恒例となった元旦トレーニングは来年で3年目になる。
2017年は、なんと!遠征合宿ということになった。
普通、正月は自宅でゆっくりと過ごすものなのだと思う。
あるいは、いろいろと予定もあるだろう。
しかし、今回は何かがおかしい。
すでに何人かの参加表明があるのだ。
元旦トレーニングが定着したのか!?
ともあれ意義ある合宿トレーニングにしたい。
大まかなスケジュールは決まっているが、
まだトレーニング内容は未定。
天候や施設の都合もあるのでこのまま乗り込むことにする。
さて、先日7年ぶりにお会いした方と昔話に花が咲いた。
私が治療業界に入って25年以上になる。
今でいう筋膜リリースの手技に魅せられて治療の勉強に励んだ。
それは筋や筋膜を摩擦して伸張する治療法。
当時、一緒に勉強していた先生方とも未だに付き合いがあるが、
皆さん、研究心旺盛で治療方法を進化させている。
治療方法を進化させなければならない理由は完治しない症例があるから。
私は15年前に現在(構造動作トレーニング)の
運動療法を視野に入れてリハビリに取り組んできている。
手技療法一筋できている先生方にとっては新鮮なのだそうだ。
筋肉の治療は原因が筋肉にある場合に有効。
15年以上、症例に対して運動療法を施すとともに動きをみてきた。
あくまでも私の経験にしかすぎないが、
筋骨格系疾患の原因は筋肉にないことの方が多い。
これまで筋肉に原因があると考えていた症例は、
深部感覚にアプローチすることによって筋硬結が消える。
ある症例について共通の治療方法で検討できることはありがたい。
しかし、運動療法の難しいところは、
施術者に深部感覚の概念が必要なこと。
施術者が理解してないものは、患者に伝えることができないのだ。
テクニックと同様に施術者が養っていかなければならない感覚だと思う。
これは、スポーツ選手のフィジカルトレーニングでも同様。
「選手が股関節を外旋できるようになるには、どのような方法がよいか?」
と指導者の方から方法について聞かれる。
私も方法について聞かれたから、その方法を紹介する。
しかし、指導者が知識を得たからといって選手ができるようにならない。
まずは、その方法や理論が本当に正しいのか指導者自信が証明できなければ、
それはただの伝言ゲームにしか過ぎず実践で使い物にならないのだ。
私も自分の股関節をコントロールすることができるようになるために、
ずいぶんと時間を費やしてきているが、これは自分の実力の指標としている。
知識として知っていることは紹介することができても、
自分ができないことは人に指導できない。
股関節のコントロールについても自分の可動範囲内しかわからないから、
それ以上のことは、指導といわず想像を伝えるということになる。
自分の実力を知る、ということを念頭において業務にあたるよう心掛けている。
【驚くほどカラダが軽くなる スクワットの真実】朝日カルチャーセンター 新宿https://t.co/NjNnqZy27D『「深部感覚」から身体がよみがえる!』の中村考宏先生が今度はキング・オブ・トレーニング《スクワット》を解体! 老若男女、無理がかからない体の使い方とは。
— 晶文社 (@shobunsha) 2016年12月5日