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Engineer’s Laboratory

孤独なエンジニアによる趣味の世界

2つ目の目的である名勝『鬼の舌震』にやってきました。

 

やはりコロナ明けのGWということもあり、みな普通に観光楽しんでます。

 

蒜山は混雑って情報もあったけど、ここまでのルートで道の駅が満車とか渋滞ってことは無かった。

 

ここの駐車場も8割くらいなので、ごった返してる程じゃない。

 

奥出雲ってはっきり言って不便な場所なので、人は少なめみたいです。

 

私からすると、せっかくのツーリングが大渋滞で目的地にたどり着けないとか、言っても行列で入れない、遊べないじゃ何やってるのか分かりませんからね。

 

ただ、奥出雲は移動に時間も掛かるので、ツーリングやドライブ向きだと思います。

 

タイトな予定は組まない方が良いかも。

 

 

 

 

 

さて、この場所って何?と言うと、渓谷です。

 

「鬼の舌震」なんて恐ろしいイメージをさせる名前がついていますが、その由来は神話にあるそうです。

 

「出雲国風土記」の中にある神話に『和仁(ワニ)のしたぶる』という一文があるそうです。

 

 

この神話をざっくりとまとめると、

 

昔、この地にとても美しい玉日女命(タマヒメノミコト)という女神が住んでいて、恋い慕った和仁(ワニ)が川を遡ってやってくるのが嫌で、玉日女命が石で川を塞いで和仁は会うことが出来なくなったとさ。それからここは恋山(したいやま)と呼ばれるようになったのだった・・・。めでたし、めでたし。

 

 

因幡の白兎にも出てくるけど、「ワニ」ってのは「サメ」の事だと言われています。

 

 

 

そして『和仁のしたぶる』という言葉が転じて

 

「ワニノシタブル」

「オニノシタブルイ」

 

と言われるようになり

 

『鬼の舌震』と書く様になったのだろうと言うことです。

 

全然「鬼」関係ないじゃん‼

 

 

女神様のストーカー撃退法が過激だね!

 

それでは冒険の始まりです。

 

マップは入口の茶屋みたいなのがあるところに置いてます。電話ボックスを探せ!

『鬼の舌震 散策マップ』

 

いきなり現れるのがこれ。

 

 

この場所で一番目立つのがこの橋です。

 

『舌震”恋“吊橋』

 

この神話を知らなきゃ『恋』の意味が分かりませんね。

 

どちらかと言えば『鬼』をイメージしてしまうので・・・。

 

 

この吊り橋は高さ45m、長さ160mもある吊り橋なので、結構スリルがある。

 

写真ってこういう高さが伝わらないのが残念。

 

 

私は高いところは平気なので、余裕です。

 

この吊り橋はかなり頑丈に造られていて、殆ど揺れないので、普通に歩けます。

 

他の観光客も渡れない人も居ないし、手すりを持つ人も居ませんでしたね。

 

しかもバリアフリーコースの一部ですから、安全ですね。

 

これは吊り橋効果も期待できそうなくらいドキドキするんじゃないでしょうか?

 

私はしませんが・・・

 

 

 

ただ、神話からするとデートに来てもその恋は成就するのかな?

 

一方通行で拒否されて終わりなんてことにならないよう頑張って頂きたい💧

 

この渓谷って結構距離があって、かなり歩きます。

 

「水瓶岩」

 

 

「清心亭」付近

 

 

本当に写真じゃ分からないくらいの巨石が転がっていて、川の両岸は崖になっているので、遊歩道が無いとたどり着けないような場所です。

 

この日は天気が良すぎて、ここに着く前に道路に設置してあった温度計で28℃だった。

 

渓谷で水辺で木が沢山あって、直射日光は殆ど当たらないんだけど、暑い💦

 

遊歩道が整備してあるし、バリアフリーで車いすでも通れるようになってる区間もあります。

 

 

 

そんな遊歩道ですが、一部老朽化の為通行止めの部分が数か所ありました。

 

ここの一番奥に「鬼の試刀岩」というのがあって、それが見てみたということで進んできたのだが、残り数百mというところで進めなくなってしまった。

 

 

仕方なく戻る方向へ進むことにした。

 

帰りはバリアフリーコースではなく、川沿いの遊歩道を進みました。

 

「鬼の落涙岩」

・・・涙というより、はなみ・・・

 

 

 

吊り橋を下から見たら結構高いのが分かりますね💦

 

ここの風景は普段見ないものが多く、異世界を感じる事が出来るかもしれませんW

 

無事に帰還しましたが、途中に貼り付けてあったマップには通行止めの位置も記載されていて、「鬼の試刀岩」は川の上流部から行ける可能性があるということで、「下高尾駐車場」へ移動しました。

 

 

こちら側はトイレしかなく、人気がありません、遊歩道を進むと吊り橋があり、対岸へ。

 

たどり着いたのがこれだ。

 

 

「鬼」のフレーズとこの岩を見たらあれしか思い浮かびません💦

 

それなのに誰もいないってのは不思議ですよね?

 

だって、ここは崖の上、岩は谷底、近づけないんですよ。

 

しかし諦めません!

 

 

写真の取り方でそれっぽく見える?

 

おっさんが3人集まればこういう遊びになってしまうのだW

 

因みに持ってるのはオモチャの刀です。

 

遊歩道はここで通行止めとなっていて、引き返すしかありません。

 

ってことで1時間ちょっと散策しました。

 

歩いた距離は3kmを越えていると思います。

 

サンダルで来てる人もいたけど、階段や急なところもあるので、靴がお勧めです。

 

全てのミッションがクリア出来たので帰る方向に向いて走ります。

 

 

お昼ご飯にしましょう。

 

 

店の前にはご神木があり、かなりデカいです。

 

 

裏手には

 

 

ヤギとニワトリがいました。

 

エサもあげられるみたいです。

 

 

 

今回の目的の1つ目である「出雲そば」を堪能したいと思います。

 

私は蕎麦博士ではないので、その違いとか、優劣は分かりませんが、蕎麦は好きです。

 

ツーリングってあちこち行くと、通る道も同じになったり、休憩ポイントも同じになって、マンネリ化してしまうので、私は極力違うルートを選ぶようにしています。

 

そして、ツーリングで目的を作っておくと、達成感も増す気がします。

 

その一つがグルメです。

 

例えばラーメンを食べるとか、ご当地グルメを食べるとか、必ずソフトクリームを食べるとかね。

 

私の場合は、「蕎麦」と言っても和蕎麦です。

 

蕎麦ってどの地域に行ってもあって、ご当地じゃなくても、定年後に始めたような古民家でやってるところが田舎には多い気がします。

 

 

そして今回は奥出雲なので、出雲そばが超有名ですね。

 

「岩手のわんこそば」「長野の戸隠そば」と「出雲そば」を日本三大そばって言うらしいです。

 

 

出雲そばの特徴は「割子そば」か「釜揚げそば」らしい。

 

注文したのがこれ

 

 

この地域の特産らしい舞茸の天ぷらと割子そばです。

 

蕎麦の食べ方って色々あって、一般的なざるそばはそうめんみたいにつけ麺スタイルだし、かけ蕎麦もある。

 

割子そばはちょっと違う。

 

 

三段のそばを1段だけ取り、そこに出汁と薬味をぶっ掛けて食べると言った感じだ。

 

 

店によって違いはあるが、薬味の種類が多いので、掛ける順番は重要だと思う。

 

何故なら、1段目に食べて残った出汁を2段目、3段目と掛けていくからだ。

 

私は1段目を出汁のみでいただいた。

 

 

2段目にはノリ、鰹節で頂きつつ、途中でゴマを入れてみた。

 

 

 

3段目は最後にネギと七味を入れた。

 

 

という感じにしてみた。

 

予想以上にのど越しは良くない。

 

麺はザラザラ感が強い。麺も弾力があり、よく噛んで食べるのがよさそうだ。

 

蕎麦の風味は強いので、味はいいね。

 

これも食べる人の好みだと思う。

 

 

 

 

お腹も膨れたので、次の目的地へ行きます。

 

そのまま県道108号を西へ走り、県道107号を西へ、そのままR314に入り雲南市方面へ走ります。

 

 

三成に入ったところでR432へ右折、直後に県道270号へ右折、1km程走り県道25号へ左折。

 

道なりに1.5km程走ると左手に目的地の入り口があります。

 

左折し、少し走ると駐車場です。

 

これが2つ目の目的です。

 

今年のGWはカレンダー的に間に3日の平日を挟んでいて、大手や優良企業はそこも休みになって大型連休って感じのようですが、零細企業は飛び石連休・・・。

 

 

学生の頃の同期とGWにツーリング行ってたんだけど、コロナ禍で中断してたけど、久々に再開です。

 

バイクは統一感のない感じで、ヤマハ・YZF-R25、ホンダ・ジェイド、そして私のボンネビルT100・・・

 

二輪以外の共通点がないですね。

 

 

 

 

 

 

行先は奥出雲!

 

ツーリングの穴場スポットらしいですね。

 

 

岡山県北をスタート地点にして、ゆっくり走ろうと思います。

 

 

 

R181を西に走り、久世~勝山~美甘~新庄

 

「道の駅 がいせん桜新庄宿」で小休止

 

一番奥のバイクは知らない人です💧

 

 

四十曲峠から鳥取県へ

 

 

そのまま日野まで下り、R180を西に向かいます。

 

日野川沿いにR183へ進み、途中に自動車専用道路が少しだけ開通してるんだけど、これは日南の町を通らないので、今回は旧道を通り、次の休憩ポイントへ行きます。

 

「道の駅 にちなん日野川の郷」

 

 

一緒に行ったメンバーはトマトソフトクリームを堪能してました。

 

味は・・・

 

 

道の駅を出発し、県道9号(安来伯太日南線)へ

 

山を2つ程越えて、県道108号(印賀奥出雲線)を進みます。

 

万才峠を越えると島根県です。

 

島根県側のアスファルトにはグルービングされていて、バイクにとっては乗ってて気持ち悪いと言うか、怖いと感じます。

 

排水を良くするという目的とされていますが、道路に対して縦に掘るなら、常に路面を水が流れるので、効果は薄いでしょうね。

 

早く乾くという点では凍結対策の可能性もあるが、ドリフト対策なのかな?

 

スリットのお陰で、グリップ力が増し、滑らせにくい路面となるので、ドリフト出来なくなる。

 

だから、交通量が少なくて、急カーブの多い峠道によくやってるんだろうね。

 

バイク乗りからすれば、やめて欲しいやつですが・・・

 

 

 

そのまま下っていると、1つ目の目的である「出雲そば」のお店がありましたので、看板にしたがい左折、細い道を進むと古民家を発見!

 

 

今回はここでお昼にします。