股関節のコントロールとベクトル | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

4月の構造動作トレーニング・東京教室「股割り」は、重心移動を円滑に行うための股割り動作のベクトルを実習した。構造動作トレーニングに基づく股割りは、股関節をコントロールできるようにし、身体の各パーツのベクトルを合わせて重心移動をおこなう。
 
 
上方向と前方向の間のベクトルに体幹をキープする。
 
 
前腕を腕橈関節で回内し、上腕で体幹のキープ力をアップする。
 
 
体幹をベクトルに合わせキープしながら、重心を前方に移動する。
 
 
1年ぶりに参加されたシニアの方が、股割り終了後、背筋が伸びていた。自分では気づかないが、コロナ禍で心が委縮し、肉体も影響を受けていたようだ。重心移動を円滑におこなえるようにして、どんな状況でも快適に進んでいきたいものだ。