さて、先日満を持して購入したDellのCopilot-PCですが(関連記事)、

実は、体感性能としては、2022年に購入していまだにメインマシンとして使っているLenovoのマシン(購入時の記事)と大差ないか、下手をすれば気持ち遅いくらいです![]()
しかし、実はこれは想定の範疇でして、現在のインテルのCore Ultra 第二世代CPUは、爆速ではないのです。
もちろん、4年前のCPUに比べれば、根本的に高性能 - 製造プロセスが、前のモデルでは6nmでしたが今回のものは3nmと、圧倒的に高効率低消費電力です。
したがって、コア一個だけでの性能(シングルコア性能)は、今回のものの方が高性能です。
しかしながら、今回のCPUはマルチコア性能で後れを取っています。4年前のものは8コア16スレッド(物理的には8コアですが、ハイパースレッディング技術により16個コアがあるような振る舞いをします)、
今回のものは8コア8スレッド - つまりハイパースレッディング技術が適用されていません
。
なので、たとえば大きな4K動画の書き出し(並列処理が多用される)といった処理をすると、前のモデルの方が少し速く完成するはずです![]()
(※ただし、ハイパースレッディング技術はあくまで倍のコア数に見せかける技術ですので、本当に16コアあるCPUと比べると差が出ます)
まとめますとこんな状況です。
| 項目 | 前のCPU(Ryzen9 6900) | 今回のCPU(Core Ultra9 288V) |
|---|---|---|
| コア数 | 8コア(同点) | 8コア(同点) |
| スレッド数 | 16スレッド(勝ち) | 8スレッド(負け) |
| シングルコア性能 | 負け | 勝ち |
| マルチコア性能 | 勝ち | 負け |
| 製造プロセス | 6nm(負け) | 3nm(勝ち) |
| 内臓GPU性能 | 負け | 勝ち |
| AI対応NPU | なし | あり(48TOPS) |
ということで、まあ総合的に言って「いい勝負」といったところであり、4年前のAMDのCPUが(AIやGameをしなければ)いまだにメインをはれる優れたCPUだったといえる結果だと思います。
しかし、今回の目的はとにかくCopilotであり、AIです![]()

45TOPS以上(Copilotの必須要件)を満たすNPU(人工知能の計算に特化したプロセッサ)を搭載していることが重要です。
そもそも、CPUの基本性能はすでに4年前どころか もっと前のものでもいまだに十分使える性能のものが多いので、それ以上の基本性能は求めていませんでした。
したがって、CPUとしてはこれでOKです![]()
それ以外の基本機能ですが、
消費電力が低くなったため、16インチサイズの大型ノートPCでありながら、65Wの汎用電源で運用できるのはありがたいです![]()
(以前2023年に購入した16インチのHPのマシンは200Wでした。。)
また、指紋認証に対応(DELLのマシンはこれが多い傾向)しており、指紋認証の精度が数年前より上がっているようで、便利に使えています。
ただ想定外だったのは、Windowsの顔認証に対応していないことです![]()
もちろん、カメラは内蔵していますが、Web会議などでは使えるものの、顔認証には使えません。
まあ、指紋認証が使えるからよしとしましょう。![]()
もう一つ、カタログには載っていない情報を記載したいのですが、「ふたを開けるとPower ON」にする機能がありません
。
この機能は、BIOSで有効・無効の切り替えができる場合が多いのですが、
今回購入したマシンはどちらかというとビジネスよりのモデルなので、その機能が省かれているようです。
なお、エンターテイメント色の強いモデルでは、同じDELL製でも「ふたを開けるとPower ON」にする機能があるようです。
また、ファンの音はそれほど大きくないです。16インチモデルとしては十分静音な部類かと思います。
ディスプレイに関しては、大型16インチでタッチ対応、16:10の広いスクリーンですが、解像度は1920×1200と、標準的な解像度であり、超高解像度ではありません。
重さは2.05kgと16インチの金属ボディとしてはまあまあな重さですが、通勤時に毎日持ち歩くといった用途には向かないと思います。
家の中での移動、会社のビル内での移動には適していると思います。
では問題の、ローカルAIですが、一番やりたいのは「自然言語でファイルなどを検索すること」でした。
例えば、「このマシンに保存されているJPEGの中で、コーギー犬が映っているものをリストにして」みたいなプロンプトを活用することです。
試してみたところ、実際にその画像ファイルを開くことは直接できましたが、CSVファイル(ファイル名の一覧ファイル)みたいなものを作るところまでは現時点ではうまくいきませんでした![]()
また、わかりやすい事例として生成画像をローカルで作る実験ですが、
これは、精度に関してはたぶんクラウドサービス上のAIを使った方が精度が高いと思いますが、
ローカルでやりますと、2~3秒でできるので、「たくさん試して そのなかから気に入ったものを使う」といった用途ならば使えそうです。
<例:元の画像(左側)をベースに、「コーギー犬がお座りをしてしっぽを振っている」というプロンプトを与えた結果 - 右画像>

<ただし、以下のようなつぶれた画像が生成されることも。。>

また、リコール機能(過去に操作した履歴が記録されていて、AIに引っ張ってきてもらう機能 - 例えば「2月くらいにAmazonで服を買ったと思うけど、その時のWebページを見せて」みたいな質問ができる機能)に関しては、まだPCを使い込んでいないため実験できる状況ではありませんでした![]()
ということで、まとめて言いますと、
1.基本性能は及第点(爆速ではないが、悪いところもない)
2.ローカルAIに関しては、まだこれからな感じ。OS側のUpdate待ちな状況
3.顔認証・「ふたを開けるとPower ON」にする機能はない
4.今のPC価格高騰時代にこれを$999で買えるのは極めて高コスパ
というところかと思います。長く使えるといいですね![]()