先日の帰りの電車で、座席が満席で、初めて立ったまま乗車することになりました
もちろん、日本の都内の電車であればそんなことはごく普通のことだと思いますが、
こちらでは通常、帰宅ラッシュの時間帯であっても乗客はまばらです。
<一車両に二人くらいしか乗ってない。。>
なので、なぜその日は電車が満席だったのか、乗っている間は不思議に思っていましたが、
Downtownの駅についてわかりました。
その日は、インドのお祝いのイベントが駅前で行われていたのです
集まっていた人の数は、電車開通セレモニーの時(関連記事)よりもはるかに多かったと思います
この地区のインド人の割合は極めて高く、間違いなくホワイトアメリカンよりも比率が高いと思います
おそらくインド人+中国人だけで、50%以上の人口比率になっていると思われます。
しかもインド人は おそらくその国民性からか、常に積極的ですし、日本人のように「恥ずかしいから控えておく」というマインドは多分ほとんどないようなので、
(例えば、中には文法的にはメチャクチャな英語を話すインド人もそれなりにいますが、だからといって恥ずかしいとは微塵も思っていない様子で、ガンガン人の会話に割り込んできます)
こういったインド人のイベントは物凄く盛り上がりますし、
すべてのインド人の住民が集まるくらいの勢いです。
したがって、その日はそのイベントに参加するために、車が使いにくい状況の方たちも電車で集結してきていたのだと思います。
インド人おそるべし。。
<「押しの強いインド人」 の生成画像がこれ?>
ということで、本当にインド人の割合がアメリカの中で激増しているのか、具体的な数字で確認してみたところ、意外な結果でした
以下は2020年のデータということですが、
白人: 約65.9%
アフリカ系アメリカ人: 約12.5%
アジア系: 約5.8%
そしてインド人は、アジア系の中で20%を占めているということなので、全体ではわずか1.2%ということになります。
あれ?
少なくとも30%くらいはインド人だと思っていたので、意外でした。
(ちなみに日本人の比率は0.35%です)
おそらくアメリカ全土で調べたからそういう結果だったのだと思います。
ではワシントン州に限ってみると?
・・ワシントン州全体でも、アジア系が9.2%ということで、まだ感覚的にあっていません。
ではこの地域(シアトル周辺エリア)に限ってみたら?
それでもアジア系18.1%と、まあアメリカ全土のデータに比べたらかなり多いものの、やっぱりホワイトアメリカンやアフリカ系黒人に比べたら圧倒的に少ない、というデータです。
ううむ。。
おそらくその差異の原因は、インド人は主にIT企業で活躍している というところがあると思います。
うちの会社はIT企業なので インド人がとても多く、そして私が普段目にする人は同じ会社の人やその家族が多くなるため、そのくくりで言うと、インド人が多いのだと思います。
会社を離れても、うちの周辺の近所の方々は、うちの会社の社員の方が少なからずいるようです
結局、それらの状況から考えられる傾向としては、アメリカ全土的にはインド人の割合はまだ高くはないが、IT企業関連の人口に限って言うと、ここ10年くらいで急速に伸びており、おそらくこの周辺のIT企業の社員のインド人は特に顕著に増えたため、私の目に映る世界の30%くらいはインド人であるものと思われる - といったところかと思います。