🌿昼休みの多度山。33度の下界と、森の涼しさ
午前の仕事を終えた頃、気温は33度。 外に出た瞬間に「これは暑い」と身体が言う。
昼休みの短い時間でも、 涼しい空気を吸いたくて多度山へ向かった。 今日はゆっくりできないので、 ポケットパークから旧道の登山道を使って山頂を目指す。
一歩、登山道に踏み出した瞬間に空気が変わる。 ひんやりとした気配が身体を包み、 風の通り道なのか、さわやかな風がほほをなでていく。 この瞬間だけでも、来てよかったと思える。
🐝 今年の夏の違和感:セミが少ない
やはり、今年は蝉の数が少ない。 アブラゼミの鳴き声がないので、暑苦しさがない。 代わりに、ニイニイゼミやヒグラシの声が耳に優しく響く。
写真:ニイニイゼミ
木の幹には、あちこちにセミの抜け殻。 夏の営みは確かにあるのに、鳴き声の量だけが違う。
写真:抜け殻
🪲 森の小さなドラマ:カナブンの格闘
木の幹ではカナブンが餌場の取り合いで格闘中。 こういう小さなドラマを見ると、 森の中は静かでも、生き物たちは忙しい。
写真:カナブン
ニイニイゼミは木の幹に何匹も止まっているが、 体の模様が幹とそっくりで、よく見ないと気づかない。
写真:ニイニイセミ
🦋 アゲハと、そして危険な影
山頂に近づくと、アゲハが優雅に木々の間をすり抜けていく。 黒い羽が森の緑に映えて、下界で見るよりも派手に感じる。
写真:アゲハ
ただ、注意しないといけないのはオオスズメバチ。 キイロスズメバチの何倍あるのかと思うほど大きい。 刺されたら本当に危険だ。
偵察中なのか、私の前をゆっくり通り過ぎる。 物音を立てないようにじっと待ち、 いなくなったのを見計らって歩き始めると、 胸の奥がふっと軽くなる。
🏔 山頂の涼しさは、汗をかいた身体にこそ効く
山頂に到着。 湿ったシャツに涼しい風が当たり、身体が一気に冷却される。 汗をかいた分だけ、風の涼しさが際立つ。
部屋でエアコンに当たっているよりも、 身体を動かして汗をかき、 そのあとに森の風を浴びるほうがずっと爽やかだ。
短い昼休みでも、 多度山に入ると身体が整っていくのを感じる。 やっぱりここは、必要なときに迎えてくれる場所だ。




