


実は今日のこのお弁当には、私としてはちょっと特別な意味がありました。
これらのお弁当を作って販売しているキッチンのオーナーは、私が 約15年前に渡米してきたときに、同じ職場にいらっしゃってとてもお世話になった方でした。
当時の彼女はもちろんプロの料理家ではなく、主にプロジェクトマネージメント系の仕事をされていましたが、プライベートで自宅に10~20人の友人を呼んではホームパーティーをよく開いていました。
私も時々そのパーティーに呼んでいただいて、彼女の料理をいただいたりしていましたが、その腕前は次第に素人のホームパーティーのレベルを越えはじめていました。
特に当時はこの辺りではまだ本当に日本の味を出せる日本食レストランは非常に少なかったので、彼女の日本料理は我々在米日本人にとっては特に美味しいものでした。
彼女は当時「いつかこの会社を辞めて、自分で日本食のお弁当のお店とかこの会社の目の前に出したらみんな買いに来てくれるかな~?」などと冗談半分に言っていたのですが、なんと本当にその夢を実現させ、今ではしっかりビジネスとして彼女のキッチンを経営していらっしゃいます。
私も昨年の渡米以来、何度か彼女のキッチンのお弁当を注文させていただき、うちの奥さんが渡米してからも何度か注文しようとしたものの結構すぐに品切れになってしまうので注文できなかったりしながら、彼女のキッチンの情報はチェックしていました。
ところが、諸事情からこれまで使用していたキッチンが諸事情により今年いっぱいで使えなくなってしまうとのことで、今日の分がその場所で提供される最後の料理だということになってしまいました。
なので、オーダー受付開始後すぐにオーダーして、今日ようやく彼女のキッチンの場所まで取りに行くことができたのでした。
したがって本日の彼女との再会は約10年ぶりであり(※昨年はまだコロナもなかったので、会社までデリバリしてくれていたのですが、配達は別の人が行っていたため彼女には会えませんでした)、また、うちの奥さんも彼女の生き方に感銘している一人だったので 初めて会うことができてよかったと思ったと思います。
・・・すでにその時点で、特別なお弁当になったと思います。
そして当然、お弁当はとても美味しく、非常に満足度の高い夕ご飯になりました。
とんかつの肉も厚くて柔らかく、おにぎりなども日本の家庭料理らしい握り方で、私はもちろん味にはうるさいうちの奥さんも素直に美味しいと言っていました。
まだキッチンの引っ越し先は決まっていないそうですが、早くいい場所が見つかってRe-openされる日を楽しみに待ちたいと思います。