「運転免許証の更新」 - これは日本では半日仕事だと思いますし、しかも視力検査があったり、申請用の写真を準備したりと、いろいろと気を遣うプロセスだと思います。
しかも日本の場合は、免許の更新可能期間が 誕生日を挟んで2か月間と限定的で、失効してしまうと再取得には結構大変な手続きが必要なようで、
基本的に日本人は、「免許の更新」という行事を気にしていると思います。
さて、今回アメリカで初の運転免許証の更新を迎える私は、上記のような日本人マインドで、とても気にしていました。
(運転免許証を取得した時の記事)
また、更新可能期間がいつからかは知りませんでしたが、まあ長くても失効日の3か月前くらいからだろう、と思っていました。
ところが。
まず更新可能期間は、失効日の1年前からになります
かなり余裕がありますよね。。
そして。
更新の手続きは、カルチャーショックを受けるほど簡単でした。
実は、1か月くらい前に、ランチの時にチームの人たちに「私もうすぐ免許更新なんだけど、更新手続きってどんな感じ?」と聞いたのですが、
「うーん、あまり覚えてないな。。確かオンラインでお金を払うだけじゃなかったっけ」
という感じの反応だったので、私は 彼らの運転免許証の更新に対する意識の低さに大変驚きました。
ところが、実際にワシントン州のDOL(Department Of License)のWebsiteに行ってみて、彼らの意識が低かった理由がわかりました。
本当に拍子抜けするほど簡単なのです。
1.第一に、運転免許センター(DOL)や市役所などに出向く必要はありません。
2.すべてオンラインだけで、数分で手続きは完了します。
3.視力検査を受けなおす必要もありません。
おそらく運転に支障をきたすほど視力に問題が生じているならば、それは自己責任で運転を自粛するのが当然だ、という考え方なのでしょう。
4.写真も取り直しません。同じ写真がそのまま使われます。
どうやら、若い人は写真を取り直す必要があるらしいですが、我々くらいの世代では、髪や しわの数は変わっても、顔の形が極端に変わることはないから必要ない、ということのようです。
5.さらに、免許の有効期限は8年間です。
もしかしたら、日本と同様、違反歴や事故歴などによって有効期限が変わるのかもしれませんが。
(※ゴールド免許、のような概念はないみたいです)
6.更新された新しいドライバーズライセンスは、郵送で数週間後に送られてきます。
7.更新にかかる費用は、70ドルくらいです。(1ドル=150円換算だと1万円強)
ということで、「免許更新のために半日休暇を取る」などということは必要なく、休日でも深夜でもできますし、数分作業なので仕事の合間にやっても支障ないと思われます
・・では一体、免許更新とは何のためにやるのだろう?と思ってしまいますが、上司は(冗談で言っていると思いますが)「DOLの金もうけのためじゃない?」と言っていました
。
しかし、視力検査も必要ない、写真更新もしない、講習も受けない、必要なのは金だけ・・ という状況だと、本当にDOLの資金確保のためと思われても仕方ないような気がします。。
なお、日本のように「更新のお知らせ」のDMが届いたりもしませんので、
8年後の更新を忘れないために、私はOutlookカレンダーに7年後のリマインダーを設定したのでした