直膝からズレると偏って筋肉が発達、故障の原因 | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

天気予報は雨だが、山は晴れている。傘をポール代わりにして山の様子を見てきた。濃尾平野は雲の大群が北へ向かっている。風は秋の風というよりも台風の風。山頂で山友にあった。山友の後をついて下山したが、20分足らずで下山、80代とは思えぬ足捌きだ。
 
昔は、老人というと「腰曲り」「がに股」の印象だったが、最近は身体が曲がった老人をあまり見かけなくなった。昔よりも健康管理の意識が一般的になったからなのだろうか。
 
さて、シニアになっても健脚でありたい。健脚であるためには、直膝で運動したい。通院している内反膝の人も長年苦労して、ようやく直膝の目途が経ってきたようだが、直膝からズレてしまっている状態になると、どこに、どう、戻せばよいのか、わけがわからないという人がほとんどだ。
 
直膝からズレてしまうと、筋肉の作用が変わる。使えない筋肉、負担のかかる筋肉がでてくるので、運動をすると偏って筋肉が発達する傾向にある。ランナーやダンサーに限らず、競技で故障する原因になる。
 

▲解剖学アトラス訳=越智淳三
 
直膝に調整して運動をすることが大切だ。
 
 
明日は台風10号の影響で雨。室内でトレーニングに没頭しよう!