわごわと足を出すようで、 ここまでの道中がどれほど大変だったか、容易に想像できた。
ご主人はそんな奥様を気遣い、 「一度、えにし治療院へ行ってみよう」と付き添って来院された。
■ YouTubeがきっかけで見つけた “変化の兆し”
今年に入ってから、当院のYouTube動画を見るようになり、 見よう見まねで「恥骨をつけて骨盤を立てる」ことを続けていたところ、 痛みが軽減しはじめた。
「これはいいかもしれない」 そう感じていただき、今回の来院につながった。
ご夫婦の趣味はハイキング。 しかし足を悪くされてからは、まったく行けなくなってしまった。 最初は膝に水がたまり、それが落ち着いた頃には反対側の股関節が痛み出し、 何年も治療を続けてこられた。
「なんとか、またハイキングを再開できるといいな」 私はそう思いながら問診を進めた。
■ 丁寧なメモ書きと、隠れていた“本当の原因”
問診では、 「忘れるといけないので」と奥様がメモ書きを2枚、丁寧に持参されていた。 主症状は股関節の痛みだが、 膝の違和感、腰痛、肩関節の可動制限など、 あちこちに不調があることがわかった。
徒手検査をすると、
-
胸椎が右へ側弯
-
膝と股関節の軸のズレ
-
肩関節の可動制限
-
胸鎖関節の軸が通っていない
これまでリハビリを続けてこられたものの、 軸が乱れた状態では、治るものも治らない。 それが長年の不調の原因だった。
■ 全身の軸を通し、脊柱の動きを解放する
施術では、
-
足首 → 膝 → 股関節
-
手首 → 肘 → 肩関節 → 胸鎖関節
-
顎関節
-
そして脊柱
それぞれの軸を丁寧に通し、 最後に脊柱の動きを解放した。
体の軸が通ったところで、運動療法を開始。
● 骨盤の中間位から
股関節・膝関節・足関節の連動を再構築するスクワット
● 足を「出す」のではなく
軸足を安定させるための歩行訓練
軸が通り、脊柱の可動域を取り戻した体は、 驚くほど安定していた。
■ 「痛いところがありません」
その言葉に、ご主人の表情が変わった
歩行を確認しながら、私は奥様に尋ねた。
「痛いところはありますか」
奥様は少し驚いたように、そして嬉しそうに、
「いいえ、痛いところがありません」
と答えられた。
その瞬間、ご主人の表情がふっと明るくなった。 長年寄り添ってきたからこそ、その言葉の重みがわかるのだろう。
私はお二人に伝えた。
「この歩き方を身につければ、またハイキングへ行けますよ」
その言葉で、奥様は俄然やる気になられた。
■ ただし、軸は崩れやすい
だからこそ “自宅での宿題” が未来をつくる
長年の体の癖によって、軸は再び崩れる可能性が高い。 だからこそ、今日お伝えした宿題を続けていただくことが大切。
お二人が再びハイキングに出かけられる日を、 私は心から願っている。
■股関節覚醒チャンネルとは?
「一生自分の足で力強く歩き続ける」をテーマに、 股関節の重要性、正しい体の使い方、運動軸の整え方を発信しています。
■えにし治療院について
痛みや不調の改善から、パフォーマンス向上まで。 独自のメソッドで身体の本質にアプローチします。
▼ご予約・詳細 えにし治療院
