東京の構造動作トレーニング講座に参加している方が開院祝いを兼ねて治療を受けにきてくれた。遠方の方はなかなか来院できないので、名古屋や桑名で宿泊し2日間の日程でくる方もいる。今回は、股関節の治療を2日間おこなった。
以前、転倒したときに脛を打撲、その後、歩行時に臀部の痛みが出現し正常に歩けなくなった。かかりつけの医師からは、股関節の手術をすすめられている。本人は、手術を回避するために足指トレーニングを日課にして軽い運動を心がけている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190829/16/eni4/0f/77/j/o1080060714557832006.jpg?caw=800)
まずは、歩行動作をチェックし、問題点と改善点をさぐる。続いては、接地と股関節の動きをチェックし、問題点と改善点をさぐる。身体の状態に必要な徒手療法をおこない、接地と股関節の動きを修正するための運動療法をおこなう。
徒手療法は、下肢のアライメントを整えながら反応点をたどる。刺激の程度は軽刺激のみ。反応点は、無自覚の箇所に痛覚を感じることが多い。下肢が連動して可動する関節運動の方向をさぐりながら変化をみていくスタイル。
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