I-94上のアメリカ滞在許可期間が切れている??? | 50歳過ぎてもアメリカでソフトウェアのエンジニアとして挑戦します

50歳過ぎてもアメリカでソフトウェアのエンジニアとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のソフトウェアの開発エンジニアとして挑戦しています。

アメリカ滞在のための非常に重要な書類の一つに I-94 というものがあります。

I-94 とは、アメリカに入国する際の「入出国記録」の書類です。

昔、10年以上前にアメリカに旅行などに行ったことのある方は、以下のような紙の書類を飛行機の中で書かれたのではないかと思います。
現在では、デジタル化されて 入国審査の際に更新されるようになり、紙の書類は省略されるようになりました


現在では 政府のWebサイトから閲覧・ダウンロードできるこのI-94ですが、

実はこれがめちゃくちゃ重要でして、

いわゆる米国滞在可能期限が記されています。

基本的にはビザの有効期限と同じ期限に設定されますが、

もしもパスポートの有効期限の方がビザの有効期限よりも先に切れる場合は、

パスポートの有効期限の方に合わせられるようです。


つまり、I-94に記されている滞在可能期限こそが、真の期限 ということになります。

I-94に記載されている期限を過ぎてアメリカに滞在した場合、それは違法滞在、ということになってしまいます。OMG

ペナルティは、180日以上1年未満の不法滞在した場合は3年間 アメリカに入国できなくなり、

1年以上の場合は10年間 入国できなくなる
そうです。ガーンガーン


さて、私の場合ですが、今日時点でさえも、I-94の政府のオフィシャルサイトで確認をすると


 

Admit until date許可される期限)のところが3月21日2022年になっていますOMG

オイオイ、これヤバいんじゃないの? 書類上では不法滞在・不正労働していることになっちゃってるんじゃないの?

・・とまあ思いますよね。_

さすがにこういう大事なところは、ビザの更新の頃に十分に確認をしました。

結論から言えば、問題ありません。smile


どういうことかと言うと、

このWeb site上のI-94のフォームは、ビザを更新しても更新されるわけではなく、アメリカに再入国した際に更新される のだそうです。

※なお、カナダやメキシコのような陸続きの国に行って帰ってきても更新されない場合があるらしく、空港を経由しての入出国をすると確実に更新されるそうです。つまり日本に一時帰国してアメリカに再入国すれば、確実に更新されるそうです。smile

私の場合、Lビザの更新を2か月ほど前に行っており、政府からのApproval(許可)がおりて、以下のようなI-797という公式書類を受け取っています。


このI-797 の左下に記載されている期限(3月30日2024年)が、現在の期限であり、次にアメリカに再入国した際にこれと同じ期限に I-94の方がアップデートされるということでした。smile

なお、このビザの延長(I-797)が承諾されたのが4月6日のことで(当時の記事)、

私のI-94の記録上では、滞在可能期限は 上記の通り3月21日2022年でしたので、

3月21日から4月6日の間は不法滞在、不正労働、ということになるのではないか?と思ってしまうわけですが、OMG

実際には 延長申請書類の提出後、240日間は自動的に就労可能 ということで、全く問題ありませんでしたsmile


ということで、正しく理解してしまえば問題ないI-94まわりの期限ですが、分かっていないでビザの延長をすると非常に心臓に悪いプロセスです_


なお、観光やミーティング等の理由で 日本在住の日本人がアメリカに入国した場合、I-94上のステータスは3か月間滞在可能、となると思います。ニコニコ