感覚からボディーをつなげる(四肢+体幹) | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節の可動域を広げるために、深部感覚や運動軸の視点から動作を分析し、滑らかに動ける身体づくりを探求するブログです。

5月の構造動作トレーニング・東京教室「深部感覚」は、深部感覚からボディーをつなげるための深部感覚ルーティーンを実習した。
 
そもそも、深部感覚にアプローチするようになったのは、私が末梢神経を損傷して足が麻痺したときのリハビリだ。感覚を取り戻すため身体が求めていることに従っておこなったリハビリが、深部感覚ルーティーンの元になっている。実は健康な人でも深部感覚はにぶくなっている。深部感覚は意識に上がらない感覚の流れなので、健康な人は触覚や圧覚などの表在感覚から骨指標を基にアクティブで安定し強度のある基本ポジションを身に付けることで深部の感覚を養う。
 
 
深部感覚ルーティーンで大切なことは「感覚を拾う」ということ。ペアケア(ふたりでおこなう)でパートナーから「重さをかりる」ことで、「骨の丈夫な感覚」「骨の安定した感覚」を味わう。これをじっくり重さを感じ、安定感のある基本ポジションを身に付けていく。
 
 
深部感覚が養われることによって得られるメリットは、自分の動作を観られるようになることだ。深部感覚の重さや位置、運動の感覚を拾うことで、自分の動作を実感でき、感覚的に観ることができる。また、股割りやスクワットなどのトレーニング動作を自分の動作を通して観ることができ、トレーニングを効率よく効果的におこなうことができる。
 
 
身体の不調がなかなか治らない場合や故障を繰り返す場合などは、深部感覚が鈍くなっていることが考えられる。先日、身体の調整のための施術中に「水の中に足をいれているみたいで浮力が働いているように軽い」といった人がいた。推測だが、足の骨、筋肉、関節などに、施術者の徒手から何らかの感覚を拾ったのだろう、身体が不調のときは足が塊のように漠然としていたものがクリアになり、足と体液を感じるようになったのだろう。感覚、表現は個人で差があるが、私も「足に水が通る」感覚を経験したことがあるのでいい感覚であることは分かる。