低周波鍼通電療法 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

自分の足に鍼を切皮する。チクッとして、僅かな痛みを感じる。つづいて、鍼を刺入しようと思うが、慎重になり過ぎて1本の鍼を刺すのに、ずいぶん時間がかかってしまう。あまりに身構えすぎてしまうと筋肉が緊張して鍼が刺さらない。

 

若い頃は、中国鍼を使う治療院で勉強していたことがある。鍼は太く、長くなればなるほど刺激が強い。そのときに、体感した中国鍼の刺激が残っているのだと思う。細い日本鍼でも、いまだに身構えてしまう。

 

鍼治療は、身体の特定の点を刺激するために専用の鍼を生体に刺入または接触する治療法。鍼の手技は、沢山の方法がある。 その中で、当時、私が興味を持っていたのは低周波鍼通電療法だ。自分でも、何度も、その刺激を体感したが、その効果を十分に活かし切れるまでには至らなかった。

 

 

30年前に購入した4極と開業したときに購入した6極の鍼電極低周波治療器。現在の最新型は、かなり小型で機能的になっているが、私はシンプルな4極が扱いやすい。

 

 

自分の足で、鍼を刺すポイントやヘルツ(周波数・振動数)を体感している。先日は若い頃に思いもつかなかった方法に気づいたが、経験を経てあらためて取り組む楽しさにワクワク感がある。自分が納得するまでやり尽くしてみようと思う