山の楽しみ | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

今年の山は、涼しいのか、それとも8月に入ると猛暑になるのか、いずれにせよ、今のところ歩きやすいし、楽しみも多い。楽しみの一つは、自分の歩行動作を観ることだ。このところ接地感覚に変化があり、接地と脚の軌道の変化により、股関節の可動域が増した。おそらく、第3者がみても、わからないレベルの変化だが、細やかな感覚の喜びに足がどんどん進むのだ。
 
そして、もうひとつは季節を楽しむこと。とくに夏は生命力みなぎる感じにこころ踊る。山の木々の様々な緑色、沢山の種類の昆虫や鳥が鳴く、飛ぶ、走る。タマムシの緑色の金属光沢が強い日差しに反射し、その動きに目をうばわれる。7月も後半になり、ようやく大型のミヤマクワガタにであう。男子の心を鷲づかみにする甲虫のフォルムが美しい。木の上では、ニホントカゲがヒグラシを狙っている。火照る身体は、山の爽やかな風で冷まされ、なんとも心地が良いものだ。