ヒガンバナが咲き始めた。今朝はぽつり、ぽつりと雨が降っていた。季節は秋になって、野草は色とりどりの花を咲かせている。虫たちは、雨宿りをしている。その様子を、私は片手に傘お持ち、カメラのシャッターを切る。
イモムシ、ケムシ、ミノムシがいた。イモムシはヒメエグリバ、ケムシはフクラスズメ、ミノムシはオオミノガの幼虫。どれも、「蛾」の幼虫。ミノムシは怖くない。イモムシは少し怖い。ケムシは怖い。毒の有無を知っていれば恐れることはないのだが、何となく、イモムシに毛が生えていると怖い。ミノムシは、その身体を蓑で覆ってくれているから怖くない。怖いか、怖くないか、というのは、どうも触れられるか、触れられないか、ということのようだ。成虫は、どれも枯葉に似た蛾。とても、皆から好かれる容姿ではない。天敵は少ないはずだが、ミノムシは絶滅危惧種らしい。あまり、怖がられないからだろうか?