捻挫は癖になる、年を重ねて健脚になる | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

51歳の誕生日は、爽やかな秋晴れ。この日は、養老山地をゆっくり縦走しようと決めていた。朝の出勤の時に岐阜県南濃町で降ろしてもらい、山道を歩いて多度の治療院へ行く。
 
 
コースは、
 
スタート-岐阜県さぼう遊学館-飯盛山- 田代越 - 石津山 - 石津御嶽 - 美濃松山 - 多度山 -えにし治療院-ゴール。 17.5km 。
 
 
ウォーキングのペースは、心拍数を上げない程度。それから、汗でシャツが濡れると身体が冷えるので、体温が上昇したらペースを落とし細目に汗を拭く。水分補給は、蜂蜜レモンと梅ソルティをチョイス。レモンと梅の酸味がさわやか!
 
 
山友から聞いていた、アケボノソウを探してみたが見つからなかった、残念。スタートから石津山までは誰にも会わなかった。縦走するのはトレイルランナーくらいかな。
 
 
今回のウォーキングの中で接地と足運びに注目して気づいたことがあった。一度捻挫をすると癖になるといわれている。これには二つの原因があるのではないかと私は思っている。1つは損傷の際に故障した感覚(固有感覚)のリハビリが適切に施されてないこと、もう一つは、足を挫きやすい接地になっていること。私は柔道選手の時代に何度も捻挫をして痛い思いをしてきた。足を挫く時は、足を挫きやすい接地になっている。その時期に挫きやすい接地に癖がついてしまったのだろうと思い当たる。今でも山を下るときに必ず1度は左足を挫きそうになる。足指トレーニングの成果で瞬時に体勢を立て直すことができ大事には至らない、この歳になってようやく足の怪我の呪縛から解放された、なんと長い道のりだろう。長い道のりといえば、以前は、養老山地の縦走が、長い道のりだと思っていた。それも足が元気になるにつれ養老山地の縦走なら、距離は気にならないようになった。歳を重ねても健脚でいられるよう、トレーニングに励みたいと思う。
 
 
 
 
 
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