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女性向け【恋愛の男性心理】×【パートナー引き寄せ】

30歳を過ぎた方向けに、・キャリアクライシスを乗り越える軸の作成 ・引き寄せの法則を使って、ベストパートナーと結ばれる ・男性心理を理解し、一生大事にされる恋愛のサポートをしております。

前回からの続き、

 

第一話 ・告白・実は生まれた家族が心底嫌いでした。

第二話 ・父への反発心と裏側

第三話 ・父との思わぬ対面

第四話 ・車椅子のヒーロー

 

 

先日の話から、

 

(僕にとっての祖父がどんな人だったか

知りたいと思って、父に聞いてみたところ)

 

 

・父の話

 

殴られていた。

 

 

「厳しい人やった。俺はよく、叩かれていた。」

と、話をしていました。

 

 

そこから話を続けて、

 

「うちの親は、小学校卒業で、植木屋をしていた、

ずっと植木屋していたから、苦労していた。」

 

母(僕の祖母)からは、

 

母の兄の話も聞いていた。

 

 

満州で戦死した、義雄さんは優秀だったそうだが、

彼も小学校卒業の小卒だった。

 

小卒だった故に、軍隊でも苦労していたらしい。

 

母(僕の祖母)には、

 

 

(なんで、小学校卒業は出世できないだ。

 

軍隊に入っていたけど、

中卒の人ばかり出世している。

俺は、小卒だから出世しない。

 

中学校に行きたかった。)

 

と、よく聞いていた。」

 

 

この時、僕は衝撃を受けた。

 

 

と、話をしていたそうです。

 

 

これも、なぜかわからないけど、

思い出して書いていると涙が出てくる。

 

僕は子供のころ、

 

「学歴や偏差値を重視した、

詰め込みばかりの教育はよくない!」

 

「戦争は絶対に反対!」

 

とか、わたしは思っていた。

(*戦争は、しない方がいいとは、今も思います。)

 

 

だけど、わずか、1940年前後の80年前は、

 

・(中学校に、なんとしても行きたかった)

・(軍隊の中で、少しでも出世したかった)

 

と、悔しい思いをしていた、

先祖がいたなんて、想像もしていなかった。

 

 

きっと、

・僕があれだけ嫌だった、中学校も、

 

80年前の人々や先祖からしたら、

なんとしてでも通いたかったのだろうと。

 

・私たちのほぼ全員が反対する戦争に関連する、

軍隊の中で、出世したいと思った人もいた。

 

 

そう思うと、現在の日常生活が

いかに多くの人たちの、努力や無念さの積み重ねで

出来たものであるのかと思った。

 

 

 

 

そして、僕は、自分の父は、

 

(学歴が無いと苦労する。学歴は大事だぞ!) と、

相当、父の両親から言われてきたと悟った。

 

 

 

・・・

 

 

僕の中で、父のイメージが変化していった。

 

 

それまでは、

 

父は、目に見える物

(学歴、職歴、数字、年収)などを重視する人だったが、

 

 

父はそれだけでなく、

先祖の悲願を成就させた人かもしれないと。

 

 

 

・うちの父は、消費者団体の代表で、

大臣から表彰状をもらったことがあり、

その表彰状を、仏壇がある部屋に飾ってあった。

 

 

当初、僕は、

(また、親父、自慢しているよ・・・)と、嫌悪感を示していたが、

 

あれは、

 

(学歴などで苦労した先祖に向けての報告)だったのだろうと思った。

 

 

 

きっと、親父は親父で、

学歴で苦しんでいた先祖に対して、

新しい歴史を作ったのだろう。

 

もう、これで、親父は十分、

生きたのではないか・・・

 

 

僕はそう思うようになった。

 

 

また、僕は小さいころ、

父親が学歴にこだわってきて、学歴で人をほぼ判断するのが、

心の底から嫌だったのだが、

 

父が学歴にこだわってきた理由がわかった。

 

 

 

・・・

 

 

そして、

 

 

父親がポロッと

「あぁ、死んだ親父(僕の祖父)に会って話したいなぁ」

と言った。

 

 

日頃、コーチングや心理学を勉強している僕は、

(父の本音があるかもしれない)と察知し、こう聞いてみた。

 

 

僕「ねぇ、お父さん、死んだお祖父さんにあったら、どんな話したいの?」

 

と、聞いてみました。

 

 

父が口を開いた。

 

 

「俺、65才まで仕事を、頑張ったっていいたい」

と、言った。

 

 

そういうと、父は、

また大粒の涙をボロボロとこぼしていった。

 

・・・

 

 

父は、大学一年生の時に、僕からみると祖父をガンで亡くした。

 

 

そこから、大学に通いながら、バイトをして学費も稼ぎ、

会社員になった。

 

 

僕が、小学校高学年のころに、課長になったようで、

その頃からは、帰宅が夜の10時や11時を超えることも多かった。

 

ゴルフが好きだったので、

休日は接待ゴルフや、遊びのゴルフに出かけることが多かった。

 

 

僕は、

「どうして、こんなに頑張って活動するのだろうか?」

と、よく不思議に思っていた。

 

 

 

 

僕は、口に出さなかったけど。

 

 

(そうだったのか。

 

父も、本当は、自分の父親に認めてほしかったんだ。

 

父に対して、 「65才まで頑張ったよ」と言って、

親父から、「よく頑張ってきたなぁ」と言ってほしかったんだろう。

 

 

父は、もしかしたら誰よりも仕事をしていた背景に、

 

本当は、出世や名誉欲だけでなく、

 

父の父から認めて欲しかったんだろうな・・・

 

 

ずっと自慢している様に見えたのも、

 

本当は彼自身の父に認めて欲しかったんだと

 

思った。)

 

 

結局、多くの人は、

 

 

誰か大切な人に

自分のことを認めてほしいと

愛を求めているのかもしれない。

 

 

愛を求めて、多くの人は、彷徨っているのかもしれない。

 

もしかしたら、人の心や魂は、

深い部分で愛を感じることで初めて、

(生まれてきて、良かった)と世界に感謝できるかもしれない。

 

 

僕自身、今回の父と母との一連の出来事は、

 

「父と母の元に生まれることが出来て良かった」

と心底思える瞬間があった。

 

 

そして正直、今の自分の人生の満足度や幸福度は高いの、

今の状態でもかなり満たされています。

 

 

しかしながら、これからは周りの方々や、

自分の子供たちがより住みやすい世界を作っていきたい。

 

 

また、先祖や父のストーリーを聞いて、

これから自分自身が提供していきたい未来も、見えてきた。

 

 

次回、そのストーリーを書いていきます。

 

 

 

 

こんばんは、藏本(くらもと)です。


今日は、過去に掲載した、
美人百花さんの記事を少し修正して
お届けします。



突然ですがあなたは、
「運命の人」という言葉を
聞いたことはありますか? 


ソウルメイトという表現も
ありますが、
「魂の伴侶」「運命の人」
という意味でも
使われることが多い言葉です。


ちなみに、私は男性ですが、
運命のパートナーと
出会うことが出来ました。

妻は、12才年上ですが、
本当に大好きです。

ここで書くのは、
少し恥ずかしいですが、
もし生まれ変わっても、
今の妻を探して結婚して
一緒になりたいです。


おそらく、多くの方も、
運命の人と結婚できたら幸せ
ですよね。

しかしながら、
実は、運命の人やツインレイは・・・

探せば探すほど
見つからないことが多いです。


私自身、パートナーを探していたときは、
全然上手くいきませんでした。


どうしてでしょうか?


少し、クイズを出します。


【鏡にうつる顔を笑顔にするには?】


ところであなたは、
毎日鏡を見ると思うのですが、クイズです。


もし、鏡をみていて、
鏡にうつる自分自身の顔を
笑顔にしようとすると、どうしますか?

はい、当たり前だと思いますが、


あなた自身が笑顔になれば、
鏡にうつる顔も笑顔になります。


逆に、自分自身の顔が
無表情のままで、


鏡にうつる顔を笑顔にしようとすると、
どうなるでしょか? 


おそらく、一生かけても、
鏡にうつる顔は
笑顔になりません(涙)


このように、この現実世界では、
あなたが先にその状態になることによって、
同じことが現実に反映されてきます。



引き寄せの法則は
聞いたことがあるかもしれませんが、ポイントは同じ状態のことが共鳴するということです。



つまり、あなたが、今の自分は
「私にはパートナーがいない…」
「私なんて…」
という考えや、不足感から
パートナーを探しても、


あなたの前には
何かが不足している異性が
現れやすくなります。

そうではなく、


自分の中の喜びや
満たされた感覚を追求し、
自分らしく生き、

あなたが自分の心に正直に生き、
運命の人は現れる。


そういう仕組みになっています。


繰り返しですが、
「不足感から、運命の人を探す」
よりも、

「自分自身の中にある
喜びを追求し、自分の心の声に
従って生きる」ことで、

結果として

運命のパートナーは
自然と現れてきます。

あなたが安心すること、
好きなことを大事に
していくのがオススメです。



しかしながら、

自分を100%表現すること
恐れを感じるかもしれません。

しかし、この世界の真実として、

誰かが100%表現したことは、
誰かが100%で受け取ってくれます。


(これがシンクロニシティという
偶然の一致です。

風の時代は、これがポイントになります。)


もちろん、あなたの中の
恐れや不安を軽くしていくことは
かなり大事になります。


そうすると、意外に近くからすぐに
運命のパートナーが出てくる
はずです!


PS:今、うちの認定コーチの方々が、
初回のweb個別相談を行っています。


通常3〜10ヶ月くらいで、
運命の人が現れることを目標にしていますが、
新年度が始まる前に!

と、思う方は、
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・遠距離恋愛
・奥さん6才くらい年上でした。

そのハンデを乗り越え、
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美穂さんは、41才で
再婚されて、そこから出産されました!

1度目の結婚を経て、
今は旦那様と子供さんと、幸せそうに
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 ​こんばんは、藏本(くらもと)です。

昨日、休日だったので、
仕事して子供と遊んで、
気がついたら、寝ていました!


さて、よく、こう質問されます。

「自分らしく生きたら、
人生、全て上手くいきますか?」


と。

私は、こう思っています。


「起きる現象は変わらないです!

一見嫌なことも起きます。

ただ、自分自身の反応が代わり、
最後は全て良いことが起きますよ〜」

と。


今日もシェアラウンジで、
集中したいなか、


横の方が、

貧乏ゆすりしています。

しかも、

革靴履いていらっしゃる上に、
床が硬いので、

コツコツコツコツ
コツコツコツコツ

(2倍の速さです。)

と、聞こえます。


最高の気分でいたのが、
この瞬間、一瞬で台無しです(涙)


こういうとき、
あなたはどうしますか???


・我慢する?

・差し障りない形で、 
注意する?

・席を移動する?



私は、

最初、イヤホンをしましたが、
コツコツ聞こえます。


・・・

次に、


席を移動しようかと
思いましたが、

今の席の眺めが良いため、

本当の自分は、

(今の席で、快適に過ごしたい!)

と、思いました。

なので、


勇気を出して、
横の方に、

「すいません、ちょっと
足の音が聞こえるんです」


(本音は、

貧乏ゆるり、やめて!

ですが、

これをソフトに伝えます。)

と、言ってみました。


・・・


しかし、横の人、


(イヤホンをしていて、
僕の声が全く聞こえていない!!)


という状況でした(笑)


しかしながら、
彼の左隣の人も、

貧乏ゆすりがうるさいと
思っていたので、


その人と目を合わせて、
笑いながら、

「もう、しょうがないですね!笑)」

と、言ってスッキリしました。


その人も笑っていたので、
お互い、ある程度スッキリした
気がします!


そして、


もう、自分がやれることを
やり切れると、
もう何の後悔もなく、


別の席に移動できました!


(逆に、もし彼にいうことを
躊躇っていたら

・・・


おそらくこう思っていました。



「自分は何もしていないので、
あの人のせいで、
自分は望まない席に移動した!」


と、後悔していたはずです。)


さて、あなたは
この話を読んで、

何を思いましたか???



私が思ったのは、これです。

↓  ↓   ↓   ↓
==============
新しい世界に進む上で、

今出来ることをやり切るからこそ、
違う次元や世界に行ける!

==============


です。

人間、中途半端に取り組むと、
後で後悔することが多いのです。


やりたいことは、
思いっきりやる!


執着しているなら、
ストーカー寸前になるくらいまで、
徹底的に執着する!


でも、OKです!


ポジティブでも、
ネガティブも関係なく、

やりたいことは思いっきりやりましょう。


ネガティブなことも
やり切ったら、
どこかのタイミングで、

「もう、いいやぁ、
疲れたからやめよう!」

と、思う場合が大半です。


上手くいけば、成功しますし、

仮に、上手くいかなかったとしても、


【必ず、必ず、
次の世界や次元にいけます。】


(注:物理学的にも、
狭い空間に高エネルギーが密集すると、

素粒子の破片が、
異次元世界にワープすると、
理論上、証明されていますからね。

*ハーバード大学 物理学
名誉教授 リサランドール氏より)


これから、皆が
新しい世界を作っていきましょう。


今回、恋愛・婚活コーチも
沢山の方が応募してくださり、
本当にありがとうございます!

 

 

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 こんばんは、藏本(くらもと)です。


段々と、気温が低く
なってきていますね。

今日は、
Facebookの記事を
少し加筆して
お届けしています〜!


==========

結婚式を開いて
丁度10年目、11月23日のことです。

(結婚記念日は2月で、
式を挙げたのが11月です。)



朝の5時30分から、
息子が、Youtubeをみて、
折り紙をしていました。

・・・

(何を作っているのかなぁ?)


7才の息子

「出来た!
はい、去年、ママが結婚記念日に時計をもらっていたから、

今年は僕からのお祝いで、折り紙で時計を作ったよ!」


と、言っていました。

息子、すごいなと思いましたし、
妻も嬉しそうでした。

と、褒めたら、
息子、超照れていました。

==========

と、この記事を投稿したら、
凄い反応がありました。


そして、実際、

「このような家族に憧れます」
というコメントを多く
頂きました。


本当にありがとうございます。


そして、今日
気がついたのですが、


結婚されていても、
パートナーとの関係に
密かに悩んでいる方、
男女問わず多いです。


今、多くの男性経営者の
話を聞きますが、


実感として、半分くらい、


奥様との関係を、
少しネタ
にされています。


「うちは、家では奥さんが、
主役で、機嫌を損ねないように
とっても気を使っています。」



「飲み会から疲れて帰ったら、
自分の布団の上に、
畳んでいない洗濯物が
山のようになっていました。



怖くなって、酔っていても、
洗濯物を畳んでから寝ました・・・」



という言葉を聞いたりしました。


正直、僕は想像もつかないことなので、
ビックリしました。



何が違うのだろうか??

結局思うのは、

日々のコミュニケーションの
積み重ねが大きいのでは。

・ちゃんと、
毎日、パートナーに
愛情を伝えているか?

(上部ではなく、心から!)

うち、恥ずかしながら、
ほぼ毎日寝る前は、
妻と手を繋いだり
しています。


また、
9才の娘と、7才の息子にも
ほぼ毎日、

「僕は、〇〇ちゃんと、〇〇くんのこと、
大好きだよ!」


と、伝えています。

僕が夜遅く帰って、
子供が先に寝ているときは、
子供の寝室で、

(大好きだよ)と、小声で
囁いています。

(注:叱るときは叱りますよ)


そして、あとは、
日常の大事なことも
夫婦で共有しています。


↓  ↓  ↓  ↓
お金とか


実際、
妻とはお金や家計に
関することも、
毎月、家族ミーティングしています。

(これは、FPの方から、
心底驚かれました。

夫婦で、家計のことを
正確に話す家族は
少ないらしいです。)


短く書きますけど、

・愛や本音が伝わる
コミュニケーション


と、

・家事やお金などの
マネージメント



大事にしている人が
もしかしたら少ないのかなと。


こういうことも、
みなさん、ご興味ありますか?


私たちも奇跡の結婚から、
11年目で、子供も2人います。


このあたりの内容も、
出来る限りシェアしこうかなと。


ではまた!


 

 

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前回からの続き、

 

第一話 ・告白・実は生まれた家族が心底嫌いでした。

第二話 ・父への反発心と裏側

第三話 ・父との思わぬ対面

 

ちょっと、今回は穏やかな内容にしていきますね。

内面の変化が、どのように人生に影響したかをシェアできればと思います。

 

前回、父の緊急手術に、京都にいったことがキッカケで、

 

 

父とこころが繋がった感覚

 

を不意に味わう。

 

こんなことが、生きている間にあるとは全く思っていなかったため、

数日間、放心状態になる。

 

 

37才といい年になっても、

産んでくれた親から、ありのままを認めてもらえるというのは、

言い難い幸福感を感じていた。

 

(きっと、私たちが赤ん坊の時や、

生まれる前というのは、常にそうだったのかもしれない。)

 

 

介護の状況

 

(写真は、イメージ図です。)

 

一方、気持ちのことは脇においておいて、目の前には、この様な変化があった。

 

・2019年12月 父が倒れる。京都の病院で緊急手術

・2019年12月末〜 手術が終わり、運良く自宅近くのリハビリの病院に入院   

   (ここから数ヶ月後に、新型コロナウィルスが流行)

 

 4〜5ヶ月、リハビリ生活。 コロナの為、緊急事態宣言中は、母以外は面会不可。

 

・2020年5月末ごろ 父が退院し、自宅へ戻る。 *実家にて、自宅介護 

   (これに伴い、母が自宅を父が住めるようにリフォーム工事)

 

・2020年5月末〜現在 

 *実家にて、自宅介護。 ショートスティやデイケアなど。 

 

この4〜5ヶ月で、父と母は人生が激動した。

 

 

父はリハビリの病院で入院中、

「自宅に帰りたい」など、沢山の涙を流していたと、母から聞いた。

 

 

 

僕は、頸椎を怪我したから、父は車椅子生活かと思っていたが、甘かった。

 

 

実際は、(車椅子さえ自分で乗れない状態)のため、人の補助なしでは、

 

・ベッドに入ること、ベッドから出ること

・もちろん、車椅子からの乗り降り

 

は出来ないし、

 

・洋服を脱いで、着ることも人の補助が必要という状態。

 

 

当たり前だが、

 

・お風呂だけでなく、

・トイレで用を足すことも自力で出来ない。

 

下の世話を、誰かにお願いするというのは、

本当に大人には辛すぎることだと思う。 

 

 

(意識と頭脳はしっかりしているので、会話は普通に出来ます。)

 

 

身長175センチくらいで、体重が78kg〜80kgあり、ふっくらしていたと父の体は、60kgくらいになっていた。

 

 

 

怪我をする前は、

精力的に仕事をして、お酒をのみ、休日はゴルフをしていた父だが、

当たり前だが、以前とは別人になっていた。

 

 

また、更に辛かったのが、

 

入院最初の頃は、

 

父は、「リハビリを頑張って、車椅子になってでも、仕事には復職したい」

 

と話をしていたが、

 

数ヶ月後には、

 

「復職は無理で、退職する」

と父が決めた時には、涙が出た。

 

きっと、父自身が一番悔しかったと思う。

 

(根性、やる気、精神論を語れば語るほど、虚しさを覚えるような現実があった。)

 

 

 

そして、少し後になるが、父が退院後に自宅で、

 

「こんな生活がずっと続くと思うなら、早く死にたい」

 

ということもあるが、僕には何もできない。

 

 

父から、

 

「雄一、お母さんのことは、宜しく頼む」

 

ということを言われた時は、悩む。

 

 

 

また、僕も少しは、自分の家族と共に実家に戻り、父の介護を手伝うことを頭によぎるが、

 

自分も仕事が手につかなくなる上に、

 

結局、根本的には何も解決にならないとわかるので、冷静に今の自分の生活を選ぶ自分もいた。

 

 

そして、もう、父は、当時65才だが、

肉体だけでなく、精神も変わり果てたのか・・・

 

 

そう思うことが多々あった。

 

母も、父が肉体だけでなく精神も変化するのは辛かったと思う。

 

(*余談ですが、妹夫婦が実家の近くに住んでいることは、本当にありがたいことだった。)

 

 

ちなみに、一度、父のこれからの生活の方針や、

実家の財務状況などに関して、

 

実家に僕が帰省する前に、

母と電話越しに口論になったことがあった。

 

 

 

 

 

母から電話越しに、

「あんたなんか、もう実家に戻ってくるな!」

と言われたことがあった。

 

 

そして、父は、母に介護をしてもらっている手前、

母に異論をとなえる力はなく、

 

 

社交辞令の様に、父から、

「事情により、今回の帰省は見送ってください。」

という事務的なLINEがきたことがあった。

 

 

 

 

母と父のLINEに、

「そんなこと、親から言われたら悲しすぎるよ・・・」

と、一瞬LINEを送った。

 

 

 

しかし、ふと我に帰り、

(こんなLINEを送っても、父も母も困るし、父にはどうしようも出来ない)

と、思い、LINE送信を取り消した。

 

 

しかし、このわずか5分くらいの時間だが、

父が僕のLINEを見ていたようで、

父からLINEが来た。

 

 

そこには、こう書かれていた。

 

 

父「雄一は、お父さんの大事な息子です。」

 

 

 

僕はこの時に、涙が溢れ出た。

 

 

父は怪我をして、もはや自力では歩くことも出来ない。体重も激減した。

 

 

だけど、そんな中でも、一回でも、僕が悲しんでいる時に、守ってくれた。

 

 

僕の中で、中学1年生の時に、

震災で怖かったけれど、今回は父に助けてもらった。

そんな感覚があった。

 

 

父は怪我していても、心の中では、僕のヒーローなんだと、一回でも思えた。 

 

(これも、思い出しても涙でてくるし、

書いていても、涙出てくる。)

 

 

中学一年生以来、助けて欲しいと思っていた心は、

ここで救われた、そんな感覚だった。

 

 

少しずつ、少しずつ

 

(もう、親父は十分に頑張った。

 

子供の時は、勉強しなくて叩かれたりで

大嫌いだったけど、

 

僕は父のことが好きだし、

 

父は身体がボロボロでも、僕を守ってくれた。

 

もう、これで十分だろう。) と、思う様になった。

 

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

父の怪我の後、年に2〜3回、帰省する中で、時に父と30分くらい

二人で会話するときがあり、

この時によくお互いの本音を話す様になった。

 

 

 

そんなある日、僕は、

・ふと気になっていたこと

・父が元気なうちに聞きたいことを聞こうとしていた。

 

 

実家のこれからの経済状況などもあるが、

大きな一つが、父方の祖父のことだった。

 

 

実は、父は、彼の父親を18歳か19歳の時にガンで亡くしていた。

 

 

だから、僕は、父方の祖父に会ったこともないし、

どういう人だったのかも、そういえばあまり聞いたことが無かった。

 

 

父にふと、

 

僕「お父さん、そういえば、僕のおじいちゃんって、どんな人だったの?」

 

と、何気なく、聞いてみた。

 

父が口を開いた。

 

 

父「僕のお父さん、

 

一正さんは

 

・・・

 

 

厳しい人やった。

 

 

 

僕はよく、叩かれたりもした。」

 

 

と、言った。

 

 

僕の全身がピンと緊張が走った。

 

 

 

僕自身、小学校高学年から、塾の宿題をサボったりしていて、

父からビンタされて鼻血が出る、

 

 

 

父がこわくて、

 

 

ドモリ・吃音になったからだ。

 

 

 

父も、同じ様な親子関係を抱えていたことを、僕は一瞬で悟った。

 

こうして、父の話が始まっていった。

 

 

つづく

 

 

PS: この時期に心配してご連絡をくださった皆様、心より御礼申し上げます。

 

また、普段、父を介護してくださっている方々をはじめ、

介護業界の方々、本当に皆様のお陰で多くの人が救われています。

 

 

【*余談ですが、介護には、家族がたどる心の状態が6段階あるそうです。

驚愕 → 否認 →  怒り →  抑うつ → 適応 →  再起 

また、怒り、抑うつ、再起とサイクルが日々変わることもあると。

 

介護家族の「こころ」がたどる6段階より 】