ネズミとの格闘 その後 | 55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

55歳過ぎてもアメリカでIT企業のエンジニア・PMとして挑戦します

一昔前なら定年を意識する年齢ですが、家族で夢をかなえるために2019年4月に渡米、現地のIT企業のソフトウェア開発部門のエンジニア・PM(プログラムマネージャー)として挑戦しています。

夜中にうちの庭にねずみが来ていることが発覚し、ねずみとりを仕掛けるようにしてから5日ほど経過しました。(ねずみが来ていることが発覚した時の記事

しかしながら、ねずみは非常に警戒心が強い動物なので、なかなかねずみとりには引っ掛かりませんでした。

なお、ねずみとりには大別して3種類の器具があるようです。
1.強力なばねでねずみの胴体や手足をバチンと挟み込んでしまうタイプ
「トムとジェリー」などでもよく登場する、もっとも有名なタイプのねずみとりだと思います。
長所は器具が安価であること、短所はねずみを傷つけてしまうもしくは殺してしまうこと、設置時に気を付けないと人間が骨折レベルの怪我をすることです。


2.粘着剤のシートを敷くタイプ
ちょうどゴ〇〇リホイホイと同じ仕組みのものです。
ただこれだと、大きめのネズミ(Rat)は逃げきってしまう可能性が高いそうです。

3.カゴの中に閉じ込めるタイプ
カゴの中の餌をつつくと、入り口のドアがガシャンとしまって閉じ込められるタイプです。
長所はねずみの体を傷つけないこと、短所は器具自体がそれなりに高いこと、また警戒心の強いねずみがおめおめとカゴの中に入ってくるかわからないことです。

うちでやっているのは3のカゴに閉じ込めるパターンです。
理由は、万が一リスなどがかかってしまっても、傷をつけることがないからです。


また、ねずみの来る頻度ですが、うちにはかなり頻繁に来ているようです。
状況を把握するために、ラズパイ(4千円くらい)に専用カメラモジュール(3千円くらい)をつけて、以下のような感じで一分に1枚静止画をとるという作業を一晩中動作させてみました。



なお、使ったコマンドはこんな感じです。
raspaistill -o myimage-%06d.jpg -tl 60000 -t 28800000 -w 640 -h 480
(60秒に一枚、8時間の間、640×480のサイズの静止画を撮影する)

結果としては、どうやら夜10時くらいから数分おきにやってきてはすぐに去っているようです。
長居はしないようです。

そこで毎晩、ねずみとりのカゴを夜10時くらいに仕掛けて、朝5時半くらいに回収するという作業を繰り返しました。

そしてついに昨夜、かかりました。(以下の動画は翌朝撮影)


さて、かかったネズミがまだ生きている場合の処理方法にはいくつかあるそうで、以下が主な方法とのことです。

1.バケツなどに水を汲んでその中にネズミを落とし、溺死させる
1~2分で死んでしまうそうなので、ネズミが苦しむ時間も比較的少ないそうです。

2.そのまま放置して餓死させる
これだとネズミが苦しむ時間が長くなるため、あまりお勧めできないそうです。また、死んだ後に長時間放置すると悪臭や虫が湧く原因になってしまうようです。

3.遠くの山奥に逃がす
ネズミを殺すことなく終わるので、心の痛みにくい方法だと思います。
ただし逃がす場所は完全に民家のないところにしないと、今度は逃がした場所の近所の人たちに迷惑をかけることになってしまいます。

うちでは3.を選択しました。
ただし、ネズミがかかったのが夜11時くらいでしたので、さすがに土曜日の雨の深夜に車で山奥まで一人でネズミを逃がしに行くことはできせんでした。家族はすでに寝ており、土曜の深夜は時々車かバイクの爆音が聞こえます。おそらく、日本の暴走族に近い感じの連中が深夜の公道を我が物顔で走っていると思われます。そんなところにファミリー仕様のRAV4で突っ込んでいくのはあまりにも危険です。

なので少し明るくなってくる朝7時半を待って、民家から離れた山奥へと向かい、逃がしてきました。
ネズミにしてみれば、約8時間もの間カゴの中に閉じ込められていたことになりますので、相当不安だったものと思われます。


そして念のため、ネズミが捕まった後の夜中の様子を撮影しておいたので、その内容を確認しました。

すると。。。



残念ながら、別のネズミが来ていました。
おそらくはこっちが本命の、毎晩のように来ているネズミで、我々が捕まえたネズミに比べて一回り大きいネズミです。

多分この大きなネズミはカゴのトラップには引っ掛からないと思われます。
というのは、おそらくこの大きなネズミは、昨晩もう一匹のネズミが捕まったことを知っていると思われます。
昨晩ネズミが捕まったことに気が付くまでにおそらく30分から1時間くらい経過していたので、大きなネズミはもう一匹のネズミが捕まっている姿を外から確認した可能性が高いです。
ネズミは学習能力も高いそうなので、もしもカゴのトラップの危険を知ってしまったなら、まず入ってくることはないと思います。

そこで今日、新しい手段をとることにしました。
商品名は「RAT X」という、ネズミにとって害のある餌です。
人間やペット、その他の野生動物には害がないらしく、ネズミ専用に効果があるように作られているそうです。



今晩からこれを、夜10時から12時くらいまで出すようにして、またアライグマがもしもその時間帯に来たら即回収できるように見張りをしながら、様子を見てみたいと思います。

もしも効果がなければ、強いばねで挟み込むタイプの罠を使うしかないと思います。