骨盤おこしと深部感覚/顎関節をリラックスして快適動作を | 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座

骨盤後傾から骨盤をおこし股関節を超なめらかに。体幹と四肢を連動させ動きの質を追及する。運動とは人の重心が移動することである。運動を成立させるべく構造動作理論(Anatomical Activity)に基づくトレーニング方法と身体観察について綴ります。

名古屋栄の中日文化センター「女性のための骨盤おこし」継続講座は5年目になるそうだ。はじまりは私が単発講座を3回ほど、引き続きよし子が指導している。毎回、満席の人気講座で最近ではNHK名古屋の方もキャンセル待ちだとか。いまだ女性には「骨盤」が人気のキーワードだとしてもすごいことだと思う。

 

よし子の話では、「深部感覚」というキーワードを使うようになってから「骨盤おこし」の講義を進めやすくなったそうだ。「骨盤おこし」のポジションを保つのに四肢の保持性が大切。女性の参加者は四肢の末端感覚が薄い傾向にあり、これが骨盤を定位置に保てないことにつながることも多いとか。末端感覚、および、内部の感覚をアプローチすることにより効果が一層高まるそうだ。

 

女性クラスの参加者の中には夏に刊行した「深部感覚」から身体がよみがえる!(晶文社)をよんで、わたしの練習会にも足を運ばれる方もある。益々、関心が高まって深部感覚(固有感覚)を自らつかみにいく姿勢はリハビリ、トレーニング効果がさらに高まるよい流れだと思う。

 

11月には大阪で「女性のための骨盤おこし」講座を開催しますのでお近くの方は是非ご参加ください。

 

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さて、この秋は何かと用件が重なって研究会の資料作成がおくれている。今月の構造動作研究会のテーマは顎、頚部前面。頚部前面に付着する骨格筋の解剖学的特徴を踏まえて深部感覚(固有感覚)を高めるのに効果的なアプローチを検証する。

 

 

前回は頚部後面の解剖学的特徴を確認しながら深部感覚のアプローチ方法を検証してみて効果的であると同時に頚部前面の状態にあわせて、さらには四肢、体幹の深部感覚のセッティングが重要だと思った。

 

人が快適に動作をおこなうためには筋、関節、骨がそれぞれの役割をはたすこと、細かく見れば各筋が協力的に個々の作用をおこないながら動きをコーディネートするとよい。

 

最近でこそ表情をリラックスさせてのびのびとプレーをするスポーツ選手が増えてきたが、実は、リラックスをしようとしてできる骨格の状態とリラックスをしようとしてもできない骨格の状態がある。リラックスしてのびのびと動いているように見えて内部環境は固まっているということはよくある。これは各所で動きに制限があったり、怪我をしやすい状態なので見る人が見ればわかるのではないだろうか。今回は顎と頚部の深部感覚(固有感覚)に注目したいと思う。

 

それから話は変わりますが、牧神の蹄(ぼくしんのひづめ)をお持ちの方で各地講習会に参加されることがありましたら是非ご持参ください。わからにことなどありましたらお声掛けください。

 

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