会社の組織再編成のその後。。 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

我々の組織は現状、大幅なRe-org組織再編成)の渦中にありますSurprise
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しかも今回のRe-orgは「製品群Aの担当組織」と「製品群Bの担当組織」をくっつけるような大改造であり、

それぞれの組織はそれぞれ違うプロセス・もっと言えば違う文化でやってきましたので、話は簡単ではありませんでした。

もちろん、そのトップに位置するCVP(副社長)の権限で「はい、今日から製品群Bをやってた人たちは全員製品群Aのプロセスに移行し、過去のしがらみを全部捨てなさい。以上。」という指示もできたかも知れませんが、

それでは製品群Bの開発プロセスのいいところをスポイルし、なおかつ全体がギクシャクするのは火を見るよりも明らかですOMG

なのでこの大Re-orgには、かなりの時間を割いて、

ステップ1: Understanding
まずお互いを理解しあう - 毎週 お互いのチームがあるテーマ(例えば現在のプロセスの概要紹介など)について45分ずつプレゼンし、それをジェネラルマネージャー配下全員で聞いて理解する - これを5週間行い、

ステップ2: Evaluation
理解できたお互いのプロセス・組織を元に、それぞれの長所短所や結合できる部分などを精査しあう - これも5週間行い

ステップ3: making decision
ステップ2までを踏まえて新しい組織構造とプロセスを決定する


という流れで、ステップ2までがこの間終わりまして、

いよいよか。。」という状況になっておりましたSurprise

そしてついに、「マネージャーだけジェネラルマネージャーから課長レベルの人たちまで)で2日間のオフサイトミーティングを行う」ということになったのでした。
オフサイトミーティングとは、簡単に言えば長時間をかけての集中会議、ということでいいと思います

まあ当然、誰でもこのオフサイトミーティングの意味は「新しい組織構造の決定(含む人事整理」だと理解しておりました。

私の上司も、上司の上司も、皆そう思って「じゃあ行ってくるからな」と言わんばかりの雰囲気を醸し出して、通常業務を我々に一任して、そのオフサイトミーティングへと旅立っていかれました二日間だけですが


・・次に上司と会話するときには、もう私の上司ではないかも知れませんしSurprise

組織全体がまるで原型をとどめていない形になっている可能性はとても高く、

最悪の場合、10人20人といった単位での人材整理平たく言えばクビ)も普通に起こり得る状態です。

・・私の頭の中では「また逢う日まで」の歌がぐるぐると巡っていましたOMG


そして、そのオフサイトミーティングが終わり、上司たちが帰ってきました。

我々はもちろん、朝のチームミーティングで「オフサイトミーティングの結果を教えてください」と言いました。

そして帰ってきた答えは・・










今回のオフサイトミーティングの趣旨は、チームビルディングだった。リーダーシップのメンバーがお互いに協調できる風潮を作るために、深い自己紹介から始まって、いろいろなトレーニングをした。

ということでしたSurprise

はい? Re-orgの件はどうなったのですか?

ともちろん突っ込みましたが、

我々の上司たちも我々と同様、今回のオフサイトはいわゆる Final decision (組織再編成の最終決定)のためのものだと思っていたそうですが、

そうではなかったのでとても面食らった、ということでした_


なんじゃそりゃ・・・
____

おそらく皆、「この緊張をどうしてくれる?」と思ったと思います_


もちろん、そうやって拍子抜けしているところにいきなり「最終決定」がドーンと降りてくる可能性は続きますが、

まあとりあえず分かったことは、今回のジェネラルマネージャーは物凄く慎重なタイプであるか、

もしくはもっと深読みすれば、この組織再編成は我々が予想しているよりはるかに「大ナタ」で、ほとんど全員クビにするくらいの規模で、その決定のエビデンス(証明を作るために時間を費やしているという可能性もあるかと思われます。


まあいずれにしても、私に出来ることは、私に出来うる範囲で我々の担当製品・サービスを最高のものにしていくことに注力する、ということになると思います。

このオフサイトミーティングの肩透かしはともかくとして_

私自身は我々の出しているものに価値を感じておりますし、そこにかかわる仕事が出来ていることに意義を感じておりますので(正直私はいまだに今の仕事が「夢の仕事」だと思っております)、

常に、たとえ明日レイオフになっても悔いのないよう全力を注ぐ という意識で取り組むだけですね。