ところでアメリカの医療システムは日本のそれと根本的にかなり違っており、
例えば「皮膚がかぶれたから皮膚科の診療院に行ってみよう」とか「どうも腰が悪いから整形外科に行ってみよう」というように、
自分で好き勝手に選んでどの病院でもクリニックでも自分の選択で行けるという、日本のような形ではありません。![]()
アメリカでは、基本的にはホームドクターを一人設定して、緊急以外の体調不良や病気に関しては まずそのホームドクターに見てもらって、必要に応じて各専門の病院への紹介状を出してもらい、それではじめて専門の医者の診断・治療をするという流れになります。
(緊急治療に関してはUrgent Care や ERを使います 関連記事)
そして、年単位の健康診断などもそのホームドクターにアポイントメントをとってお願いする形になります。
しかもアメリカでの年一度の健康診断にはバリウム検査やエコー検査はなくて、ほぼ血液検査と医者の聴診・問診程度になります。![]()
これに関しては当然様々な意見があるようですが、例えば痛い思いをして針を刺して前立腺がんのチェックをしても、ほとんどのケースがFalse positive(誤報)だということで、
そのリスクが高い(例えば身内に前立腺がんになった人がいるとか)場合以外はあまり役に立たない、というのがアメリカでの基本見解なのだそうです![]()
なおそような健康診断システムに不安を感じる日本から来た方の中には、年に一回日本に帰って実費で人間ドックをされる方もいらっしゃるそうです。

・・さて、私は実は、偉そうなことを上に書いておいてなんですが
、この6年間 全くホームドクターにかかったことがありませんでした![]()
その最大の理由は、日本語のできるホームドクターが 全く見つけられなかったということです![]()
なお、小児科のホームドクターに関しては 幸い日本語OKの先生が渡米当初からいらっしゃったので、うちの子のホームドクターはその日本語ができる先生に設定させてもらって対応してもらってきました。
しかし、大人向けのホームドクターで日本語ができる先生がずっといらっしゃらなくて、
もちろん、6年前からアメリカ人のホームドクターを設定させてもらってはいたものの、一度もかかっていませんでした
。
正直に言えば、医療系の英語は、普段の日常会話や仕事での会話に出てくる英語とは違っているため(けれどもネイティブの人たちには常識用語)、
もしも先生の言っていることを勘違いして正しい治療を受られなかったといったことが怖かった・・というのが本音です![]()
少なくとも渡米当初は。

ところが1~2年前に、日本語ができてかつ評判のいい先生が、我々の加入している保険のネットワークの傘下に入ってくださったので、
即、その先生をホームドクターに設定させてもらいました![]()
そして1年位前には高血圧に悩んでいたので、その先生に初の診療をお願いしようとして予約の電話をしたところ、
(去年の5月くらいの話)
なんと、「She's fully booked until March in 2025(その先生は来年の3月まですべて予約が埋まっています)」と言われ![]()
(※なお、初診の予約枠と 通常の診断の予約枠は違っているそうで、初診の方が完全に予約殺到状態だったみたいです)
まあそれでもほかに方法がないので10か月先の予約をして、
夏 秋 冬 と3つの季節が流れるのを待ち続け![]()
そしてついに、先日その時を迎えたのでした![]()
もちろん、その一週間くらい前に電話で本当にその予約がまだ生きているか確認しました。![]()
10か月もたったら、もしかしたらその先生が別のクリニックに異動したなどの理由でいらっしゃらないかもしれませんしね。
幸い その予約は生きていて![]()
Pre-checkin(事前問診)も済ませて、満を持して伺いました。
<受付>

おそらく一時間くらいかけて、現状を報告したり今後の方針を話したり、2本の筋肉注射をしてもらったり、血液検査をしてもらったりしました。
<レポートの最初のページ>

一つ、「睡眠時無呼吸症候群」の疑惑に関して(うちの奥さんは今も疑っている
)、
Apple Watch を使った2~3週間の計測では問題ないという結果になっているものの(関連記事)、正しい医療機器を使って正確な調査をするべきだということで、Sleep apnea syndromeの専門医を紹介していただき、早速来週の予約を取りました![]()

そちらはもちろん日本語ができる人はいないようですが、それはもう構わないです
。
すべての専門医に日本語を期待する方が無理がありますからね![]()
ホームドクターと日本語で話せるだけでとても有難いと思います。![]()
