iPhone 16シリーズなどが発表されたAppleイベントから数週間が経ちました。
テクノロジーギークの私は、もちろん毎回詳細にApple新製品の新機能をチェックしていますが、
「購入するかどうか」となると、昔ほど頻繁には買い替えなくなりました
理由は、昔はスマホにしろPCにしろ、現状使っているものにそれなりに「不満」があり、
それらが改善されるような進化を遂げていた場合、買い替えることに大きな意義があったわけですが、
PCもスマホも今では完成度が非常に高く、今までやらなかった使い方を新規に始めない限り大きな不満がないからです。
スマホに限定して言うと、
私が今使っているのは iPhone 12 Pro Max の128GBモデルですが(購入時の記事)、
その前に使っていたiPhone7 Proで感じていた不満点がほとんどすべて解消されていたため、
買い替えの必然性を感じてこなかったのでした。
それでも「コネクタが USB-C になったら替え時だ」と思っていたので、
去年の iPhone 15 Pro は「その時」だと思ったのですが、
考えてみると外出先で充電することもなく、車に接続することも今ではなくなり、外部ストレージに直接データ転送したりもしないので、実質的に今すぐ必要ではないと判断、
今に至っていたのでした
結局、スマホの買い替えのタイミングというのは
1.バッテリー劣化や容量不足など、物理的な必然性がある場合
かもしくは、
2.本人にとって魅力的な(必要な)機能が追加された場合
になってくると思います。
※なお、新色が綺麗だから という理由で機種変更する人もいるそうですが、私は落としてもまず壊れないごっついカバーをつけてしまうので、色が綺麗でもほとんど見えないんですよね。。
さてそれで、私は今回iPhone 16シリーズに機種変更するかどうかということですが、
結論から言えば、するべきだと思っています
理由は、
1. 現在の iPhone 12 のバッテリーの持ちが、一日持つかどうかくらいにへたっている
以前は通常使いなら二日くらい充電しなくても平気なくらいよく持っていました。
まあ、今もなんとか丸一日くらいはもつのでいいのですが、外出先で何百枚も写真を撮ったりするときつくなってきます。。
2. ストレージ容量128GB中、常時93%くらい使っている
先ほど使っていないアプリを削除したり、削除対象になっている写真・動画を完全削除して空き領域を確保しようとしましたが、まだかなり不安です
3.今のカメラの望遠に不満がある
iPhone 12 Pro Maxの望遠は光学2.5倍で当時のスマホ内蔵カメラとしてはまあ高性能でしたが、現実問題として、例えば近くの公園で遊んでいるコーギー犬を撮影してもこんな感じで、
写真を日記代わりのように使ったり、このブログに掲載している写真もほとんどiPhone で撮ったものばかりだったりする状況から、
iPhone 16 Pro の 「1200万画素の5倍望遠カメラ」
これは大変魅力的です
(※ちなみに iPhone 15 Pro は3倍)
また、カメラコントロールボタンが独立し、(今どきのスマホはだいたいそうですが)こりゃもう高性能カメラのおまけにスマホ機能がついている機械と言ったほうが正しい気が。。
また、いままで見送ってきた「魅力的だけれど必須ではなかった」機能 - 常時点灯・Dynamic Island・USB-C・チタニウムボディ・GPUコア追加、そしてApple Intelligence 対応(英語版10月以降)など、数多くの新機能の恩恵を受けることになるので、十分に購入に値すると考えております。
問題となるのが値段ですが、
私は使い方の関係上 iPhone 16 Pro Max の256GBが最適であると思っていますが、
日本では、実に18万9千円からと、(15シリーズから価格据え置きとはいえ)もはや高性能ノートPCが買える価格帯です
しかしアメリカでは、1199ドルということで、もちろん円をドルに換金してから購入するとそれなりですが、ドルで給料をもらっている場合には 感覚的には11万円台です。
なので多分、私としては半年くらいしてCOSTCOで安く買えるようになる頃を見計らって900ドル台くらいでお得に買えたらいいかな、と思っています。
その頃には、Apple Intelligence がどの程度のものか明らかになっているでしょうしね
AIに関しては、ひいき目に見てもGoogleのPixel9や MicrosoftのCopilot PCの現在の状態に対して出遅れてしまっている感を否めない状況かと思いますが、
CPUとOSを同じ会社内で作っている強みを生かして、今後AppleがこのAI戦争の中一気に出し抜く可能性は大いにあると考えられます。
事実、M4チップに搭載されているMPU(AI用のプロセッサ)は、IntelのCore Ultraに搭載されているMPUよりも高いTOPS値を出しており、
Appleがまた、これまでの歴史上何度か起こしてきたように 大逆転の一手を打ってくる可能性は低くないと思われます。